飲料・お酒の株主優待9選|100株の実質利回りランキング2026年版

2026年9月時点で、100株で飲料やお酒がもらえるのは37社です。そのうち買った年から受け取れて、金額が明記されているものに絞ると9社しか残りませんでした。

理由ははっきりしています。サッポロビール、カゴメ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、ブルボン。名前を知っている飲料メーカーのほとんどが、継続保有を条件にしているからです。

この記事は株主優待を出している1,653社を1社ずつ確認して作りました。データはすべて2026年9月時点のもので、次に当てはまるものは外しています。

外したもの 理由
継続保有が条件のもの 買った年にはもらえない。有名メーカーの多くがここに入る
金額が明記されていないもの 「ドリンクチケット5枚」など。1枚の価値が分からない
飲食店の割引券・食事券 飲料そのものではないため食事券の記事で扱う
抽選・申込が条件のもの 株を持っているだけではもらえない
周年記念・上場記念の優待 今回限りで、翌年はもらえない

飲料・お酒の株主優待を出している企業は37社ありましたが、上記の条件で調べると、買った年から飲料やお酒そのものを受け取れるのは9社となった形です。

この記事でわかること

該当した全9社を1社ずつ解説
有名な飲料メーカーほど継続保有が条件という事実
・サッポロ・カゴメ・コカ・コーラの条件を一覧で比較
選択制でどのコースを選ぶかで金額が2倍変わる話
買った年はもらえない8社の存在
・飲料の優待に固有の受け取りと保管の問題
・優待と配当を合わせた総合利回りを計算できるツール

※ この記事は制度とデータの解説であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。優待の内容は変更されることがあるため、購入前に各社のIR情報で確認してください。

今回のランキングの決め方

今回の順位に関しては以下の条件のもとで計算してランキング化した形です。

項目 条件
銘柄数 株主優待を出している1,653社を1社ずつ確認
株数 100株(最低単元)でもらえるものだけ
保有期間 買ったその年からもらえるものだけ
優待の性質 飲料・お酒そのものがもらえ、額面が明記されているもの
実質利回り 年間の額面 ÷(株価×100株)×100
株価 2026年9月1日の終値

37社を機械的に判定したあと、利回りが高い順に1社ずつ内容を読み直しています。判定の内訳は次のとおりです。

判定 社数 扱い
額面が円で書かれている 8社 上から順に目視で検算
継続保有が条件 8社 買った年はもらえない
内容が特定できない 15社 個別に読み直して振り分け
「◯枚」としか書かれていない 2社 利回りが出せないため対象外
抽選・申込・記念 3社 確実にもらえないため除外

他の株主優待サイトの一覧と最も違うのは、有名な飲料メーカーの優待が、なぜこの一覧に入っていないのかを説明している点です。

飲料・お酒の優待株9選

実質利回りの上位9社です。すべて100株・買った年からもらえる・額面が明記されているという条件を満たしています。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 実質利回り 権利確定
① ホクト(1379) 217,700円 4,000円 1.84% 3月
② 北海道コカ・コーラボトリング(2573) 409,500円 4,500円 1.10% 6月・12月
③ アシードホールディングス(9959) 97,600円 1,000円 1.02% 3月
④ キーコーヒー(2594) 203,400円 2,000円 0.98% 3月・9月
⑤ 梅乃宿酒造(559A) 117,300円 1,000円 0.85% 6月
⑥ 日本ロジテム(9060) 414,000円 3,000円 0.72% 3月
⑦ OATアグリオ(4979) 292,300円 2,000円 0.68% 12月
⑧ 伊藤園(2593) 327,300円 1,500円 0.46% 4月
⑨ 電業社機械製作所(6365) 571,000円 1,500円 0.26% 3月

9社しかないため、今回は該当した全社を掲載しています。利回りはすべて2%を下回りますが、これには理由があります。次の章で扱います。

【1位】ホクト(1379)1.84%

217,700円で年4,000円分
プライム/水産・農林業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

きのこの生産で国内最大手の会社です。3月末の株主は3つのセットから1つを選びます。

選ぶセットで金額が2倍以上変わります。健康セット(アガリクスドリンク等の詰合せ)が4,000円相当、レトルトセットが1,800円相当、きのこ・レトルトセットが1,400円相当です。

