12月権利確定の株主優待ランキング151社|権利付最終日は12月28日

12月に権利が確定する株主優待は229社あります。東証で株主優待を出している1,653社のうち13.9%にあたり、12か月のなかで3番目に多い月です。

ただし社数を利回り順に並べただけの一覧は、そのままでは使えません。機械的に集計すると、実際にはもらえない金額が上位に並ぶためです。

この記事では12月に権利が確定する優待を1社ずつ確認し、100株で買えて、買ったその年からもらえて、額面がはっきりしているものだけを16社選びました。外した8社も理由つきで載せています。

この記事でわかること

2026年12月の権利付最終売買日は12月28日(月)
・12月権利確定の優待を実質利回り順に16社
上位10社のうち5社が無配だった(12月全体では18.5%)
・ランキングから外した8社と、その理由
・投資額10万円以下で買えるのは50社
・12月だけに権利が確定するのは133社、6月にも権利確定日があるのが94社
・買った年にはもらえない優待が38社ある
・権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年だけ

※ この記事は制度とデータの解説であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。優待の内容は変更されることがあるため、購入前に各社のIR情報で確認してください。株価は2026年9月1日の終値です。

2026年12月の権利付最終売買日は12月28日(月)

12月末が権利確定日の優待をもらうには、12月28日(月)の取引終了までに買って、その日をまたいで持っている必要があります。

日付 市場 意味
12月22日(火) 取引あり
12月23日(水) 取引あり
12月24日(木) 取引あり
12月25日(金) 取引あり
12月28日(月) 取引あり 権利付最終売買日(この日の取引終了までに買う)
12月29日(火) 取引あり 権利落ち日(この日に売っても優待はもらえる)
12月30日(水) 取引あり 権利確定日(株主名簿に記載される日)

12月28日(月)に買えば、翌12月29日(火)に売っても優待の権利は残ります。ただし権利落ち日には株価が下がりやすいので、売る場合は値下がり分と優待のどちらが大きいかを見ることになります。

権利付最終売買日は権利確定日の2営業日前です。2019年7月16日に決済期間がT+2に短縮されたことで、それまでの3営業日前から変わりました。仕組みは権利確定日とは?で解説しています。

12月権利確定の株主優待ランキング(151社から絞り込む)

12月に権利が確定する優待のうち、株価が取れた151社を並べ替えできるようにしました。優待利回り・投資額・配当を合わせた合計利回りで並び替えられます。カテゴリを押すと、その種類の優待だけが残ります。

権利付最終日は12月28日(月)
【12月権利確定】
株主優待ランキング
12月に権利が確定する151社を、優待利回り・投資額・カテゴリで並べ替えできます。
151社を掲載12月に権利が確定する銘柄
60社は金額つき額面を1件ずつ検証ずみ
配当も合算優待+配当の合計で並べ替え
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※ 株価は2026年9月1日の終値です。最低投資金額=株価×優待がもらえる最低株数。
※ 優待利回り=年間の額面÷最低投資金額×100。額面が金額で書かれていないもの(「◯枚」「◯%割引」など)は「—」と表示しています。
※ 配当は直近12か月に実際に支払われた実績です。税引前の金額で計算しています。

初期状態では「金額がわかるものだけ」にチェックが入っています。これを外すと、額面が金額で書かれていない銘柄(鉄道の乗車証や割引券など)も表示されます。「買った年からもらえるものだけ」にチェックを入れると、継続保有が条件の銘柄が消えます。この2つの切り替えが、一覧サイトの順位との差になっている部分です。

今回のランキングの決め方

12月に権利が確定する229社を、次の条件で絞り込みました。

項目 条件
対象 12月に権利が確定する229社を1社ずつ確認
株数 100株(最低単元)でもらえるものだけ
保有期間 買ったその年からもらえるものだけ
優待の性質 額面が円で書かれているものだけ(割引率・枚数のみは対象外)
実質利回り 年間の額面 ÷(株価×100株)×100
株価 2026年9月1日の終値

まず機械的に判定し、そのあと利回りの高い順に1社ずつ内容を読み直しています。判定の内訳は次のとおりです。

判定 社数 扱い
額面が円で書かれている 68社 上から順に目視で検算
内容が特定できない 16社 個別に読み直して振り分け
継続保有が条件 38社 買った年はもらえない
「◯枚」としか書かれていない 14社 利回りが出せないため対象外
割引率だけが書かれている 3社 使う金額で変わるため対象外
抽選・申込・記念 8社 確実にもらえないため除外

