2月権利確定の株主優待ランキング123社|権利付最終日は2月24日

2月に権利が確定する株主優待は152社あります。東証で株主優待を出している1,653社のうち9.2%にあたり、12か月のなかで5番目に多い月です。

ただし社数を利回り順に並べただけの一覧は、そのままでは使えません。機械的に集計すると、実際にはもらえない金額が上位に並ぶためです。

この記事では2月に権利が確定する優待を1社ずつ確認し、100株で買えて、買ったその年からもらえて、額面がはっきりしているものだけを16社選びました。外した10社も理由つきで載せています。

この記事でわかること

2027年2月の権利付最終売買日は2月24日(水)
・2月権利確定の優待を実質利回り順に16社
上位10社のうち4社が無配だった(2月全体では15.4%)
・ランキングから外した10社と、その理由
・投資額10万円以下で買えるのは43社
・2月だけに権利が確定するのは64社、8月にも権利確定日があるのが88社
・買った年にはもらえない優待が17社ある
・権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年だけ

※ この記事は制度とデータの解説であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。優待の内容は変更されることがあるため、購入前に各社のIR情報で確認してください。株価は2026年9月1日の終値です。

2027年2月の権利付最終売買日は2月24日(水)

2月末が権利確定日の優待をもらうには、2月24日(水)の取引終了までに買って、その日をまたいで持っている必要があります。

日付 市場 意味
2月17日(水) 取引あり
2月18日(木) 取引あり
2月19日(金) 取引あり
2月22日(月) 取引あり
2月24日(水) 取引あり 権利付最終売買日(この日の取引終了までに買う)
2月25日(木) 取引あり 権利落ち日(この日に売っても優待はもらえる)
2月26日(金) 取引あり 権利確定日(株主名簿に記載される日)

2月24日(水)に買えば、翌2月25日(木)に売っても優待の権利は残ります。ただし権利落ち日には株価が下がりやすいので、売る場合は値下がり分と優待のどちらが大きいかを見ることになります。

権利付最終売買日は権利確定日の2営業日前です。2019年7月16日に決済期間がT+2に短縮されたことで、それまでの3営業日前から変わりました。仕組みは権利確定日とは?で解説しています。

2月権利確定の株主優待ランキング(123社から絞り込む)

2月に権利が確定する優待のうち、株価が取れた123社を並べ替えできるようにしました。優待利回り・投資額・配当を合わせた合計利回りで並び替えられます。カテゴリを押すと、その種類の優待だけが残ります。

権利付最終日は2月24日(水)
【2月権利確定】
株主優待ランキング
2月に権利が確定する123社を、優待利回り・投資額・カテゴリで並べ替えできます。
123社を掲載2月に権利が確定する銘柄
49社は金額つき額面を1件ずつ検証ずみ
配当も合算優待+配当の合計で並べ替え
ほかの月の権利確定から探す
カテゴリから探す
QUOカード
ギフト券
食事券
食料品
お米
カタログギフト
ポイント
交通・旅行
暮らし
美容・ファッション
教養・娯楽
スポーツ
保育・介護・医療
金融サービス
割引券
カレンダー
社会貢献
長期保有特典







条件をリセット
もっと見る

※ 株価は2026年9月1日の終値です。最低投資金額=株価×優待がもらえる最低株数。
※ 優待利回り=年間の額面÷最低投資金額×100。額面が金額で書かれていないもの(「◯枚」「◯%割引」など)は「—」と表示しています。
※ 配当は直近12か月に実際に支払われた実績です。税引前の金額で計算しています。

初期状態では「金額がわかるものだけ」にチェックが入っています。これを外すと、額面が金額で書かれていない銘柄(鉄道の乗車証や割引券など)も表示されます。「買った年からもらえるものだけ」にチェックを入れると、継続保有が条件の銘柄が消えます。この2つの切り替えが、一覧サイトの順位との差になっている部分です。

今回のランキングの決め方

2月に権利が確定する152社を、次の条件で絞り込みました。

項目 条件
対象 2月に権利が確定する152社を1社ずつ確認
株数 100株(最低単元)でもらえるものだけ
保有期間 買ったその年からもらえるものだけ
優待の性質 額面が円で書かれているものだけ(割引率・枚数のみは対象外)
実質利回り 年間の額面 ÷(株価×100株)×100
株価 2026年9月1日の終値

まず機械的に判定し、そのあと利回りの高い順に1社ずつ内容を読み直しています。判定の内訳は次のとおりです。

判定 社数 扱い
額面が円で書かれている 60社 上から順に目視で検算
内容が特定できない 27社 個別に読み直して振り分け
継続保有が条件 17社 買った年はもらえない
「◯枚」としか書かれていない 12社 利回りが出せないため対象外
割引率だけが書かれている 5社 使う金額で変わるため対象外
抽選・申込・記念 1社 確実にもらえないため除外