今回は金額が最も大きい健康セットで計算しています。きのこのセットを選ぶ場合、実質利回りは0.64%まで下がります。

【2位】北海道コカ・コーラボトリング(2573)1.10%

409,500円で年4,500円分
スタンダード/食料品 権利確定:6月・12月 継続保有の条件なし

北海道でコカ・コーラ製品を製造販売する会社です。3つのコースから1つを選びます。

① 5枚(25本分)4,500円相当、② 1ケース 4,224円相当、③ 22本入り 3,300円相当という内容です。今回は金額が最も大きい①で計算しています。

権利確定は6月末と12月末の年2回です。飲料は箱で届くため、受け取りと置き場所を先に考えておきたいところです。

【3位】アシードホールディングス(9959)1.02%

97,600円で年1,000円分
スタンダード/小売業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

自動販売機の運営と飲料製造を手がける会社です。3月末の株主は3つの選択肢から1つを選びます。

アルコール飲料1,000円相当、清涼飲料1,000円相当、QUOカードまたはデジタルギフト500円相当です。

飲料を選べばQUOカードの2倍の金額になります。投資額が9万円台とこの分野では最も手が届きやすく、金額でも上位に入ります。

【4位】キーコーヒー(2594)0.98%

203,400円で年2,000円分
プライム/食料品 権利確定:3月・9月 継続保有の条件なし

コーヒーの製造販売を手がける会社です。3月末と9月末にそれぞれ1,000円相当の詰合せが届きます。年間では2,000円相当です。

2026年3月末の内容は「ドリップ オン 京都イノダコーヒ オリジナルブレンド」と「KEY DOORS+ JET BREW」(8杯分)と案内されています。

コーヒーを日常的に飲む人であれば、額面をそのまま消化しやすい優待です。

【5位】梅乃宿酒造(559A)0.85%

117,300円で年1,000円分
スタンダード/食料品 権利確定:6月 継続保有の条件なし

奈良の日本酒メーカーです。6月末の株主に1,000円相当のEC利用券が届きます。

この分野では数少ない、酒蔵そのものの銘柄です。1年以上保有すると2,000円相当に増えます。

EC利用券のほかに、日本酒や蔵見学会も優待の内容に含まれています。詳しい条件は企業のIR情報で確認してください。

【6位】日本ロジテム(9060)0.72%

414,000円で年3,000円分
スタンダード/陸運業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

物流を手がける会社です。3月末の株主に3,000円相当の取引先商品が届きます。

中身は飲料・ビール・乾麺などです。物流会社が取引先の商品を優待にする形で、飲料メーカーではないのに酒類が届く珍しい例です。

金額は3,000円相当と、この9社の中では2番目に大きくなっています。

【7位】OATアグリオ(4979)0.68%

292,300円で年2,000円分
スタンダード/化学 権利確定:12月 継続保有の条件なし

農薬を手がける会社です。12月末の株主は6つの選択肢から1品を選びます。

リンゴジュース2本セット、オレンジジュース(紅まどんな)1本のほか、グループ商品2,500円相当やフラワーギフト券2,000円相当も選べます。

今回はフラワーギフト券の2,000円で計算しています。ジュースを選ぶ場合の金額は明示されていないため、企業の案内で確認してください。

【8位】伊藤園(2593)0.46%

327,300円で年1,500円分
プライム/食料品 権利確定:4月 継続保有の条件なし

「お~いお茶」で知られる会社です。4月末の株主に1,500円相当の自社製品詰合せが届きます。

権利確定が4月末という点は、今回調べた13テーマの中でもかなり珍しい月です。3月や9月の銘柄と組み合わせると、受け取る時期を分散できます。

緑茶とジュースが中心で、日常的に消費できる内容です。

【9位】電業社機械製作所(6365)0.26%

571,000円で年1,500円分
スタンダード/機械 権利確定:3月 継続保有の条件なし

ポンプの製造を手がける会社です。3月末の株主に1,500円相当の静岡茶が届きます。

機械メーカーがお茶を配るという、この分野では異色の組み合わせです。

投資額が57万円台と大きいため利回りは0.26%にとどまりますが、飲料の優待としては金額が明確な部類です。

有名な飲料メーカーほど継続保有が条件だった

この分野を調べていて最も驚いたのがここです。名前を知っている飲料メーカーの優待は、そのほとんどが継続保有を条件にしていました。

銘柄(コード) 内容 条件
サッポロビール(2501) 電子クーポン1,000ポイント 1年以上の保有が条件
カゴメ(2811) 2,000円相当の詰合せ 半年以上の保有が条件
コカ・コーラ ボトラーズジャパン(2579) ドリンクチケット5枚 6か月以上の保有が条件
ブルボン(2208) 1,200円相当の詰合せ 6か月以上の保有が条件
ヤクルト本社(2267) 乳製品または飲料・乾麺 3年未満の区分あり。買った年から受け取れる