合計が229社に届かないのは、100株では優待の対象にならない企業があるためです。1,000株以上や5,000株以上を最低単位にしている企業は、この時点で外れています。

12月権利確定の株主優待ランキング16

実質利回りの高い順です。すべて100株で買えて、買った年からもらえて、額面が円で書かれているものだけを載せています。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 優待利回り 配当利回り
① アトラグループ(6029) 18,500円 4,800円 25.95% 無配
② KOZOホールディングス(9973) 2,000円 500円 25.00% 無配
③ I-ne(4933) 144,700円 10,000円 6.91% 1.52%
④ ラオックスホールディングス(8202) 14,800円 1,000円 6.76% 2.03%
⑤ フォーサイド(2330) 8,600円 500円 5.81% 無配
⑥ G-FACTORY(3474) 60,400円 3,000円 4.97% 0.83%
⑦ ソースネクスト(4344) 11,100円 500円 4.50% 無配
⑧ ジャパンインベストメントアドバイザー(7172) 209,500円 9,000円 4.30% 4.68%
⑨ バリューHR(6078) 158,100円 6,000円 3.80% 1.74%
⑩ ビートレンド(4020) 84,900円 3,000円 3.53% 無配

1位のアトラグループ(6029)は投資額18,500円に対して年4,800円分の優待がもらえます。ただし配当は出していません。上位に並ぶのは、その会社の店やサービスを使う人でなければ価値が出ないものが多くなります。額面どおりに受け取れるかどうかは、内容を見て判断することになります。

【11位〜16位】クオカードやギフト券が増える

11位から下は条件は同じですが、店に行かなくても使えるものが増えます。利回りは下がるかわりに、受け取る価値は額面に近くなります。

銘柄(コード) 投資額 年間の額面 優待利回り もらえるもの
⑪ フロンティア・マネジメント(7038) 58,700円 2,000円 3.41% プレミアム優待倶楽部ポイント
⑫ マーキュリアホールディングス(7347) 79,200円 2,000円 2.53% QUOカード
⑬ SAKIGAKEホールディングス(5891) 168,000円 4,000円 2.38% 食事券(電子チケット)
⑭ 山田再生系債権回収総合事務所(4351) 84,100円 2,000円 2.38% QUOカード
⑮ トリドリ(9337) 141,700円 3,000円 2.12% QUOカード
⑯ コーチ・エィ(9339) 143,700円 3,000円 2.09% QUOカード

上位10社のうち5社が無配だった

12月に権利が確定する優待株のうち、配当を出していない企業は18.5%です。ところが上位10社に限ると5社、16社全体でも7社が無配でした。

対象 無配の企業 割合
12月の優待株(株価が取れた151社) 28社 18.5%
今回のランキング16社 7社 43.8%
そのうち上位10社 5社 50%

優待利回りが高い銘柄ほど無配が多いという関係は、投資額でも同じように出ます。

投資額 社数 無配の企業 無配の割合
0万円〜3万円 14社 11社 78.6%
3万円〜5万円 8社 4社 50.0%
5万円〜10万円 28社 9社 32.1%
10万円〜20万円 41社 3社 7.3%
20万円〜50万円 48社 1社 2.1%
50万円以上 12社 0社 0.0%

投資額が小さいほど無配の割合が上がります。株価が安いのは、配当を出せる状態にないからという場合があります。

優待利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算するので、株価が下がるほど自動的に上がります。優待の金額は固定だからです。利回りが極端に高い銘柄を見つけたときは、まず「なぜ株価がここまで下がっているのか」を業績で確認してください。計算のしかたは優待利回りとは?で整理しています。

ランキングから外した8社と、その理由

機械的に集計すると、実際にはもらえない金額が上位に並びます。今回は次の8社を外しました。利回りだけを見ると、上位のいくつかは今回の1位を上回っています。

銘柄(コード) 見かけの利回り 外した理由
ナイル(5618) 689.66% カーリースに申し込んだ株主へのキャッシュバック。契約が前提
フィスコ(3807) 151.72% 情報サービスの1か月無料クーポン
ビズメイツ(9345) 6.79% オンライン英会話の利用料キャッシュバック。受講が前提
ヤーマン(6630) 6.28% 自社の通販サイトで使う割引券
ユカリア(286A) 6.08% 24,750円の脳ドックに対する5,000円の割引
ユーグレナ(2931) 5.76% 自社ECサイトの割引クーポン
ピクスタ(3416) 5.38% 出張撮影サービスの割引券
ユニフォームネクスト(3566) 3.93% 自社ECサイトの割引クーポン