合計が152社に届かないのは、100株では優待の対象にならない企業があるためです。1,000株以上や5,000株以上を最低単位にしている企業は、この時点で外れています。

2月権利確定の株主優待ランキング16

実質利回りの高い順です。すべて100株で買えて、買った年からもらえて、額面が円で書かれているものだけを載せています。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 優待利回り 配当利回り
① 北の達人コーポレーション(2930) 12,900円 7,370円 57.13% 2.71%
② ANAPホールディングス(3189) 12,100円 6,000円 49.59% 無配
③ ジーイエット(7603) 4,100円 2,000円 48.78% 無配
④ メディア工房(3815) 42,900円 4,000円 9.32% 無配
⑤ バロックジャパンリミテッド(3548) 70,200円 4,000円 5.70% 5.41%
⑥ ワキタ(8125) 195,300円 10,000円 5.12% 7.68%
⑦ ハピネス・アンド・ディ(3174) 40,000円 2,000円 5.00% 無配
⑧ コレックホールディングス(6578) 47,100円 2,000円 4.25% 1.91%
⑨ クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387) 77,100円 3,000円 3.89% 0.62%
⑩ コシダカホールディングス(2157) 104,400円 4,000円 3.83% 2.68%

1位の北の達人コーポレーション(2930)は投資額12,900円に対して年7,370円分の優待がもらえます。配当利回りは2.71%です。上位に並ぶのは、その会社の店やサービスを使う人でなければ価値が出ないものが多くなります。額面どおりに受け取れるかどうかは、内容を見て判断することになります。

【11位〜16位】クオカードやギフト券が増える

11位から下は条件は同じですが、店に行かなくても使えるものが増えます。利回りは下がるかわりに、受け取る価値は額面に近くなります。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 優待利回り もらえるもの
⑪ ワイズテーブルコーポレーション(2798) 299,500円 10,000円 3.34% 株主優待券
⑫ ヒマラヤ(7514) 85,300円 2,000円 2.34% ポイントサービス
⑬ ハブ(3030) 85,800円 2,000円 2.33% 飲食優待・電子マネーカード
⑭ ツルハホールディングス(3391) 222,850円 5,000円 2.24% 株主ギフト券
⑮ 瑞光(6279) 92,000円 2,000円 2.17% QUOカード
⑯ カルラ(2789) 47,900円 1,000円 2.09% 優待食事券

上位10社のうち4社が無配だった

2月に権利が確定する優待株のうち、配当を出していない企業は15.4%です。ところが上位10社に限ると4社、16社全体でも5社が無配でした。

対象 無配の企業 割合
2月の優待株(株価が取れた123社) 19社 15.4%
今回のランキング16社 5社 31.3%
そのうち上位10社 4社 40%

優待利回りが高い銘柄ほど無配が多いという関係は、投資額でも同じように出ます。

投資額 社数 無配の企業 無配の割合
0万円〜3万円 8社 5社 62.5%
3万円〜5万円 8社 3社 37.5%
5万円〜10万円 27社 6社 22.2%
10万円〜20万円 39社 3社 7.7%
20万円〜50万円 37社 2社 5.4%
50万円以上 4社 0社 0.0%

投資額が小さいほど無配の割合が上がります。株価が安いのは、配当を出せる状態にないからという場合があります。

優待利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算するので、株価が下がるほど自動的に上がります。優待の金額は固定だからです。利回りが極端に高い銘柄を見つけたときは、まず「なぜ株価がここまで下がっているのか」を業績で確認してください。計算のしかたは優待利回りとは?で整理しています。

ランキングから外した10社と、その理由

機械的に集計すると、実際にはもらえない金額が上位に並びます。今回は次の10社を外しました。利回りだけを見ると、いずれも上位に食い込む数字です。

銘柄(コード) 見かけの利回り 外した理由
地域新聞社(2164) 46.88% 1万円以上の購入で使える3,000円引きの割引券
マーキュリー(5025) 41.17% マンション検索サービスの6か月無料クーポン。契約が前提
さいか屋(8254) 39.06% 注文金額5,000円以上で1枚使える割引券
ユナイテッド&コレクティブ(3557) 19.46% 会計1,000円ごとに500円割引。1万円使って5,000円分
AFC-HDアムスライフサイエンス(2927) 11.51% 注文金額5,000円以上で1枚使える割引券
エディア(3935) 7.06% オンラインくじサービスの決済だけに使えるクーポン
シー・ヴイ・エス・ベイエリア(2687) 4.05% 自社ホテルの宿泊割引。泊まらなければ価値が出ない
ツインバード(6897) 2.85% 自社ECサイトのクーポン。買い物は1回に限られる
ジェイドグループ(3558) 2.81% 通販サイトのクーポン。5,000円未満で使うと差額は戻らない
近鉄百貨店(8244) 2.81% 3,000円以上の飲食で10%割引