37社のうち8社が継続保有を条件にしています。これは今回調べた13テーマの中でも高い比率です。

🔵 理由は優待品の性質にあると考えられます。飲料は箱単位で送る必要があり、1人あたりの送料と梱包の負担が金券より重くなります。短期で売買する株主にまで送るのは企業にとって割に合わない、という事情が働きやすい分野です。

🔴 だから「サッポロビールの優待が欲しい」と思って買っても、その年の権利確定日には何も届きません。1年持ってはじめて対象になります。

選ぶコースで金額が2倍変わる

飲料の優待でもう1つ特徴的なのが、選択制の多さです。今回の9社のうち4社が複数の選択肢を用意しています。

銘柄 選択肢 金額の差
ホクト(1379) 健康セット4,000円 / レトルト1,800円 / きのこ1,400円 約2.9倍
アシードHD(9959) アルコール飲料1,000円 / 清涼飲料1,000円 / QUOカード500円 2倍
北海道コカ・コーラ(2573) 25本分4,500円 / 1ケース4,224円 / 22本入り3,300円 約1.4倍
OATアグリオ(4979) グループ商品2,500円 / フラワーギフト券2,000円 / ジュース各種

ホクト(1379)は健康セットを選ぶかきのこセットを選ぶかで、金額が2.9倍変わります。実質利回りにすると1.84%と0.64%です。

🔴 優待の一覧サイトでは、たいてい金額が最も大きいコースで利回りが計算されています。この記事も同じ方法をとっていますが、きのこが欲しくてホクトを買った人にとっては、表の数字は実態と合いません。

選択制の銘柄では、「自分が選ぶコースの金額」で計算し直してください。この記事の後半に置いた計算ツールで、その場で確認できます。

飲料の優待に固有の受け取りと保管の問題

金券やギフト券にはない、この分野だけの手間があります。

買う前に考えること

箱で届く(1ケースや25本分といった単位。受け取りに在宅が必要)
置き場所が要る(飲料は重く、かさばる)
賞味期限がある(飲み切れる量かどうか)
④ お酒の場合、飲まない人には価値が生まれない
⑤ 届くのは権利確定から2〜4か月後

とくに「1ケース」という単位は、24本前後が一度に届くという意味です。北海道コカ・コーラボトリング(2573)のコース②がこれに当たります。

クオカードなら郵便受けに入りますが、飲料はそうはいきません。不在が多い人は、届く時期を企業の案内で先に調べておいてください。

🔵 逆に、コーヒーやお茶のように軽くて日持ちするものは扱いやすい部類です。今回の9社では、キーコーヒー(2594)、伊藤園(2593)、電業社機械製作所(6365)がこれに当たります。

買った年にはもらえない8社がある

飲料・お酒の優待では、継続保有を条件にしている企業が8社ありました。これは今回の37社のうち約22%にあたる水準です。

書かれ方 意味
【1年未満保有】1,000円 /【1年以上保有】3,000円 買った年から1,000円分もらえる
【1年以上保有】3,000円相当 買った年はもらえない
【初年度】3,000円 /【2年目以降】3,500円 買った年から3,000円分もらえる
備考に「◯年以上継続保有した株主に限る」 内容欄ではなく備考にしか書かれていないことがある

見分け方は「未満」または「初年度」という言葉があるかどうかです。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。「1年以上保有」しか書かれていなければ、初年度は対象外です。

🔴 この分野は継続保有の条件が特に多く、37社のうち8社が該当しました。有名メーカーを狙うなら、買ってから1年は持ち続ける前提で考える必要があります。仕組みは長期保有優遇とは?で詳しく解説しています。