外した8社のうち、6社は「割引」でした。買い物や契約をして初めて価値が出るもので、何もしなければ0円です。

一覧サイトの数字をそのまま信じないことです。「◯円相当」と書いてあっても、それが割引の上限額なのか、購入が前提のクーポンなのか、保険金額なのかで意味がまったく変わります。

投資額10万円以下で買える12月の優待は50社

12月に権利が確定する優待のうち、10万円以下で買えるのは50社、5万円以下は22社です。投資額の中央値は161,000円でした。

項目 金額・社数
最も安い 2,000円
中央値 161,000円
最も高い 1,382,000円
10万円以下で買える 50社
5万円以下で買える 22社

10万円以下の50社のうち、24社(48.0%)が無配です。12月の優待株全体の無配率18.5%と比べて2.6倍あります。

投資額を抑えたい場合は投資金額10万円以下の株主優待、100株に届かない資金で始めたい場合は単元未満株でもらえる株主優待もあります。

12月の優待は58%が12月だけになっている

12月に権利が確定する229社のうち、12月だけなのは133社です。残る96社は別の月にも権利確定日があります。

区分 社数 割合
12月だけ 133社 58.1%
ほかの月にも権利確定日がある 96社 41.9%

重なっている月の内訳です。

重なっている月 社数
6月 94社
9月 7社
3月 4社
5月 3社
1月 2社
2月 2社
4月 2社
7月 2社
8月 2社
10月 2社
11月 2社

6月にも権利確定日がある企業が94社あります。この94社は、12月に買えば年2回もらえることになります。逆に言えば、12月にしかチャンスがないのは133社だけです。6月の権利確定を逃した場合、その多くは12月に拾い直せます。

買った年にはもらえない優待が38社ある

12月権利確定の優待のうち、継続保有を条件にしていて、買った年には何ももらえないものが38社ありました。

一覧サイトのランキングは、この条件を区別せずに並べていることがあります。利回り上位に見えても、実際に受け取れるのは1年後や3年後ということが起こります。

書かれ方 意味
【1年未満保有】1,000円 /【1年以上保有】3,000円 買った年から1,000円分もらえる
【1年以上保有】3,000円相当 買った年はもらえない
【初年度】3,000円 /【2年目以降】3,500円 買った年から3,000円分もらえる
備考に「◯年以上継続保有した株主に限る」 内容欄ではなく備考にしか書かれていないことがある

見分け方は「未満」または「初年度」という言葉があるかどうかです。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。「1年以上保有」しか書かれていなければ、初年度は対象外です。

継続保有の判定は株主番号が連続しているかで決まります。仕組みは長期保有優遇とは?で解説しています。今回のランキング16社は、すべて買った年からもらえるものだけです。

利回りランキングに出てこない優待が14社ある

12月権利確定の優待のうち、「◯枚」としか書かれていないものが14社ありました。額面が金額で書かれていないため、利回りの計算ができません。

これは価値が低いという意味ではありません。鉄道の乗車証がその典型で、運賃に換算すればまとまった金額になりますが、「◯円相当」と書かれていないため利回りの計算に乗りません。

銘柄(コード) 投資額 もらえるもの
アンジェス(4563) 3,900円 株主優待販売申込書(2種類)
SANKO MARKETING FOODS(2762) 6,900円 自社商品・割引券
グリーンランドリゾート(9656) 60,000円 遊園地等無料入場券
ツカダ・グローバルホールディング(2418) 60,400円 自社グループ宿泊または、飲食等割引券
雨風太陽(5616) 66,000円 産直EC「ポケットマルシェ」クーポン券
きちりホールディングス(3082) 97,700円 食事割引券
ビジョン(9416) 104,800円 「グローバル WiFi」、グランピング施設利用券等
ラウンドワン(4680) 127,950円 500円割引券
フルキャストホールディングス(4848) 185,500円 食事券または、自社商品
不二家(2211) 248,100円 飲食・買物優待券
B-R サーティワン アイスクリーム(2268) 404,500円 eGift(電子ギフト)※自社製品と引換
アシックス(7936) 421,300円 通信販売の優待割引

利回りのランキングだけを見ていると、この14社は視界から消えます。沿線に住んでいる人や、その店をよく使う人にとっては、金券より価値が高いこともあります。上のツールで「金額がわかるものだけ」のチェックを外すと表示されます。