外した10社のうち、10社は「割引」でした。買い物や契約をして初めて価値が出るもので、何もしなければ0円です。

一覧サイトの数字をそのまま信じないことです。「◯円相当」と書いてあっても、それが割引の上限額なのか、購入が前提のクーポンなのか、保険金額なのかで意味がまったく変わります。

投資額10万円以下で買える2月の優待は43社

2月に権利が確定する優待のうち、10万円以下で買えるのは43社、5万円以下は17社です。投資額の中央値は140,400円でした。

項目 金額・社数
最も安い 4,100円
中央値 140,400円
最も高い 1,382,000円
10万円以下で買える 43社
5万円以下で買える 17社

10万円以下の43社のうち、14社(32.6%)が無配です。2月の優待株全体の無配率15.4%と比べて2.1倍あります。

投資額を抑えたい場合は投資金額10万円以下の株主優待、100株に届かない資金で始めたい場合は単元未満株でもらえる株主優待もあります。

2月の優待は58%が他の月とセットになっている

2月に権利が確定する152社のうち、2月だけなのは64社です。残る88社は別の月にも権利確定日があります。

区分 社数 割合
2月だけ 64社 42.1%
ほかの月にも権利確定日がある 88社 57.9%

重なっている月の内訳です。

重なっている月 社数
8月 88社
5月 4社
3月 3社
9月 3社
11月 3社
1月 2社
4月 2社
6月 2社
7月 2社
10月 2社
12月 2社

8月にも権利確定日がある企業が88社あります。この88社は、2月に買えば年2回もらえることになります。逆に言えば、2月にしかチャンスがないのは64社だけです。8月の権利確定を逃した場合、その多くは2月に拾い直せます。

買った年にはもらえない優待が17社ある

2月権利確定の優待のうち、継続保有を条件にしていて、買った年には何ももらえないものが17社ありました。

一覧サイトのランキングは、この条件を区別せずに並べていることがあります。利回り上位に見えても、実際に受け取れるのは1年後や3年後ということが起こります。

書かれ方 意味
【1年未満保有】1,000円 /【1年以上保有】3,000円 買った年から1,000円分もらえる
【1年以上保有】3,000円相当 買った年はもらえない
【初年度】3,000円 /【2年目以降】3,500円 買った年から3,000円分もらえる
備考に「◯年以上継続保有した株主に限る」 内容欄ではなく備考にしか書かれていないことがある

見分け方は「未満」または「初年度」という言葉があるかどうかです。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。「1年以上保有」しか書かれていなければ、初年度は対象外です。

継続保有の判定は株主番号が連続しているかで決まります。仕組みは長期保有優遇とは?で解説しています。今回のランキング16社は、すべて買った年からもらえるものだけです。

利回りランキングに出てこない優待が12社ある

2月権利確定の優待のうち、「◯枚」としか書かれていないものが12社ありました。額面が金額で書かれていないため、利回りの計算ができません。

これは価値が低いという意味ではありません。鉄道の乗車証がその典型で、運賃に換算すればまとまった金額になりますが、「◯円相当」と書かれていないため利回りの計算に乗りません。

銘柄(コード) 投資額 もらえるもの
コックス(9876) 22,300円 優待割引券
井筒屋(8260) 37,600円 株主買物優待券
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222) 82,800円 買物優待券または、優待品からいずれか1品
カンセキ(9903) 89,400円 株主優待割引券
チヨダ(8185) 97,500円 株主優待割引券※20%割引
東天紅(8181) 98,800円 優待食事割引券
大庄(9979) 104,900円 優待飲食券
ジェイグループホールディングス(3063) 110,200円 優待食事券
パルグループホールディングス(2726) 145,600円 共通割引優待券
ミニストップ(9946) 174,800円 ソフトクリーム無料券
吉野家ホールディングス(9861) 384,400円 株主優待券
コーナン商事(7516) 445,500円 自社商品券

利回りのランキングだけを見ていると、この12社は視界から消えます。沿線に住んでいる人や、その店をよく使う人にとっては、金券より価値が高いこともあります。上のツールで「金額がわかるものだけ」のチェックを外すと表示されます。

