カタログギフトの株主優待15選|100株の実質利回りランキング2026年版

2026年9月時点で、100株でカタログギフトがもらえるのは50社です。そのうち買った年から額面が明示されたカタログを受け取れるものに絞ると15社になります。

カタログギフトの優待は今回調べた13テーマの中で、実質利回りが最も低い分野でした。10社が1%を割ります。それでも根強い人気があるのは、利回りとは別の理由があるからです。

この記事は株主優待を出している1,653社を1社ずつ確認して作りました。データはすべて2026年9月時点のもので、次に当てはまるものは外しています。

外したもの 理由
継続保有が条件のもの 買った年にはもらえない(今回は17社)
中身がクオカードのもの 「カタログまたはQUOカード」でQUOカードが主体のものは別の記事で扱う
本体の購入が前提のもの 新車や住宅を買った人だけが対象
「◯%割引で買える」カタログ 額面ではなく割引率。使う金額で変わる
抽選・申込・記念の優待 確実にもらえない、または今回限り

カタログギフトの株主優待を出している企業は50社ありましたが、上記の条件で調べると、買った年から額面が明示されたカタログから選べるのは15社となった形です。

この記事でわかること

・実質利回り上位10社を1社ずつ解説
・実質利回り11〜15位の5社
・利回りが13テーマ中で最も低い理由
・保有年数で金額が大きく増える設計が多い話
・「カタログから選ぶ優待」には3つの型がある
・買った年はもらえない17社の存在
・優待と配当を合わせた総合利回りを計算できるツール

※ この記事は制度とデータの解説であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。優待の内容は変更されることがあるため、購入前に各社のIR情報で確認してください。

今回のランキングの決め方

今回の順位に関しては以下の条件のもとで計算してランキング化した形です。

項目 条件
銘柄数 株主優待を出している1,653社を1社ずつ確認
株数 100株(最低単元)でもらえるものだけ
保有期間 買ったその年からもらえるものだけ
優待の性質 カタログから商品を選ぶ形で、額面が明示されているもの
実質利回り 年間の額面 ÷(株価×100株)×100
株価 2026年9月1日の終値

50社を機械的に判定したあと、利回りが高い順に1社ずつ内容を読み直しています。判定の内訳は次のとおりです。

判定 社数 扱い
額面が円で書かれている 17社 上から順に目視で検算
継続保有が条件 17社 買った年はもらえない
内容が特定できない 11社 個別に読み直して振り分け
「◯枚」としか書かれていない 1社 利回りが出せないため対象外
抽選・申込・記念 2社 確実にもらえないため除外

他の株主優待サイトの一覧と最も違うのは、カタログギフトと名前が付いていても、中身がクオカードや割引券のものを分けている点です。

カタログギフトの優待株10選

実質利回りの上位10社です。すべて100株・買った年からもらえる・額面が明示されているという条件を満たしています。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 実質利回り 権利確定
① プラザホールディングス(7502) 168,500円 7,500円 4.45% 3月
② 日本管財ホールディングス(9347) 287,300円 4,000円 1.39% 3月・9月
③ プレミアムウォーターホールディングス(2588) 372,000円 5,000円 1.34% 3月
④ クオールホールディングス(3034) 228,500円 3,000円 1.31% 3月
⑤ 三栄コーポレーション(8119) 79,000円 1,000円 1.27% 3月
⑥ ゲームカードホールディングス(6249) 282,500円 2,500円 0.88% 3月
⑦ アイコム(6820) 364,000円 3,000円 0.82% 3月
⑧ 電気興業(6706) 329,500円 2,000円 0.61% 3月
⑨ エスリード(8877) 524,000円 3,000円 0.57% 3月
⑩ エア・ウォーター(4088) 269,000円 1,500円 0.56% 3月

1位のプラザホールディングス(7502)だけが4%台で、2位以下は1%台まで一気に下がります。この差がどこから来るのかは、後半で扱います。

【1位】プラザホールディングス(7502)4.45%

168,500円で年7,500円分
スタンダード/サービス業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

写真プリントの「パレットプラザ」を展開する会社です。3月末の株主は複数のコースから1つを選びます。

カタログの中身が独特で、木製パズル「つくるんです」の7,500円相当の商品が並びます。ほかにホテルの素泊まり半額優待や、パレットプラザの半額優待券10,000円分も選択肢に入っています。

