プレミアム優待倶楽部の株主優待10選|100株の実質利回りランキング2026年版

「プレミアム優待倶楽部」という言葉を、優待の一覧で見かけたことがあるかもしれません。企業が株主にポイントを配り、そのポイントを専用サイトで商品と交換できる仕組みです。1ポイント≒1円相当で、5,000種類以上の商品から選べます。

株主優待を出している1,653社を1社ずつ確認したところ、この仕組みを採用しているのは105社ありました。ただし100株で優待が出るのは25社だけです。残りはより多くの株数を持たないと対象になりません。

もうひとつ、購入前に確かめておきたい点があります。ポイントを翌年に繰り越せるかどうかは、企業ごとに違います。「繰越はできません」と明記している企業もあれば、「最大3回まで」としている企業もあります。この記事では、その違いも表で整理しました。

外したもの 理由
日神グループホールディングス(8881) ゴルフ場の「平日プレー代割引券」。プレーしなければ価値が出ない
霞ヶ関キャピタル(3498) ホテル宿泊の割引券。宿泊しなければ使えない
オークネット(3964) ※2026年9月2日限定」の特別優待。毎年もらえるものではない
Lib Work(1431)ほか プレミアム優待倶楽部を採用しているが、100株でもらえるのはQUOカードなど別の優待

この記事でわかること

・プレミアム優待倶楽部を採用している105社のうち、100株でもらえるのは25社だけ
・そのなかからポイントがもらえる10社を実質利回りで掲載
ポイントの繰越可否は企業ごとに違う(繰越不可の企業もある)
・複数社のポイントを合算できる「WILLsCoin」の仕組み
・1ポイント≒1円相当だが、交換できるのは専用サイトの商品だけであること
・今回の10社は配当利回りのほうが高い銘柄が多いこと

※ この記事は制度とデータの解説であり、特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。優待の内容は変更されることがあるため、購入前に各社のIR情報で確認してください。

プレミアム優待倶楽部とはどんな仕組みか

企業が自社で商品を用意する代わりに、共通のプラットフォームを使って株主に還元する仕組みです。株主はポイントを受け取り、専用サイトで好きな商品と交換します。

項目 内容 補足
ポイントの価値 1ポイント≒1円相当 企業の開示にこの表記がある
交換できるもの お米、ブランド牛、スイーツ、銘酒、家電、体験ギフトなど5,000種類以上 企業によっては電子マネーにも交換できる
受け取り方 株主限定の特設サイトにログインして交換 手続きをしなければ受け取れない
繰越 企業ごとに違う 繰越不可の企業もあれば、最大3回までの企業もある
WILLsCoin 複数社のポイントを合算できる共通コイン 「プレミアム優待倶楽部PORTAL」で商品と交換

この仕組みを採用するのは、個人向けの商品やサービスを持たない企業が多くなります。建設会社、専門商社、法人向けソフトウェア企業などです。自社商品を配れないため、共通のプラットフォームを使って還元する形が選ばれます。

採用105社のうち、100株でもらえるのは25社

ここが最初の注意点です。プレミアム優待倶楽部を採用していても、100株では対象にならない企業のほうが多数派でした。

区分 社数 補足
採用している企業 105社 優待の内容や備考に記載があるもの
うち100株で優待が出る企業 25社 採用企業の約24%しかない
うち額面が明記され、買った年からもらえる 19社 この記事のランキングの対象
うち継続保有が条件 3社 買った年はもらえない