12月にもらえる優待の中身

229社が出している優待を種類ごとに数えました。1社が複数の種類を出していることがあるため、合計は229社を超えます。

優待の種類 社数 分布
金券(クオカード・ギフト券など) 88社 ■■■■■■■■■■■■■■
割引券 36社 ■■■■■■
ポイント 29社 ■■■■■
自社製品 28社 ■■■■
食事券 23社 ■■■■
施設の利用・乗車 15社 ■■
カタログギフト 11社 ■■

12月は金券が88社と最も多く、次いで割引券が36社です。金券は誰が受け取っても額面どおりの価値になりますが、割引券は使う人によって価値が変わります。利回りのランキングで上位に来るのは割引券のほうですが、確実に受け取れるのは金券のほうです。

種類ごとに詳しく見たい場合はクオカード優待株10選ギフト券の株主優待10選割引券の株主優待10選もあわせてご覧ください。

市場区分で性格が変わる

12月に権利が確定する229社を市場区分で分けると、次のようになります。

市場区分 社数 割合
プライム 97社 42.4%
スタンダード 83社 36.2%
グロース 49社 21.4%

12月はプライムが97社で最も多くなっています。プライムの企業は業績が安定していることが多く、無配の割合も低くなります。一方でグロースは投資額が小さいかわりに、無配の比率が高くなります。市場区分の違いは指定替えとは?で解説しています。

権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年だけ

「権利落ち日は株価が下がる」と言われます。12月末の権利落ち日について、2000年から2025年までの日経平均を実際に数えました。

結果 年数 割合
権利落ち日に下がった 12年 46.2%
権利落ち日に上がった 14年 53.8%
平均の騰落率 +0.32%

12月末は、下がった年より上がった年のほうが多いという結果でした。3月末は同じ集計で27年中16年が下落、平均−0.62%です。3月末は配当が最も集中するため、落ちる金額が他の月より大きくなります。

権利付最終日 権利落ち日 騰落率
2016年 2016-12-28 2016-12-29 -1.32%
2017年 2017-12-27 2017-12-28 -0.56%
2018年 2018-12-26 2018-12-27 +3.88%
2019年 2019-12-26 2019-12-27 -0.36%
2020年 2020-12-28 2020-12-29 +2.66%
2021年 2021-12-28 2021-12-29 -0.56%
2022年 2022-12-28 2022-12-29 -0.94%
2023年 2023-12-27 2023-12-28 -0.42%
2024年 2024-12-26 2024-12-27 +1.80%
2025年 2025-12-26 2025-12-29 -0.44%

日経平均は225銘柄の平均なので、個別銘柄の権利落ちとは動きが違います。優待株は権利付最終日に向けて買われ、権利落ち日にまとまって売られる傾向が強く出ます。日経平均が上がった日でも、優待株が下がることはあります。

配当の権利落ちについては配当落ち日とは?で詳しく扱っています。

自分の条件で総合利回りを計算する

株価は毎日動くので、この一覧の利回りも日々変わります。いま検討している銘柄の数字を入れて計算できるツールを置いておきます。配当も合わせた総合利回りが出ます。

株主優待の総合利回り計算ツール

株価と優待額を入れると、優待利回り・配当利回り・その合計を同時に計算します。数値を変えるとその場で計算し直します。





投資額 18,500円
年間の優待額 4,800円
年間の配当額(税引前) 0円
優待利回り 25.95%
配当利回り 0.00%
総合利回り 25.95%

優待と配当を合わせた総合利回りが3%を超えると、高めの水準にあたります。

※ 優待利回り=年間の優待額÷投資額×100 / 配当利回り=1株あたり配当×株数÷投資額×100
※ 配当は税引前です。実際には約20.315%が源泉徴収されます。優待の金額換算は自分にとっての価値で見積もってください。

初期値は今回の1位、アトラグループ(6029)です。株価185円・年間4,800円分の優待・配当は無配で計算しています。数字を書き換えると、その場で計算し直します。

12月の優待株で失敗しないための4つの注意点

① 権利付最終売買日の直前に買うと高値をつかみやすい

優待株は権利付最終売買日に向けて買われます。12月28日(月)の数日前に買うと、すでに上がったあとの株価で買うことになります。

優待の額面が数千円でも、株価が5%下がれば投資額10万円で5,000円の含み損になります。権利落ち日には、上がった分がまとめて戻されることがあります。

② 優待は企業の判断でいつでも廃止できる

株主優待は法律で義務づけられた制度ではありません。企業が「やめます」と発表すればその時点で終わります。

実際に、2024年10月に優待の新設を発表したREVOLUTION(8894)は、2025年3月11日に廃止を発表しました。一度も実施されないまま終わっています。