今回は金額が明示されている7,500円相当の商品で計算しています。半額優待券のほうを選ぶ場合は、同額の自腹が必要になる点に注意してください。

【2位】日本管財ホールディングス(9347)1.39%

287,300円で年4,000円分
プライム/サービス業 権利確定:3月・9月 継続保有の条件なし

ビル管理を手がける会社です。3月末と9月末にそれぞれ2,000円相当のカタログギフトが届きます。年間では4,000円相当です。

年2回のカタログギフトは、この分野では珍しい形です。3年以上保有すると1回あたり3,000円相当に増えます。

カタログギフトの優待は年1回が一般的なので、年2回届く点はこの銘柄の特徴です。

【3位】プレミアムウォーターホールディングス(2588)1.34%

372,000円で年5,000円分
スタンダード/食料品 権利確定:3月 継続保有の条件なし

ウォーターサーバーの「プレミアムウォーター」を運営する会社です。3月末の株主に5,000円相当のカタログギフトが届き、掲載された商品から1点を選びます。

純粋なカタログギフトとしては、今回の中で最も金額が大きい銘柄です。

すでに同社のウォーターサーバーを契約している株主には、カタログギフトに加えてミネラルウォーター1セットが無償で提供されます。カタログは6月中旬から下旬に届きます。

