米国株の配当金はいつ入る?権利落ち日から日本の口座に入金されるまでの日数、証券会社ごとの入金日、手取りの計算【2026年版】

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米国株の配当金は、会社が決めた支払日(Payment Date)に米国で支払われ、日本の証券口座にはその1〜2国内営業日後に入金されます。権利落ち日の前日までに株を持っていれば受け取れます。権利落ち日から支払日までは2〜4週間ほどかかるのが一般的です。入金日は証券会社で違います。楽天証券は現地支払日の1国内営業日後、松井証券は翌々国内営業日以降と案内しています。

この用語の要点
  • 流れは4段階です。宣言日 → 権利落ち日(=権利確定日)→ 支払日(権利落ち日の2〜4週間後が多い)→ 日本の口座に入金(支払日の1〜2国内営業日後)
  • 入金日は証券会社で違います。楽天は現地支払日の1国内営業日後、SBIはおおむね1〜2国内営業日後です。マネックスは最短2営業日、松井は翌々国内営業日以降です。年末年始や連休をはさむと1週間近くかかります
  • 手取りは約71.7%です。100ドルの配当なら米国で10ドル、日本で18.28ドルが引かれて71.72ドル(NISAなら90ドル)。主要100銘柄のうち配当を出すのは65社で、ほとんどが年4回です

配当が届くまでの4つの日付と日数

米国企業の配当は、取締役会が金額と日程を発表してから、次の順で進みます。日付は各社のプレスリリースや証券会社の銘柄情報に載っています。

段階英語何が起きるか日数の目安
宣言日Declaration Date配当額・権利確定日・支払日を発表—
権利落ち日Ex-Dividend Dateこの日以降に買った株には配当が付かない。T+1決済のため権利確定日と同じ日宣言日の1〜4週間後が多い
支払日Payment Date会社が米国で配当を支払う権利落ち日の2〜4週間後が多い
日本の口座に入金—証券会社が受け取り、税金を引いて口座に入れる支払日の1〜2国内営業日後

配当をもらう条件がそろってから実際に口座に入るまで、おおむね3〜5週間かかる計算です。権利落ち日の前営業日までに買えば配当が付き、権利落ち日に売っても配当は受け取れます。日付の決まり方の詳細は権利落ち日(Ex-Dividend Date)とT+1決済の記事で説明しています。

米国の支払日は米国の日付です。日本は米国より13〜14時間進んでいるので、米国で支払日の朝に入金されたお金が日本の証券会社で処理されるのは、早くても日本の翌営業日になります。これが「1〜2国内営業日後」の理由です。

証券会社ごとの入金日と連休をはさむときの日数

主要なネット証券が公式サイトで案内している入金のタイミングは次のとおりです(2026年9月29日確認)。

証券会社公式の案内現地支払日が火曜なら
楽天証券現地支払日から1国内営業日後(2024年12月2日から。それまでは2国内営業日後)水曜
SBI証券おおむね現地支払日から1〜2国内営業日後水曜〜木曜
マネックス証券現地支払日から最短2営業日で入金処理木曜ごろ
松井証券現地支払日の翌々国内営業日以降に反映木曜以降

各社とも「発行会社の支払い遅れや源泉税の確認で遅れることがある」と注記しています。日本の祝日や年末年始をはさむと、そのぶん入金は後ろにずれます。日本の営業日で数えると次のようになります。

現地支払日楽天(1国内営業日後)松井(翌々国内営業日)理由
金曜翌週の月曜翌週の火曜土日をはさむ
2026年12月30日(水)2027年1月4日(月)1月5日(火)12/31〜1/3が日本の休業日
2027年4月30日(金)5月6日(木)5月7日(金)5/3〜5/5の祝日

年末に米国で支払われた配当が、日本の口座には年明けに入ることがある点は覚えておくと安心です。どの年の配当として扱われるかは、証券会社の年間取引報告書で確認してください。

入金日の案内は、楽天証券の2024年10月18日のお知らせと、SBI・マネックス・松井のFAQの文言によります。曜日の例は日本の祝日と年末年始(12/31〜1/3)の休業日から数えたもので、個別の遅れは入れていません。

主要100銘柄の配当は年何回か

決算日を追っている米国株100銘柄について、各社がSECに出した決算書類に直近15か月の1株配当が載っているかを調べました。

区分社数例
四半期ごと(年4回)63社アップル・マイクロソフト・コカ・コーラ・JPモルガン
毎月1社リアルティ・インカム(O)
年2回1社ディズニー
無配(配当なし)35社アマゾン・テスラ・バークシャー・ハサウェイ・パランティア

100銘柄のうち配当を出しているのは65社で、そのほとんどが年4回でした。日本株の多くが年2回(中間・期末)なのと比べると、同じ年間配当でも入金の回数が2倍になります。業種別では差がはっきり出ます。

業種(当サイトの分類)配当を出す会社割合
エネルギー5社中5社100%
小売3社中3社100%
通信2社中2社100%
ヘルスケア10社中9社90%
消費財7社中6社86%
資本財5社中4社80%
半導体12社中9社75%
金融14社中10社71%
外食3社中2社67%
メディア2社中1社50%
テクノロジー13社中6社46%
宇宙・防衛5社中2社40%
自動車・EV5社中2社40%
ソフトウェア11社中3社27%

エネルギー・小売・通信・ヘルスケアはほぼ全社が配当を出す一方、ソフトウェアや成長株の多い業種は無配の会社が多く、配当目的なら業種で候補がかなり絞られます。

調べたのは決算カレンダーの100社です。科目はCommonStockDividendsPerShareDeclaredとCommonStockDividendsPerShareCashPaid、期間は2025年6月末以降に終わる決算期です。第1〜3四半期のうち3回以上に値がある会社を四半期配当としました。値が2回以下の8社(KO・XOM・CAT・LLY・PFE・WMT・BKNG・PYPL)は、各社の配当発表で四半期と確かめています。毎月と年2回は決算データでは区別できないので、会社の案内で分けました。ボーイング・インテルは配当停止中のため無配に入れています(2026年9月29日時点)。

