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ハイカラとは

ハイカラ(読み方:はいから)

 

ハイカラとは、SBI証券が提供する「HYPER空売り(ハイパー空売り)」のことです。

HYPER空売りとは、通常の信用取引では空売りできない銘柄の中から、SBI証券が独自に銘柄選定して空売りを可能にしたサービスとなります。

HYPER空売りの返済期限は「当日」となっており、いわゆる「一日信用取引」の種類のひとつです。

一日信用取引とは

一日信用取引とは、返済期限が「当日」となっているデイトレード専用の信用取引のことです。
日計り信用と呼ぶこともあります。

ハイカラは通常空売りできない銘柄を一日信用取引の中で空売りできるサービスとなります。

ハイカラはSBI証券独自のサービスとなっているため、他の証券会社で利用することはできませんが、一部ネット証券でも類似サービスが提供されています。

・松井証券なら「プレミアム空売り(プレカラ)」
・楽天証券なら「いちにち信用」
・マネックス証券なら「スペシャル空売り」

各証券会社が独自に提供するサービスなので、取引コストや取り扱う銘柄などに違いがあったりしますが、返済期限は「当日」という点は共通しています。

ちなみに、信用取引には制度信用取引と一般信用取引がありますが、一日信用取引は「一般信用取引」に該当するものです。

 

ハイカラメモ

・ハイカラとは、SBI証券が提供する「HYPER空売り」のこと
・通常空売りできない銘柄を空売りできるサービス
・返済期限は当日でデイトレード専用の一日信用取引のひとつ
・類似サービスで松井証券のプレミアム空売り、楽天証券のいちにち信用、マネックス証券のスペシャル空売りがある

 

ハイカラの手数料

ハイカラを利用して取引をする場合、貸株料に加えて、HYPER料が必要になります。

空売りをする場合、売るための株式を証券会社から借りることになりますが、この時にかかる費用が「貸株料」となります。分かりやすく言うと金利のようなものです。

しかし、ハイカラは「通常空売りできない銘柄」を取引するため、特別な費用がかかってきます。
これが「HYPER料」となります。

1.取引手数料

ハイカラの場合、取引手数料は0円となっています。

2.貸株料

貸株料は「1注文の約定金額」によって異なります。
100万円以上なら0%、100万円未満なら1.8%となっています。
2021年7月19日より、50万円以上なら0%、50万円未満なら1.8%となります。

3.HYPER料

HYPER料はハイカラのみでかかる費用です。
銘柄ごとに設定されており、1株あたり○円といったように費用がかかります。
例えば、HYPER料1円の銘柄を100株空売りした場合、HYPER料100円の費用がかかります。

HYPER料は銘柄によっては高額になることもありますので、取引をする際に確認するといいでしょう。

ハイカラのよくある質問

ハイカラ売り切れとは

ハイカラ売り切れとは、ハイカラの在庫が無くなってしまったことを指します。

ハイカラには「売建受注枠」というものがあって上限株数が決まっています。

そのため、人気がある銘柄などでは、売り切れとなってしまい、ハイカラでも空売りができない場合があります。

ハイカラは持ち越しできるのか

ハイカラは、返済期限が「当日」となっているので、基本的にはその日のうちに返済する必要があります。

ただ、返済せずに放置すれば翌営業日に持ち越しはできます。
持ち越した場合、原則として翌営業日の前場寄付で強制返済されます。

強制決済された場合、取引手数料は「アクティブプラン」や「スタンダードプラン」に比べると高い「コールセンター手数料」が適用されますし、約定金額にかかわらず貸株料1.80%の支払いが発生します。
また、HYPER料は持ち越し日数(受渡ベース)でかかるため、コストの負担が大きくなります。

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