優待を目当てに買うのであれば、優待が無くなっても持っていたい会社かどうかを先に考えることになります。

③ 優待の額面と、自分にとっての価値は別物

今回の上位に並ぶ銘柄の多くは、その会社の店やサービスを使わなければ価値が出ないものです。近くに店舗がなければ使えませんし、興味のない商品なら額面がいくらでも意味がありません。

使わない優待は、額面がいくらでも価値はゼロです。利回りの数字は「額面ベース」であって、自分が受け取る価値ではありません。

④ 優待は原則として課税の対象になる

株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。「優待は非課税」という説明を見かけることがありますが、正確ではありません。

給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があります。優待だけで年20万円を超えることはまれなので、結果として申告不要になっている人が多い、というのが実態に近いです。

ただし他に副収入がある場合は合算で判定されます。また住民税には20万円の基準がないため、自治体によって扱いが異なります。

12月の株主優待に関するよくある質問

2026年12月の権利付最終売買日はいつですか?
12月28日(月)です。この日の取引終了までに買って持ち越せば、12月末が権利確定日の優待をもらえます。権利落ち日は12月29日(火)、権利確定日は12月30日(水)です。
権利付最終売買日に買って、翌日に売っても優待はもらえますか?
もらえます。権利落ち日(12月29日(火))の時点で株主名簿に記載されるため、その日に売っても権利は残ります。ただし権利落ち日は株価が下がりやすく、優待の額面より値下がりのほうが大きくなることがあります。
12月に権利が確定する株主優待は何社ありますか?
229社です。東証で株主優待を出している1,653社のうち13.9%にあたり、12か月のなかで3番目に多い月です。このうち96社は他の月にも権利確定日があり、12月だけなのは133社です。
優待利回りが高い銘柄を買えば得ですか?
そうとは限りません。今回のランキング上位10社のうち5社が無配でした。12月の優待株全体の無配率は18.5%なので、上位ほど無配が多いことになります。優待利回りは「額面 ÷ 投資額」なので、株価が下がるほど自動的に上がります。
一覧サイトのランキングと順位が違うのはなぜですか?
額面の取り方が違うためです。今回は「割引率だけのもの」「購入額に条件があるクーポン」「保険金額」「上限額」を額面として数えていません。外した8社は記事の中で理由つきで載せています。
12月に買えば、その年から優待をもらえますか?
継続保有が条件の38社は、買った年にはもらえません。「1年以上保有」としか書かれていなければ、初年度は対象外です。「1年未満保有」や「初年度」という区分が用意されていれば、買った年から何かはもらえます。今回のランキング16社は、すべて買った年からもらえるものだけです。
権利落ち日は必ず株価が下がりますか?
必ずではありません。2000年から2025年までの12月末の権利落ち日を数えると、日経平均が下がったのは26年のうち12年(46.2%)でした。平均は+0.32%です。3月末は同じ集計で27年中16年が下落、平均−0.62%です。
NISA口座で買っても優待はもらえますか?
もらえます。株主優待は配当と違って課税の対象を口座で分ける仕組みがないため、NISA口座でも特定口座でも同じように受け取れます。ただし優待は税務上、原則として雑所得にあたります。NISAの非課税は配当と売却益が対象で、優待そのものが非課税になるわけではありません。

まとめ

12月に権利が確定する株主優待229社を1社ずつ確認し、100株で買えて買った年からもらえるものを16社選びました。

12月の株主優待のポイント

2026年12月の権利付最終売買日は12月28日(月)(権利落ち日は12月29日(火))
・12月に権利が確定する優待は229社。うち12月だけなのは133社
ランキング上位10社のうち5社が無配(12月全体では18.5%)
・見かけの利回りが高い8社は、割引や購入が前提で外した
・10万円以下で買えるのは50社、5万円以下は22社
・買った年にはもらえない優待が38社ある
・権利落ち日に日経平均が下がったのは26年のうち12年(平均+0.32%)

12月に権利が確定する229社のうち94社は6月にも権利確定日があります。6月に買い逃した優待の多くは、12月に拾い直せることになります。

条件を変えて探したい場合は100株で買える株主優待の検索ページで、優待の種類・投資額・権利確定月・業種から絞り込めます。

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