【4位】クオールホールディングス(3034)1.31%

228,500円で年3,000円分
プライム/小売業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

調剤薬局を全国に展開する会社です。3月末の株主に3,000円相当のカタログギフトが届きます。

この銘柄は1年以上保有すると5,000円相当に増えます。今回は買った年にもらえる3,000円で計算しています。

1年で6割以上増える設計なので、続けて持つ前提なら実質利回りは2.18%まで上がります。

【5位】三栄コーポレーション(8119)1.27%

79,000円で年1,000円分
スタンダード/卸売業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

アウトドア用品や生活雑貨の輸入商社です。3月末の株主に1,000ポイントが付与され、カタログギフトと交換できます。

この銘柄は保有年数での増え方が今回の中で最も大きい設計です。3年以上で2,000ポイント、6年以上で3,000ポイントと3倍になります。

投資額が7万円台と、今回の15社の中では最も手が届きやすい水準です。

【6位】ゲームカードホールディングス(6249)0.88%

282,500円で年2,500円分
スタンダード/機械 権利確定:3月 継続保有の条件なし

パチンコホール向けのカードシステムを手がける会社です。3月末の株主に2,500円相当のカタログギフトが届きます。

1年以上で3,000円相当、3年以上で4,000円相当に増えます。段階が細かく刻まれているタイプです。

今回は買った年にもらえる2,500円で計算しています。

【7位】アイコム(6820)0.82%

364,000円で年3,000円分
プライム/電気機器 権利確定:3月 継続保有の条件なし

無線機器メーカーです。3月末の株主に3,000円相当のオリジナルカタログギフトが届きます。

2年以上保有すると、カタログギフトか自社製品クーポン券5,000円相当かを選べるようになります。

買った年はカタログギフトのみで、選択肢は用意されていません。

【8位】電気興業(6706)0.61%

329,500円で年2,000円分
プライム/電気機器 権利確定:3月 継続保有の条件なし

通信用アンテナなどを手がける会社です。3月末の株主に2,000円相当のカタログギフトが届きます。

3年以上保有すると3,000円相当に増えます。

投資額が33万円台のため利回りは0.61%にとどまりますが、カタログギフトの優待ではこの水準が標準的です。

【9位】エスリード(8877)0.57%

524,000円で年3,000円分
プライム/不動産業 権利確定:3月 継続保有の条件なし

関西を中心にマンションを分譲する会社です。3月末の株主に3,000円相当のカタログギフトが届きます。

保有年数による増額の設定はなく、買った年から毎年3,000円相当で一定です。

条件がわかりやすい分、長く持つ前提でなくても金額が読める優待です。

【10位】エア・ウォーター(4088)0.56%

269,000円で年1,500円分
プライム/化学 権利確定:3月 継続保有の条件なし

産業ガスと医療機器を手がける会社です。3月末の株主に1,500円相当の自社グループ商品が届きます。

カタログから選ぶ形で、フルーツバーセットなどが掲載されています。

🔴 申込の際に簡単なアンケートへの回答が求められると明記されています。手続きをしないと届かないタイプです。

【11位〜15位】1%を割る5社

11位以下も条件は同じです。ここには投資額が40万円を超える大手が並びます。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 利回り もらえるもの
⑪ NECキャピタルソリューション(8793) 417,500円 2,000円 0.48% カタログギフト
⑫ クリエイトSDホールディングス(3148) 340,500円 1,500円 0.44% 買物優待券またはおこめ券(選択制)
⑬ リコーリース(8566) 680,000円 2,000円 0.29% カタログギフト
⑭ 都築電気(8157) 415,000円 1,000円 0.24% カタログギフト
⑮ 日本ハム(2282) 632,600円 1,500円 0.24% 自社グループ商品または寄付

11位以下は利回りが0.5%を割る銘柄も出てきます。優待の金額が小さいのではなく、株価が高いためです。リコーリース(8566)は投資額が68万円、日本ハム(2282)は63万円と、100株を買うだけでまとまった資金が必要になります。

利回りが13テーマの中で最も低い理由

今回の15社の実質利回りを並べると、1位を除いて1%台以下に集まります。これはクオカードやポイントの優待と比べると、はっきり低い水準です。

テーマ 掲載社数 実質利回りの水準
クオカード 175社 上位は2〜6%台
ポイント 20社 上位は5〜7%台
割引券 28社 上位は9〜48%
カタログギフト 15社 1位が4.4%、2位以下は1%台以下

理由はカタログギフトを出しているのが、株価の高い企業に偏っているからです。今回の15社のうち11社がプライム市場の銘柄で、投資額が20万円を超えるものが13社あります。

優待の金額そのものは1,000円から5,000円と、他のテーマと変わりません。分母である投資額が大きいため、割り算の結果が小さくなっているだけです。

🔵 逆に言えば、この分野は「利回りで選ぶ優待」ではありません。まとまった資金を安定した企業に置いておき、そのうえで年に1回カタログから商品を選ぶ、という位置づけの優待です。

保有年数で金額が大きく増える設計が多い

カタログギフトのもう1つの特徴が、長く持つほど金額が増える設計です。今回の15社のうち、9社が保有年数による増額を設定しています。

銘柄 買った年 保有を続けると
三栄コーポレーション(8119) 1,000pt 3年以上2,000pt/6年以上3,000pt(3倍)
リコーリース(8566) 2,000円 1年以上4,000円/3年以上5,000円(2.5倍)
クオールホールディングス(3034) 3,000円 1年以上5,000円
ゲームカードホールディングス(6249) 2,500円 1年以上3,000円/3年以上4,000円
都築電気(8157) 1,000円 3年以上2,000円
日本管財ホールディングス(9347) 2,000円 3年以上3,000円(1回あたり)

三栄コーポレーション(8119)は6年で3倍、リコーリース(8566)は3年で2.5倍になります。買った年の利回りだけを見ると、この分野の魅力は半分しか見えません。

🔴 ただし継続保有の判定は株主番号で行われます。途中で全部売ってしまうと株主番号がリセットされ、保有期間の数え直しになる場合があります。仕組みは長期保有優遇とは?で解説しています。

「カタログから選ぶ優待」には3つの型がある

カタログを送ってくる優待は、実は仕組みが3種類あります。同じ「カタログ」でも中身が違います。

型 仕組み 例
① 純粋なカタログギフト 企業が冊子を送り、そこから1点を選んで申し込む 今回の15社
② ポイント型のカタログ ポイントが付与され、専用サイトで交換する プレミアム優待倶楽部の103社
③ 割引販売のカタログ カタログの商品を割引価格で買える。無料ではない タカショー・アキレスなど

この記事で扱っているのは①です。②は同じ「カタログから選ぶ」形ですが、ポイントとして付与されるためポイントの株主優待10選で扱っています。

🔴 注意したいのが③です。「株主優待特別販売カタログ」という名前でも、中身は「割引価格で買える権利」であって、無料でもらえるわけではありません。アキレス(5142)は「参考小売価格より3割引」、タカショー(7590)は「割引価格で購入できます」と書かれています。