「プレミアム優待倶楽部を採用している」という情報だけで買うと、必要な株数が足りないことがあります。優待の一覧で株数の欄を必ず確認してください。

プレミアム優待倶楽部の株主優待10選

100株でポイントがもらえて、買った年から受け取れる10社です。右端に配当利回りも並べました。

銘柄(コード) 投資額 年間のポイント 実質利回り 配当利回り 権利確定
① ハピネス・アンド・ディ(3174) 40,000円 2,000pt 5.00% 0.00% 2月
② フロンティア・マネジメント(7038) 58,700円 2,000pt 3.41% 0.00% 6月、12月
③ ウイングアーク1st(4432) 331,000円 5,000pt 1.51% 3.20% 2月、8月
④ 大本組(1793) 208,000円 3,000pt 1.44% 2.40% 3月
⑤ マネジメントソリューションズ(7033) 156,200円 2,000pt 1.28% 2.05% 6月
⑥ フォーライフ(3477) 89,200円 1,000pt 1.12% 3.36% 3月
⑦ ヤシマキザイ(7677) 275,000円 3,000pt 1.09% 0.91% 9月
⑧ タケダ機械(6150) 280,700円 3,000pt 1.07% 2.85% 5月
⑨ ドリームインキュベータ(4310) 251,900円 1,500pt 0.60% 5.44% 3月
⑩ 高千穂交易(2676) 205,200円 1,200pt 0.58% 3.70% 6月、12月

赤字にしたのは、配当利回りのほうが優待利回りより高い銘柄です。今回の10社では、その銘柄のほうが多くなっています。ポイント制の優待は金額が小さめに設定されることが多く、受け取る金額の大半が配当という構成になりやすいためです。

ここは先に強調しておきたいところです。利回りが高い銘柄が、良い銘柄とは限りません。実質利回りは株価が下がるほど自動的に上がります。その見分け方は記事の後半で整理しています。

【1位】ハピネス・アンド・ディ(3174)5.00%

40,000円で年2,000ポイント(配当利回り0.00%)
スタンダード/小売業 権利確定:2月

ハピネス・アンド・ディはジュエリーやアクセサリーを扱う企業です。優待はプレミアム優待倶楽部のポイント2,000ポイントで、2月末が権利確定日です。

投資額40,000円に対して2,000ポイント(1ポイント≒1円相当)なので、実質利回りは5.00%。今回の10社で最も高くなっています。

ただし同社は備考で「優待ポイントの繰越はできません」と明記しています。その年のうちに使い切る必要があります。繰越の可否は企業ごとに違うので、必ず確認してください。

【2位】フロンティア・マネジメント(7038)3.41%

58,700円で年2,000ポイント(配当利回り0.00%)
プライム/サービス業 権利確定:6月、12月

フロンティア・マネジメントは経営コンサルティングの企業です。優待は6月末と12月末の年2回、それぞれ1,000ポイントで、3年以上の保有で1,100ポイントに上がります。

この銘柄はポイントを最大3回まで繰り越せます。年2回付与なので、繰り越せば1年半ぶんをまとめて使えることになります。少額のポイントでも、まとめれば選べる商品の幅が広がります。

3年以上の判定は、6月末と12月末の名簿に同一株主番号で連続7回以上記載されることと定義されています。

【3位】ウイングアーク1st(4432)1.51%

331,000円で年5,000ポイント(配当利回り3.20%)
プライム/情報・通信業 権利確定:2月、8月

ウイングアーク1stは帳票やデータ活用のソフトウェア企業です。優待は2月末と8月末に2,500ポイントずつ、年間5,000ポイントです。

交換先にPayPayマネーライトやAmazonギフトカードといった電子マネーが含まれているのが特徴です。商品だけでなく金券に近い形でも受け取れるため、使い道の自由度が高くなります。