入金額の計算:税引き後の手取り

米国株の配当には、米国と日本の2回税金がかかります。証券会社が自動で差し引くので、口座に入るのは手取りの金額です。

課税口座(特定口座)NISA口座
配当(税引き前)100.00ドル100.00ドル
米国の源泉徴収10%−10.00ドル−10.00ドル
日本の税金20.315%(米国分を引いた後の額に)−18.28ドル0ドル
手取り71.72ドル90.00ドル

たとえば四半期配当0.53ドルの株(コカ・コーラの2026年の四半期配当)を100株持っていると、1回の配当は53ドルです。課税口座での手取りは約38.01ドルになります。米国で引かれた10%は、確定申告で外国税額控除を使うと一部を取り戻せます(NISAでは使えません)。米国の源泉徴収を10%にするにはW-8BENの提出が前提です。

配当は米ドルで入金されるのが基本で、円に替えるときは各社の米ドル→円の為替手数料がかかります。手取り71.72ドルを円に替えるときのコストを、各社の1ドルあたりの手数料で計算しました。

証券会社米ドル→円の手数料手取り71.72ドルあたり
楽天証券0銭0.0円
松井証券0銭0.0円
SBI証券0銭0.0円
moomoo証券0銭0.0円
Woodstock(ウッドストック)0銭0.0円
ウィブル証券15銭10.8円
三菱UFJ eスマート証券20銭14.3円
マネックス証券25銭17.9円
DMM株25銭17.9円

配当1回あたりでは数円〜十数円です。とはいえ毎回円に替えるより、ドルのまま貯めて米国株の買付に回すほうが為替コストはかかりません。証券会社ごとの手取りの差はコスト&配当手取りシミュレーターで試算できます。

入金の確かめ方とよくあるつまずき

入金予定と実績は、各社の「配当金・分配金の履歴」「取引履歴」「入出金明細」で確認できます。楽天証券のように配当金の入金をメールで知らせるサービスもあります。

つまずき原因と対処
権利落ち日に買ったのに配当が来ない権利落ち日当日以降の買付には付かない。前営業日までに約定している必要がある
予定日を過ぎても入金されない発行会社の支払い遅れや源泉税の確認で遅れることがある。数営業日待ってから証券会社に問い合わせる
金額が思ったより少ない米国10%+日本20.315%が引かれている。NISAでも米国の10%は引かれる
円で入ると思っていたドルで入金される会社が多い。円での受け取りを選べるかは証券会社の設定を確認

年4回の配当を毎月受け取りたい場合は、支払月の違う銘柄を組み合わせます。支払月の型(1・4・7・10月など)は権利落ち日の記事、配当の再投資はDRIP(配当再投資)の記事にまとめています。

米国株・米国ETFの配当をNISAで受け取るなら

NISA口座で受け取る配当・分配金は日本の税金(20.315%)がかからず、米国で引かれる10%だけになります。売却益も非課税です。ただしNISAでは外国税額控除が使えず、米国の10%は戻りません。NISAで米国株・海外ETFを買うときの売買手数料は、下の4社とも無料です。

SBI証券NISAの米国株・海外ETFの売買手数料が無料。外貨決済の為替は0銭SBI証券の公式サイト
松井証券NISAの売買手数料が無料。為替は円貨決済でも0銭松井証券の公式サイト
楽天証券NISAの売買手数料が無料。為替は円貨・外貨とも0銭楽天証券の公式サイト
DMM株NISAの売買手数料が無料。日本株と同じアプリで米国株も買える。為替は片道25銭DMM株の公式サイト

10社の手数料・為替・NISA・時間外取引を並べた証券会社の比較もあります。内容は2026-09-24時点の各社公式ページによります。口座開設でアフィリエイト報酬を得る場合があります。

米国株の配当金の入金日に関するよくある質問

米国株の配当金は支払日の何日後に入金されますか?
日本の証券口座には、現地支払日の1〜2国内営業日後に入金されるのが一般的です。楽天証券は1国内営業日後、SBI証券はおおむね1〜2国内営業日後、マネックス証券は最短2営業日と案内しています。松井証券の案内は翌々国内営業日以降です。
配当をもらうには、いつまでに株を買えばいいですか?
権利落ち日の前営業日までに買って約定していれば受け取れます。2024年5月から米国株はT+1決済になり、権利落ち日と権利確定日が同じ日になりました。日本時間では前営業日の米国の取引終了(夏時間5時、冬時間6時)までの約定が目安です。
米国株の配当は年に何回ありますか?
多くは年4回(四半期ごと)です。主要100銘柄で調べると、配当を出す65社のうち63社が年4回でした。毎月が1社(リアルティ・インカム)、年2回が1社(ディズニー)です。
NISAで米国株の配当を受け取ると税金はかかりませんか?
日本の20.315%はかかりませんが、米国の源泉徴収10%は引かれます。NISAでは外国税額控除も使えないので、100ドルの配当なら手取りは90ドルです。

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執筆:(Pacific Stock編集長・専業投資家歴20年)
入金日は2026年9月29日時点の各証券会社の案内によります。個別の入金日は証券会社の画面で確かめてください。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄や証券会社の売買・口座開設を勧めるものではありません。当サイトは証券会社の口座開設などでアフィリエイト報酬を得る場合がありますが、比較の順位や数値には影響しません。最終更新2026-10-07。

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