優待の一覧でこれらが「カタログギフト」として並んでいることがあるため、買う前に「もらえる」のか「割引で買える」のかを確認してください。

買った年にはもらえない17社がある

カタログギフトの優待では、継続保有を条件にしている企業が17社ありました。これは今回の50社のうち約34%にあたる水準です。

書かれ方 意味
【1年未満保有】1,000円 /【1年以上保有】3,000円 買った年から1,000円分もらえる
【1年以上保有】3,000円相当 買った年はもらえない
【初年度】3,000円 /【2年目以降】3,500円 買った年から3,000円分もらえる
備考に「◯年以上継続保有した株主に限る」 内容欄ではなく備考にしか書かれていないことがある

見分け方は「未満」または「初年度」という言葉があるかどうかです。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。「1年以上保有」しか書かれていなければ、初年度は対象外です。

カタログギフトの優待は、継続保有を条件にする企業と、年数で金額を増やす企業の両方が多い分野です。前者は買った年に何ももらえませんが、後者は買った年から少額でも受け取れます。仕組みは長期保有優遇とは?で詳しく解説しています。

権利確定月は3月と9月に集中している

カタログギフトの優待を出している50社の権利確定月を数えると、3月と9月に偏っています。

権利確定月 社数 分布
3月 33社 ■■■■■■■■■■■■■■
9月 13社 ■■■■■■
12月 6社 ■■■
5月 3社 ■
2月 1社 ■
8月 1社 ■
11月 1社 ■
1月 1社 ■
7月 1社 ■

3月と9月だけで、のべ46社に達します。この2か月に買いが集中するため、権利付最終売買日に向けて株価が上がり、権利落ち日に下がる動きが出やすくなります。

カタログギフトは3月への集中が特に強く、50社のうち33社が3月です。今回の上位では、クリエイトSDホールディングス(3148)が5月、都築電気(8157)が9月と、数少ない例外になっています。いつ買えばよいかは権利確定日とは?で整理しています。

ほかのカタログギフト優待を探す

今回の記事で扱ったのは上位15社です。残りの銘柄は投資額や権利確定月で絞り込めるようにしてあります。

条件で絞り込む

100株で買える株主優待の検索ページ
優待の種類・投資額・権利確定月・業種で絞り込めます。
「カタログ」のカテゴリを押すと、該当する銘柄だけが表示されます。

投資額を10万円以下に限定したい場合は投資金額10万円以下の株主優待、100株に届かない資金で始めたい場合は単元未満株でもらえる株主優待もあります。

自分の条件で総合利回りを計算する

株価は毎日動くので、この一覧の利回りも日々変わります。いま検討している銘柄の数字を入れて計算できるツールを置いておきます。配当も合わせた総合利回りが出ます。

株主優待の総合利回り計算ツール

株価と優待額を入れると、優待利回り・配当利回り・その合計を同時に計算します。数値を変えるとその場で計算し直します。





投資額 113,200円
年間の優待額 5,000円
年間の配当額(税引前) 3,000円
優待利回り 4.42%
配当利回り 2.65%
総合利回り 7.07%

優待と配当を合わせた総合利回りが3%を超えると、高めの水準にあたります。

※ 優待利回り=年間の優待額÷投資額×100 / 配当利回り=1株あたり配当×株数÷投資額×100
※ 配当は税引前です。実際には約20.315%が源泉徴収されます。優待の金額換算は自分にとっての価値で見積もってください。

初期値はプレミアムウォーターホールディングス(2588)の株価と優待額を入れてあります。カタログギフトは投資額が大きい銘柄が多いため、優待利回りだけでなく配当を合わせた総合利回りで見るほうが実態に近くなります。

カタログギフトの優待で失敗する4つの理由

ここまで実質利回りで並べてきましたが、この数字だけで銘柄を選ぶと外します。理由は4つあります。

理由① 優待は企業の判断でいつでも廃止できる

株主優待は法律で義務づけられた制度ではありません。企業が「やめます」と発表すればその時点で終わります。

今回調べた1,653社のうち、優待の廃止や見送りを開示していた企業が11社ありました。直近では2026年8月24日にコンヴァノ(6574)、2026年2月13日にザ・パック(3950)が廃止を開示しています。