2月にもらえる優待の中身

152社が出している優待を種類ごとに数えました。1社が複数の種類を出していることがあるため、合計は152社を超えます。

優待の種類 社数 分布
金券(クオカード・ギフト券など) 53社 ■■■■■■■■■■■■■■
割引券 27社 ■■■■■■■
食事券 19社 ■■■■■
ポイント 19社 ■■■■■
自社製品 14社 ■■■■
施設の利用・乗車 6社 ■■
カタログギフト 4社

2月は金券が53社と最も多く、次いで割引券が27社です。金券は誰が受け取っても額面どおりの価値になりますが、割引券は使う人によって価値が変わります。利回りのランキングで上位に来るのは割引券のほうですが、確実に受け取れるのは金券のほうです。

種類ごとに詳しく見たい場合はクオカード優待株10選ギフト券の株主優待10選割引券の株主優待10選もあわせてご覧ください。

市場区分で性格が変わる

2月に権利が確定する152社を市場区分で分けると、次のようになります。

市場区分 社数 割合
スタンダード 68社 44.7%
プライム 64社 42.1%
グロース 20社 13.2%

2月はスタンダードが68社で最も多くなっています。プライムの企業は業績が安定していることが多く、無配の割合も低くなります。一方でグロースは投資額が小さいかわりに、無配の比率が高くなります。市場区分の違いは指定替えとは?で解説しています。

権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年だけ

「権利落ち日は株価が下がる」と言われます。2月末の権利落ち日について、2000年から2025年までの日経平均を実際に数えました。

結果 年数 割合
権利落ち日に下がった 12年 46.2%
権利落ち日に上がった 14年 53.8%
平均の騰落率 +0.26%

2月末は、下がった年より上がった年のほうが多いという結果でした。3月末は同じ集計で27年中16年が下落、平均−0.62%です。3月末は配当が最も集中するため、落ちる金額が他の月より大きくなります。

権利付最終日 権利落ち日 騰落率
2016年 2016-02-25 2016-02-26 +0.30%
2017年 2017-02-24 2017-02-27 -0.91%
2018年 2018-02-26 2018-02-27 +1.07%
2019年 2019-02-26 2019-02-27 +0.50%
2020年 2020-02-26 2020-02-27 -2.13%
2021年 2021-02-24 2021-02-25 +1.67%
2022年 2022-02-24 2022-02-25 +1.95%
2023年 2023-02-24 2023-02-27 -0.11%
2024年 2024-02-27 2024-02-28 -0.08%
2025年 2025-02-26 2025-02-27 +0.30%

日経平均は225銘柄の平均なので、個別銘柄の権利落ちとは動きが違います。優待株は権利付最終日に向けて買われ、権利落ち日にまとまって売られる傾向が強く出ます。日経平均が上がった日でも、優待株が下がることはあります。

配当の権利落ちについては配当落ち日とは?で詳しく扱っています。

自分の条件で総合利回りを計算する

株価は毎日動くので、この一覧の利回りも日々変わります。いま検討している銘柄の数字を入れて計算できるツールを置いておきます。配当も合わせた総合利回りが出ます。

株主優待の総合利回り計算ツール

株価と優待額を入れると、優待利回り・配当利回り・その合計を同時に計算します。数値を変えるとその場で計算し直します。





投資額 12,900円
年間の優待額 7,370円
年間の配当額(税引前) 400円
優待利回り 57.13%
配当利回り 3.10%
総合利回り 60.23%

優待と配当を合わせた総合利回りが3%を超えると、高めの水準にあたります。

※ 優待利回り=年間の優待額÷投資額×100 / 配当利回り=1株あたり配当×株数÷投資額×100
※ 配当は税引前です。実際には約20.315%が源泉徴収されます。優待の金額換算は自分にとっての価値で見積もってください。

初期値は今回の1位、北の達人コーポレーション(2930)です。株価129円・年間7,370円分の優待・1株あたり年4円の配当で計算しています。数字を書き換えると、その場で計算し直します。

2月の優待株で失敗しないための4つの注意点

① 権利付最終売買日の直前に買うと高値をつかみやすい

優待株は権利付最終売買日に向けて買われます。2月24日(水)の数日前に買うと、すでに上がったあとの株価で買うことになります。

優待の額面が数千円でも、株価が5%下がれば投資額10万円で5,000円の含み損になります。権利落ち日には、上がった分がまとめて戻されることがあります。

② 優待は企業の判断でいつでも廃止できる

株主優待は法律で義務づけられた制度ではありません。企業が「やめます」と発表すればその時点で終わります。

実際に、2024年10月に優待の新設を発表したREVOLUTION(8894)は、2025年3月11日に廃止を発表しました。一度も実施されないまま終わっています。

