
株主優待は、権利が確定する月からさがすのが1番早い方法です。ほしい優待が見つかっても、権利確定月が半年先なら、それまで株価の変動を引き受けることになります。
このページには2つのさがし方を置いています。1月から12月までの月別ランキングと、1,106社を金額・時期・種類で絞り込める検索ツールです。
このページでできること
・次の権利日まであと何日かを、開いた日に合わせて表示
・投資額・優待の種類・権利確定月から条件を指定してさがす
・権利確定が3月と9月に集中していることの意味
・買うのはいつまでか(権利付最終売買日の数え方)
権利確定月からさがす
探したい月を選んでください。どの月も、実際にもらえる額面を1社ずつ確認したうえで実質利回り順に並べています。
| 権利確定月 | 優待の社数 | 全体に占める割合 | 次の権利付最終売買日 |
|---|---|---|---|
| 1月の株主優待 | 38社 | 2.3% | 2027年1月27日(水) |
| 2月の株主優待 | 152社 | 9.2% | 2027年2月24日(水) |
| 3月の株主優待 | 863社 | 52.2% | 2027年3月29日(月) |
| 4月の株主優待 | 35社 | 2.1% | 2027年4月27日(火) |
| 5月の株主優待 | 44社 | 2.7% | 2027年5月27日(木) |
| 6月の株主優待 | 155社 | 9.4% | 2027年6月28日(月) |
| 7月の株主優待 | 41社 | 2.5% | 2027年7月28日(水) |
| 8月の株主優待 | 130社 | 7.9% | 2027年8月27日(金) |
| 9月の株主優待 | 460社 | 27.8% | 2026年9月28日(月) |
| 10月の株主優待 | 39社 | 2.4% | 2026年10月28日(水) |
| 11月の株主優待 | 48社 | 2.9% | 2026年11月26日(木) |
| 12月の株主優待 | 229社 | 13.9% | 2026年12月28日(月) |
社数は「その月に権利が確定する優待を出している会社の数」です。1,653社を対象に集計しました(2026年9月時点)。各記事では、この社数からさらに「100株で買えて、買ったその年からもらえて、額面がはっきりしているもの」だけを選び直しています。
権利確定が3月と9月に集中している
12か月に均等に散らばってはいません。3月と9月の2か月だけで、優待を出している会社の80.0%を占めます。
| 権利確定月 | 優待の社数 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 3月 | 863社 | 52.2% |
| 9月 | 460社 | 27.8% |
| 12月 | 229社 | 13.9% |
| 6月 | 155社 | 9.4% |
| 2月 | 152社 | 9.2% |
| 8月 | 130社 | 7.9% |
| 11月 | 48社 | 2.9% |
| 5月 | 44社 | 2.7% |
| 7月 | 41社 | 2.5% |
| 10月 | 39社 | 2.4% |
| 1月 | 38社 | 2.3% |
| 4月 | 35社 | 2.1% |
3月と9月は選択肢が多いかわりに、権利落ち日の下落も大きくなりやすくなります。配当の権利確定も同じ月に集中するため、優待と配当の両方が一度に落ちます。
逆に4月は35社しかありません。選択肢が少ない月は比較の対象が限られるので、無理にその月で探すより、権利確定月をまたいで探すほうが条件の良いものに当たります。
12か月ぶんの社数を足すと2,234社になり、優待を出している1,653社の1.35倍です。差の分だけ、1年に2回権利が確定する会社があります。
株主優待を検索する
検索できる優待の種類
優待の内容から13種類に分類しています。1つの銘柄が複数の種類にまたがることもあります(クオカードと食事券が選択制になっている、など)。
| 種類 | 100株で対象になる社数 |
|---|---|
| クオカード | 321社 |
| 割引券・優待券 | 319社 |
| ポイント・デジタルギフト | 191社 |
| その他 | 155社 |
| 自社製品 | 154社 |
| 食事券 | 126社 |
| ギフト券・商品券 | 119社 |
| 寄付 | 102社 |
| 施設利用・招待 | 101社 |
| カタログギフト | 79社 |
| 飲料・お酒 | 63社 |
| お米 | 43社 |
| 美容・健康 | 31社 |
株主優待とは?配当金との違い
株主優待(読み方:かぶぬしゆうたい)
企業が株主に対して、感謝の意味で自社製品や割引券、クオカードなどを贈る制度です。日本独自の慣行で、海外では一般的ではありません。
配当金と混同されやすいので、違いを整理します。
| 比較項目 | 株主優待 | 配当金 |
|---|---|---|
| 受け取るもの | 商品・割引券・金券など | 現金 |
| 実施義務 | ない(企業の任意) | ない(ただし方針を開示する企業が多い) |
| 保有株数による差 | 段階的(100株/500株など) | 株数に比例 |
| 課税 | 原則なし(雑所得となる場合あり) | 20.315% |
| 100株だけ持つ場合 | 相対的に有利 | 株数どおり |