カタログギフトの優待は比較的安定して続いている分野です。大企業が長く続けているものが多く、廃止よりも「保有年数の条件を追加する」という形の変更が起きやすい傾向があります。金額はそのままでも、もらうための条件が厳しくなることがある点は覚えておきたいところです。

理由② 実質利回りは株価が下がると自動的に上がる

実質利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算します。優待の金額は固定なので、株価が下がるほど利回りは自動的に上がります。

株価 投資額(100株) 年3,000円分の利回り
3,000円 300,000円 1.00%
1,500円 150,000円 2.00%
500円 50,000円 6.00%

カタログギフトの分野で利回りが低いのは、株価が高い企業が中心だからです。逆に、この分野で利回りが3%を超える銘柄を見つけたときは、株価が下がっている理由を先に確認してください。

優待をもらうために、株価の下落でそれ以上を失っては意味がありません。利回りが極端に高い銘柄を見つけたときは、まず「なぜ株価がここまで下がっているのか」を業績で確認してください。

理由③ 申し込まないと何も届かない

カタログギフトに固有の落とし穴がこれです。カタログが届いただけでは、優待を受け取ったことになりません。

掲載された商品の中から1点を選び、期限内に申し込む必要があります。ハガキやWebサイトからの手続きが一般的で、期限を過ぎると何も届きません。

受け取りまでの流れ

① 権利確定日に100株以上を保有する
② 数か月後にカタログと申込書が届く
③ 掲載商品から1点を選び、期限内に申し込む
④ さらに数週間から数か月後に商品が届く

③を忘れると、権利は取れていても何も届きません。

エア・ウォーター(4088)のように、申込の際に簡単なアンケートへの回答を求める企業もあります。

また商品が届くまでの期間も長めです。3月末が権利確定日なら、カタログが6月頃、商品はさらにその後になります。プレミアムウォーターホールディングス(2588)は「カタログは6月中旬から下旬頃お届け」と案内しています。

理由④ 優待は原則として課税の対象になる

株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。「優待は非課税」という説明を見かけることがありますが、正確ではありません。

給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があります。優待だけで年20万円を超えることはまれなので、結果として申告不要になっている人が多い、というのが実態に近いです。

ただし他に副収入がある場合は合算で判定されます。また住民税には20万円の基準がないため、自治体によって扱いが異なります。優待の金額換算は優待利回りとは?でも触れています。

カタログギフトの株主優待に関するよくある質問

優待だけを狙って権利日前後で売買する方法はありますか
現物買いと信用売りを同時に行うクロス取引という手法があります。株価の変動を抑えて優待だけを受け取る形ですが、貸株料や逆日歩といった費用がかかり、想定外の負担になることもあります。仕組みと費用はクロス取引とは?で解説しています。

まとめ

カタログギフトの株主優待を100株の実質利回りで整理しました。この分野は利回りで選ぶ優待ではない、という点が要点です。

この記事のポイント

・カタログギフトの優待を100株で出しているのは50社
・そのうち買った年から額面どおり受け取れるのは15社
・実質利回りは13テーマ中で最も低い(株価の高い企業に偏っているため)
・15社のうち9社が保有年数で金額を増やす設計(最大3倍)
・「カタログから選ぶ優待」には割引販売型という別物が混ざっている
・申し込まないと何も届かない
・権利確定は3月33社に強く集中

カタログギフトの優待は、買った年の利回りではなく、続けて持ったときの金額で見るほうが実態に合います。3年、6年と持つ前提なら、表の数字の2倍から3倍を受け取れる銘柄があります。

他の種類の優待と比べたい場合はポイントの株主優待10選や自社製品の株主優待10選やクオカード優待株10選、条件で絞り込みたい場合は100株で買える株主優待の検索ページをご覧ください。

あわせて読みたい

・株主優待とは?もらい方といつ買えばよいか
・優待利回りとは?計算式と5つの落とし穴
・権利確定日とは?いつ買えば配当と優待をもらえるか
・長期保有優遇とは?株主番号で決まる仕組み
・単元株数とは?100株に統一された理由
・株主優待の選び方と100株優待ランキング
・NISAとは?新NISAの枠と使い方

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