繰越は最大3回までですが、「連続3回株主名簿に記載または記録された場合」という条件がついています。投資額は331,000円と10社で2番目に大きくなります。

【4位】大本組(1793)1.44%

208,000円で年3,000ポイント(配当利回り2.40%)
スタンダード/建設業 権利確定:3月

大本組は岡山を地盤とする総合建設会社です。優待はプレミアム優待倶楽部のポイント3,000ポイントで、3月末が権利確定日です。

投資額208,000円で年3,000ポイント、実質利回りは1.44%です。配当利回りが2.40%あるため、優待と配当を合わせると3.8%台になります。

建設会社の優待はポイント制を採用する例が比較的多く見られます。自社に個人向けの商品やサービスがないため、ポイントで還元する形が選ばれやすいためと考えられます。

【5位】マネジメントソリューションズ(7033)1.28%

156,200円で年2,000ポイント(配当利回り2.05%)
プライム/サービス業 権利確定:6月

マネジメントソリューションズはプロジェクトマネジメントの支援を手がける企業です。優待は2,000ポイントで、6月末が権利確定日です。

投資額156,200円に対して2,000ポイントなので、実質利回りは1.28%です。配当利回りは2.05%で、配当のほうがやや厚い構成になっています。

本業が法人向けのサービスなので、個人株主に配れる自社商品がありません。ポイント制の優待は、こうした企業と相性がよい仕組みです。

【6位】フォーライフ(3477)1.12%

89,200円で年1,000ポイント(配当利回り3.36%)
グロース/不動産業 権利確定:3月

フォーライフは注文住宅を手がける企業です。優待は1,000ポイントで、3月末が権利確定日です。

投資額89,200円と、今回の10社では3番目に少ない資金で買えます。配当利回りが3.36%あり、優待利回り1.12%と合わせて4.4%台になります。

ポイントは1ポイント≒1円相当として、5,000種類以上の商品と交換できます。金額が小さいぶん、繰り越せるかどうかが使い勝手を左右します。

【7位】ヤシマキザイ(7677)1.09%

275,000円で年3,000ポイント(配当利回り0.91%)
スタンダード/卸売業 権利確定:9月

ヤシマキザイは鉄道関連の資材を扱う専門商社です。優待は初年度3,000ポイント、2年目以降3,500ポイントで、9月末が権利確定日です。

この銘柄は交換先が独特です。鉄道専門のフリーマーケットサイト「鉄道ひろば」で使えるクーポン券や、小湊鐵道のオリジナルグッズと交換できます。本業と交換先がつながっている珍しい例です。

内容欄が「【初年度付与】」という書き方になっている点にも注目してください。「初年度」という区分があるので、買った年から受け取れます。ポイントは最大3年間有効です。

【8位】タケダ機械(6150)1.07%

280,700円で年3,000ポイント(配当利回り2.85%)
スタンダード/機械 権利確定:5月

タケダ機械は工作機械のメーカーです。優待は3,000ポイントで、5月末が権利確定日です。

権利確定が5月という点は、3月に集中しがちな優待のなかでは珍しい部類です。投資額280,700円に対して3,000ポイントで、実質利回りは1.07%です。

配当利回りは2.85%あります。優待だけで見ると小さく見えますが、配当と合わせると4%近くになります。

【9位】ドリームインキュベータ(4310)0.60%

251,900円で年1,500ポイント(配当利回り5.44%)
プライム/サービス業 権利確定:3月

ドリームインキュベータはビジネスプロデュースを手がける企業です。優待は1年未満で1,500ポイント、1年以上で1,650ポイントで、3月末が権利確定日です。

継続保有の判定は「3月末日の株主名簿に、同一株主番号として連続2回以上記載」とされています。年1回の基準日なので、2回=約1年という数え方になります。

この銘柄は配当利回りが5.44%と、今回の10社でもっとも高くなっています。優待利回り0.60%と合わせると6%台です。優待より配当が主役の銘柄です。

【10位】高千穂交易(2676)0.58%

205,200円で年1,200ポイント(配当利回り3.70%)
プライム/卸売業 権利確定:6月、12月

高千穂交易はセキュリティ機器などを扱う専門商社です。優待は6月末と12月末に600ポイントずつ、年間1,200ポイントです。

内容欄に「600ポイント(年間1,200ポイント)」と併記されているのが親切です。年2回の優待では、この書き方があると読み間違いを防げます。

配当利回りが3.70%あり、優待利回り0.58%の6倍以上です。この銘柄も、受け取る金額の大半は配当ということになります。

ポイントを繰り越せるかは企業ごとに違う

同じプレミアム優待倶楽部でも、繰越のルールは企業が個別に決めています。実際の記載を並べると、次のように分かれます。

銘柄(コード) 繰越 企業の記載
ハピネス・アンド・ディ(3174) 繰越できない 「優待ポイントの繰越はできませんので、ご注意ください」と明記
フロンティア・マネジメント(7038) 最大3回まで 6月末と12月末の年2回付与。繰り越せば3回ぶんをまとめて使える
ウイングアーク1st(4432) 最大3回まで 「連続3回株主名簿に記載」など条件つき
ヤシマキザイ(7677) 最大3年間有効 有効期間で区切るタイプ

繰越できない企業では、その年のうちに使い切る必要があります。1,000ポイント程度だと選べる商品が限られるため、繰り越せるかどうかは実際の使い勝手を大きく左右します。