優待を目当てに買うのであれば、優待が無くなっても持っていたい会社かどうかを先に考えることになります。

③ 優待の額面と、自分にとっての価値は別物

今回の上位に並ぶ銘柄の多くは、その会社の店やサービスを使わなければ価値が出ないものです。近くに店舗がなければ使えませんし、興味のない商品なら額面がいくらでも意味がありません。

使わない優待は、額面がいくらでも価値はゼロです。利回りの数字は「額面ベース」であって、自分が受け取る価値ではありません。

④ 優待は原則として課税の対象になる

株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。「優待は非課税」という説明を見かけることがありますが、正確ではありません。

給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があります。優待だけで年20万円を超えることはまれなので、結果として申告不要になっている人が多い、というのが実態に近いです。

ただし他に副収入がある場合は合算で判定されます。また住民税には20万円の基準がないため、自治体によって扱いが異なります。

2月の株主優待に関するよくある質問

2027年2月の権利付最終売買日はいつですか?
2月24日(水)です。この日の取引終了までに買って持ち越せば、2月末が権利確定日の優待をもらえます。権利落ち日は2月25日(木)、権利確定日は2月26日(金)です。
権利付最終売買日に買って、翌日に売っても優待はもらえますか?
もらえます。権利落ち日(2月25日(木))の時点で株主名簿に記載されるため、その日に売っても権利は残ります。ただし権利落ち日は株価が下がりやすく、優待の額面より値下がりのほうが大きくなることがあります。
2月に権利が確定する株主優待は何社ありますか?
152社です。東証で株主優待を出している1,653社のうち9.2%にあたり、12か月のなかで5番目に多い月です。このうち88社は他の月にも権利確定日があり、2月だけなのは64社です。
優待利回りが高い銘柄を買えば得ですか?
そうとは限りません。今回のランキング上位10社のうち4社が無配でした。2月の優待株全体の無配率は15.4%なので、上位ほど無配が多いことになります。優待利回りは「額面 ÷ 投資額」なので、株価が下がるほど自動的に上がります。
一覧サイトのランキングと順位が違うのはなぜですか?
額面の取り方が違うためです。今回は「割引率だけのもの」「購入額に条件があるクーポン」「保険金額」「上限額」を額面として数えていません。外した10社は記事の中で理由つきで載せています。
2月に買えば、その年から優待をもらえますか?
継続保有が条件の17社は、買った年にはもらえません。「1年以上保有」としか書かれていなければ、初年度は対象外です。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。今回のランキング16社は、すべて買った年からもらえるものだけです。
権利落ち日は必ず株価が下がりますか?
必ずではありません。2000年から2025年までの2月末の権利落ち日を数えると、日経平均が下がったのは26年のうち12年(46.2%)でした。平均は+0.26%です。3月末は同じ集計で27年中16年が下落、平均−0.62%です。
NISA口座で買っても優待はもらえますか?
もらえます。株主優待は配当と違って課税の対象を口座で分ける仕組みがないため、NISA口座でも特定口座でも同じように受け取れます。ただし優待は税務上、原則として雑所得にあたります。NISAの非課税は配当と売却益が対象で、優待そのものが非課税になるわけではありません。

まとめ

2月に権利が確定する株主優待152社を1社ずつ確認し、100株で買えて買った年からもらえるものを16社選びました。

2月の株主優待のポイント

2027年2月の権利付最終売買日は2月24日(水)(権利落ち日は2月25日(木))
・2月に権利が確定する優待は152社。うち2月だけなのは64社
ランキング上位10社のうち4社が無配(2月全体では15.4%)
・見かけの利回りが高い10社は、割引や購入が前提で外した
・10万円以下で買えるのは43社、5万円以下は17社
・買った年にはもらえない優待が17社ある
・権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年(平均+0.26%)

2月に権利が確定する152社のうち88社は8月にも権利確定日があります。8月に買い逃した優待の多くは、2月に拾い直せることになります。

条件を変えて探したい場合は100株で買える株主優待の検索ページで、優待の種類・投資額・権利確定月・業種から絞り込めます。

あわせて読みたい

株主優待とは?もらい方といつ買えばよいか
権利確定日とは?いつ買えば配当と優待をもらえるか
優待利回りとは?計算式と5つの落とし穴
配当落ち日とは?株価が下がる理由
株主優待の選び方と100株優待ランキング
高配当株の選び方|配当利回りランキング
単元株数とは?100株に統一された理由
NISAとは?新NISAの枠と使い方

スポンサーリンク
おすすめの記事