権利確定月は3月と9月に集中している

飲料・お酒の優待を出している37社の権利確定月を数えると、3月と9月に偏っています。

権利確定月 社数 分布
3月 16社 ■■■■■■■■■■■■■■
9月 10社 ■■■■■■■■■
12月 6社 ■■■■■
6月 4社 ■■■■
2月 3社 ■■■
5月 2社 ■■
8月 2社 ■■
4月 1社
7月 1社
1月 1社
11月 1社

3月と9月だけで、のべ26社に達します。この2か月に買いが集中するため、権利付最終売買日に向けて株価が上がり、権利落ち日に下がる動きが出やすくなります。

今回の9社では、伊藤園(2593)の4月末が目を引きます。4月に権利確定日を置く企業は全体でもごくわずかで、3月・9月の銘柄と組み合わせると受け取る時期を分散できます。いつ買えばよいかは権利確定日とは?で整理しています。

ほかの飲料・お酒優待を探す

今回の記事で扱ったのは該当した9社です。残りの銘柄は投資額や権利確定月で絞り込めるようにしてあります。

条件で絞り込む

100株で買える株主優待の検索ページ
優待の種類・投資額・権利確定月・業種で絞り込めます。
「飲料・お酒」のカテゴリを押すと、該当する銘柄だけが表示されます。

投資額を10万円以下に限定したい場合は投資金額10万円以下の株主優待、100株に届かない資金で始めたい場合は単元未満株でもらえる株主優待もあります。

自分の条件で総合利回りを計算する

株価は毎日動くので、この一覧の利回りも日々変わります。いま検討している銘柄の数字を入れて計算できるツールを置いておきます。配当も合わせた総合利回りが出ます。

株主優待の総合利回り計算ツール

株価と優待額を入れると、優待利回り・配当利回り・その合計を同時に計算します。数値を変えるとその場で計算し直します。





投資額 97,600円
年間の優待額 1,000円
年間の配当額(税引前) 3,000円
優待利回り 1.02%
配当利回り 3.07%
総合利回り 4.10%

優待と配当を合わせた総合利回りが3%を超えると、高めの水準にあたります。

※ 優待利回り=年間の優待額÷投資額×100 / 配当利回り=1株あたり配当×株数÷投資額×100
※ 配当は税引前です。実際には約20.315%が源泉徴収されます。優待の金額換算は自分にとっての価値で見積もってください。

初期値はアシードホールディングス(9959)の株価と、アルコール飲料を選んだ場合の金額を入れてあります。飲料の優待は選択制が多いため、自分が選ぶコースの金額に置き換えて入力してください。

飲料・お酒の優待で失敗する4つの理由

ここまで実質利回りで並べてきましたが、この数字だけで銘柄を選ぶと外します。理由は4つあります。

理由① 優待は企業の判断でいつでも廃止できる

株主優待は法律で義務づけられた制度ではありません。企業が「やめます」と発表すればその時点で終わります。

今回調べた1,653社のうち、優待の廃止や見送りを開示していた企業が11社ありました。直近では2026年8月24日にコンヴァノ(6574)、2026年2月13日にザ・パック(3950)が廃止を開示しています。

この分野では「継続保有の条件が後から追加される」変更に注意が必要です。サッポロビール(2501)やコカ・コーラ ボトラーズジャパン(2579)のように、条件つきに切り替わった企業があります。いま条件がない銘柄でも、来年も同じとは限りません。

理由② 実質利回りは株価が下がると自動的に上がる

実質利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算します。優待の金額は固定なので、株価が下がるほど利回りは自動的に上がります。

株価 投資額(100株) 年2,000円分の利回り
2,000円 200,000円 1.00%
1,000円 100,000円 2.00%
500円 50,000円 4.00%

この分野は9社すべてが2%を下回っており、利回りの差はほとんど株価の差です。飲料メーカーは業績が安定していて株価も高めのため、優待の金額に対して分母が大きくなります。

優待をもらうために、株価の下落でそれ以上を失っては意味がありません。利回りが極端に高い銘柄を見つけたときは、まず「なぜ株価がここまで下がっているのか」を業績で確認してください。

理由③ 選択制のコースで金額が変わる

飲料の優待に固有の問題がこれです。同じ銘柄でも、選ぶコースで受け取る金額が変わります。

ホクト(1379)は健康セットなら4,000円相当、きのこ・レトルトセットなら1,400円相当です。実質利回りは1.84%と0.64%で、3倍近い開きがあります。