複数社のポイントは「WILLsCoin」で合算できる

繰越と並んで重要なのがこの仕組みです。各社の優待ポイントを共通株主優待コイン「WILLsCoin」に交換すると、複数の企業のぶんを合算できます。

合算したコインは、個人株主向けの会員制サイト「プレミアム優待倶楽部PORTAL」で商品と交換できます。1社あたり1,000ポイント程度でも、3社4社と持てばまとまった金額になります。

これがプレミアム優待倶楽部を採用している銘柄をまとめて持つ意味です。1社だけだと少額で使いにくいポイントも、合算すれば選べる商品の幅が広がります。ただし合算するには、各社のポイントをWILLsCoinに交換する手続きが必要です。

ポイントは手続きをしないと受け取れない

金券が郵送で届くタイプの優待と違い、ポイント制の優待は自分でサイトにログインして交換する必要があります。

種類 受け取り方 手間
金券・商品が届く優待 郵送で届く 手続きは不要
ポイント制の優待 案内が届き、専用サイトで交換 交換しなければ受け取れない

案内を放置すると、額面がそのまま消えます。有効期限のある企業では、期限を過ぎた時点で失効します。ポイント制の優待を持つなら、案内が届く時期を把握しておいてください。

1ポイント≒1円だが、交換先は専用サイトの商品だけ

企業の開示には「1ポイント≒1円相当」と書かれています。ただし交換できるのは専用サイトの商品だけです。現金や一般の金券には交換できません。

一部の企業では、PayPayマネーライトやAmazonギフトカードといった電子マネーへの交換ができます。この記事の3位に挙げたウイングアーク1st(4432)がその例です。電子マネーに交換できる企業のほうが、額面と実際の価値が近くなります。

逆にサイトに欲しい商品がなければ、1ポイント=1円の価値にはなりません。金券型の優待と同じ感覚で利回りを比べないでください。

ほかの条件で株主優待を探す

この記事で扱ったのは、プレミアム優待倶楽部を採用している105社のうち、100株でポイントがもらえる10社です。優待の種類から探したい場合は、検索ページで絞り込めます。

条件で絞り込む

100株で買える株主優待の検索ページ
優待の種類・投資額・権利確定月・業種で絞り込めます。
投資額の上限を決めてから種類を選ぶと、買える範囲だけが残ります。

ポイント制以外の優待もまとめています。クオカード優待株10選配当ももらえる株主優待10選高利回りの株主優待30選のほか、投資額を10万円以下に限定したい場合は投資金額10万円以下の株主優待もあります。

自分の条件で総合利回りを計算する

株価は毎日動くので、この一覧の利回りも日々変わります。いま検討している銘柄の数字を入れて、優待と配当を合わせた総合利回りを計算できるようにしました。

株主優待の総合利回り計算ツール

株価と優待額を入れると、優待利回り・配当利回り・その合計を同時に計算します。数値を変えるとその場で計算し直します。





投資額 40,000円
年間の優待額 2,000円
年間の配当額(税引前) 0円
優待利回り 5.00%
配当利回り 0.00%
総合利回り 5.00%

優待と配当を合わせた総合利回りが3%を超えると、高めの水準にあたります。

※ 優待利回り=年間の優待額÷投資額×100 / 配当利回り=1株あたり配当×株数÷投資額×100
※ 配当は税引前です。実際には約20.315%が源泉徴収されます。優待の金額換算は自分にとっての価値で見積もってください。

初期値には1位のハピネス・アンド・ディ(3174)の株価と、年間2,000ポイントを入れてあります。ポイント制の優待は配当のほうが厚い銘柄が多いので、配当も入れて比べてください。

ポイント制の優待で失敗する4つの理由

ここまで実質利回りで並べてきましたが、この数字だけで銘柄を選ぶと外します。理由は4つあります。

理由① 交換しなければ1円にもならない

前の章で触れたとおり、ポイントは自分でサイトにログインして商品と交換しないと受け取れません。案内を放置すれば、額面はそのまま消えます。

繰越ができない企業では、その年のうちに使い切る必要があります。金額が小さいほど「使うほどでもない」と感じて放置しやすいので、購入前に繰越の可否を確認してください。