※ 優待品の課税関係は内容や金額によって扱いが異なります。判断が必要な場合は税務署または税理士にご確認ください。
最後の行が重要です。優待は株数に比例しないため、100株だけ持つ形が1番効率がよくなります。1,000株持っても優待品が10倍になるわけではありません。
これが「100株でもらえる優待」というくくりが成立する理由です。少額の資金でも優待の恩恵をフルに受けられるのが、優待投資の特徴です。
もらうまでの3ステップ(日付の数え方が要点)
条件はシンプルですが、日付に独特のルールがあります。ここを間違えると1日ずれてもらえません。
多くは3月末・9月末ですが、2月・8月の企業もあります。必要株数は100株が基本ですが、500株以上という銘柄もあります。
配当金と同じころに発送されることが多くあります。権利落ち日に売却しても優待は受け取れます。
| 日付 | やること | 優待 |
|---|---|---|
| 権利付最終売買日 | 大引けまで保有している | もらえる |
| 権利落ち日 | この日に売ってもよい | もらえる |
| 権利確定日 | この日に買っても遅い | もらえない |
「権利確定日に買えばいい」という誤解が最も多いところです。買うのは2営業日前、売るのは翌日以降で構わない。この順番を覚えておいてください。
なお、この「2営業日前」というルールは2019年7月16日の約定分から適用されています。それ以前は3営業日前でした。古い解説記事には3営業日前と書かれたものが残っているので注意してください。
絞り込みの使い方
条件は組み合わせられます。よく使う探し方を挙げておきます。
| 探したいこと | 設定する条件 | 結果 |
|---|---|---|
| 少額で始めたい | 投資額「5万円まで」 | 123社 |
| 買った年からもらいたい | 「買った年からもらえるものだけ」にチェック | 887社 |
| 10万円以内のクオカード | 種類「クオカード」+投資額「10万円まで」+「買った年からもらえるものだけ」 | 74社 |
| 3月の権利確定を逃したくない | 権利確定月「3月」 | 573社 |
| 特定の銘柄を調べたい | キーワード欄に社名か証券コードを入力 | 該当する銘柄 |
結果は投資額の少ない順に並びます。200社を超える場合は上位200社までを表示するので、条件を足して絞り込んでください。
この検索が他の一覧と違うところ
優待の一覧サイトは他にもありますが、このページは3つの点で条件の設計が違います。
| 違い | 中身 |
|---|---|
| ① 優待銘柄数を明示している | 日本取引所グループの「東証上場銘柄一覧」に載る日本株のうち、株主優待を実施している1,653社を調査。100株で対象になるのが1,106社 |
| ② 買った年にもらえるかで絞れる | 「1年以上の保有」が条件の銘柄を除外できます。利回りの数字だけを見ていると、買った年は何ももらえないことに気づきません |
| ③ 投資額が実際の株価で出る | 2026年9月1日の終値×100株で計算。「必要な金額」から探せます |
使うときに気をつけること
この検索は出発点として使うもので、これだけで買う判断をするものではありません。
優待クロス(つなぎ売り)で逆日歩が4倍になる罠
権利落ちによる株価下落を打ち消す手法があります。現物買いと信用売りを同時に建てるつなぎ売り、いわゆる優待クロスです。
ただし制度信用取引で売建すると、権利付最終売買日は逆日歩の最高料率が4倍になります。
| 条件 | 最高料率の倍率 |
|---|---|
| 権利落日の6営業日前〜2営業日前 | 2倍 |
| 権利落日の前営業日(権利付最終売買日) | 4倍 |
| 注意喚起通知銘柄と重複した場合 | 8倍 |
| 極めて異常な貸株超過状態 | 10倍 |
※ 出典:日本証券金融「品貸入札、逆日歩、最高料率、応札ランク」。2026年8月時点。
優待の価値が3,000円の銘柄で、逆日歩が数万円になることがあります。優待利回りの計算に逆日歩は入っていません。
優待クロスをするなら一般信用の売建。これが唯一の安全策
人気銘柄の一般信用の在庫は、権利確定月の早い時期になくなります。狙う銘柄が決まっているなら、権利日の直前ではなく早めに手当てしてください。
なお、長期保有条件がある銘柄ではクロス取引が使えないことがあります。継続保有の判定に株主番号が使われる場合、いったん売却すると条件を満たせなくなります。条件の内容は企業のIR情報で確認してください。
種類からさがす
もらえるものが決まっているなら、月ではなく種類からさがすほうが早いです。クオカードのように額面がそのまま価値になるものと、割引券のように使わなければ0円のものとでは、同じ「利回り10%」でも意味が違います。
クオカード・ギフト券・割引券・ポイント・食事券・カタログ・自社製品・旅行・飲料など、種類別のランキングは株主優待ランキングにまとめています。タブを押すと種類ごとの銘柄が切り替わります。
株主優待の探し方に関するよくある質問
まとめ
このページの要点
・12か月の合計は2,234社=1.35倍。差の分が年2回もらえる会社
・買うのは権利確定日ではなく権利付最終売買日の大引けまで
・1番少ないのは4月の35社。月をまたいで探すほうが条件は良くなる
・金額・種類から絞りたいときは1,106社の検索ツール
時期から決めるなら上の12か月のマスから、種類から決めるなら株主優待ランキングから見ていくと早く絞り込めます。