優待の一覧では金額が大きいコースで計算されるのが普通ですが、その金額が自分にとっての価値とは限りません。アガリクスドリンクを飲まない人にとって、4,000円相当という表示に意味はありません。

🔵 選択制の銘柄では「自分が選ぶコース」で利回りを計算し直してください。この記事の計算ツールに、そのコースの金額を入れれば確認できます。

理由④ 優待は原則として課税の対象になる

株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。「優待は非課税」という説明を見かけることがありますが、正確ではありません。

給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があります。優待だけで年20万円を超えることはまれなので、結果として申告不要になっている人が多い、というのが実態に近いです。

ただし他に副収入がある場合は合算で判定されます。また住民税には20万円の基準がないため、自治体によって扱いが異なります。優待の金額換算は優待利回りとは?でも触れています。

飲料・お酒の株主優待に関するよくある質問

サッポロビールやカゴメの優待はもらえないのですか
もらえますが、買った年には届きません。サッポロビール(2501)は1年以上、カゴメ(2811)は半年以上の継続保有が条件です。条件を満たしてはじめて対象になります。今回のランキングは「買った年から受け取れるもの」に絞っているため、これらは含めていません。
なぜ飲料メーカーは継続保有を条件にするのですか
企業が理由を公表しているわけではありませんが、飲料は箱で送る必要があり、1人あたりの送料と梱包の負担が金券より重くなります。短期で売買する株主にまで送る負担を避けたい、という事情が働きやすい分野だと考えられます。
お酒の優待はお酒を飲まない人でも申し込めますか
申し込めますが、価値は生まれません。今回の9社では、アシードホールディングス(9959)がアルコール飲料と清涼飲料のどちらかを選べます。お酒を飲まない場合は清涼飲料を選ぶことになります。
選択制のコースはどれを選ぶのが得ですか
金額だけで見れば大きいコースですが、使わないものを選んでも価値は生まれません。ホクト(1379)は健康セットが4,000円相当、きのこセットが1,400円相当ですが、きのこが欲しい人にとっては後者のほうが価値があります。
飲料はどのように届きますか
箱で届くのが一般的です。北海道コカ・コーラボトリング(2573)のコース②は1ケース、コース①は25本分という単位です。受け取りに在宅が必要になることが多く、置き場所も考えておく必要があります。
優待はいつ届きますか
権利確定日から2〜4か月後が一般的です。3月末が権利確定日なら6月から7月にかけて届きます。飲料には賞味期限があるため、届いてから飲み切れる量かどうかを先に確認しておきたいところです。
権利確定日の直前に買っても優待はもらえますか
権利付最終売買日までに買えばもらえます。これは権利確定日の2営業日前です。ただしこの分野は継続保有が条件の銘柄が多く、37社のうち8社が該当します。買う前に「1年以上保有」「半年以上保有」という記載がないか必ず確認してください。
優待だけを狙って権利日前後で売買する方法はありますか
現物買いと信用売りを同時に行うクロス取引という手法があります。ただし継続保有が条件の銘柄では、権利日だけ持っていても優待は届きません。仕組みと費用はクロス取引とは?で解説しています。

まとめ

飲料・お酒の株主優待を100株の実質利回りで整理しました。有名なメーカーほど継続保有が条件になっている、という点が要点です。

この記事のポイント

・飲料・お酒の優待を100株で出しているのは37社
・そのうち買った年から受け取れて金額が明記されているのは9社だけ
サッポロ・カゴメ・コカ・コーラ・ブルボンはすべて継続保有が条件
8社が継続保有を条件にしている
・選択制が多く、選ぶコースで金額が最大2.9倍変わる
・箱で届くため受け取りと置き場所を考える必要がある
・権利確定は3月16社・9月10社。伊藤園の4月は珍しい

飲料・お酒の優待は、買った年の利回りで比べると選択肢が9社まで狭まります。有名メーカーを狙うなら、1年持ち続ける前提で考えるのが現実的です。

他の種類の優待と比べたい場合は自社製品の株主優待10選食事券の株主優待10選クオカード優待株10選、条件で絞り込みたい場合は100株で買える株主優待の検索ページをご覧ください。

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