理由② 実質利回りは株価が下がると自動的に上がる

実質利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算します。ポイント数は固定なので、株価が下がるほど利回りは自動的に上がります。

株価 投資額(100株) 年2,000ポイントの利回り
800円 80,000円 2.50%
400円 40,000円 5.00%
200円 20,000円 10.00%
100円 10,000円 20.00%

利回りが高い銘柄を見つけたときは、まず「なぜ株価がここまで下がっているのか」を業績で確認してください。優待をもらうために、株価の下落でそれ以上を失っては意味がありません。

理由③ 優待は企業の判断でいつでも廃止できる

株主優待は法律で義務づけられた制度ではありません。企業が「やめます」と発表すればその時点で終わります。今回集めた開示情報のなかだけでも、株主優待の廃止や見送りを開示した企業が9社ありました。

さらに極端な例もあります。REVOLUTION(8894)は2024年10月に「2,000株以上の保有でQUOカードPay 6万円分(年間12万円分)」という優待の新設を発表しましたが、2025年3月11日に廃止を開示しました。一度も実施されないまま終わっています。

「優待が新設されたから買う」「利回りが高いから買う」という判断は、それだけでは危険です。利回りの高さは、その企業の業績が良いことを意味しません。

理由④ 優待は原則として課税の対象になる

株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。「優待は非課税」という説明を見かけることがありますが、正確ではありません。

給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があります。優待だけで年20万円を超えることはまれなので、結果として申告不要になっている人が多い、というのが実態に近いです。

ただし他に副収入がある場合は合算で判定されます。また住民税には20万円の基準がないため、自治体によって扱いが異なります。優待の金額換算については優待利回りとは?でも触れています。

プレミアム優待倶楽部に関するよくある質問

プレミアム優待倶楽部とは何ですか。
企業が株主に「ポイント」を配り、そのポイントを専用サイトで商品と交換できる仕組みです。企業ごとに商品を用意する代わりに、共通のプラットフォームを使う形になっています。ポイントは1ポイント≒1円相当で、お米やブランド牛、スイーツ、家電、体験ギフトなど5,000種類以上の商品と交換できます。
採用している企業は何社ありますか。
今回調べた1,653社のうち、105社がプレミアム優待倶楽部を採用していました。ただし100株で優待が出るのは25社だけです。残りはより多くの株数を持たないと対象になりません。
ポイントは繰り越せますか。
企業によって違います。「繰越はできません」と明記している企業もあれば、「最大3回まで繰り越せる」「最大3年間有効」としている企業もあります。金額が小さい優待ほど、繰り越せるかどうかで使い勝手が大きく変わります。購入前に必ず確認してください。
WILLsCoinとは何ですか。
プレミアム優待倶楽部を採用している企業のポイントを合算できる「共通株主優待コイン」です。各社の優待ポイントをWILLsCoinに交換すると、個人株主向けの会員制サイト「プレミアム優待倶楽部PORTAL」で商品と交換できます。採用企業を複数持っていれば、少額のポイントをまとめて使えます。
1ポイントは本当に1円の価値がありますか。
企業の開示では「1ポイント≒1円相当」とされていますが、交換できるのは専用サイトの商品だけです。現金や一般の金券には交換できません(一部の企業では電子マネーへの交換ができます)。サイトに欲しい商品がなければ、額面どおりの価値にはなりません。
ポイント制の優待を採用する企業に共通点はありますか。
個人向けの商品やサービスを持たない企業に多く見られます。建設会社、専門商社、法人向けソフトウェア企業などです。自社商品を配れないため、共通のプラットフォームを使って還元する形が選ばれます。
利回りが高い銘柄を選べばよいですか。
おすすめしません。実質利回りは「年間の額面 ÷ 投資額」で計算するため、株価が下がるほど自動的に上がります。また今回の10社は配当利回りのほうが高い銘柄が多く、優待だけを見ると判断を誤ります。
優待は課税の対象になりますか。
株主優待は税務上、原則として雑所得として扱われます。給与所得者の場合、給与以外の所得の合計が年20万円以下であれば確定申告が不要という基準があるため、結果として申告不要になっている人が多いのが実態です。詳しくは優待利回りとは?で触れています。

まとめ

プレミアム優待倶楽部は、企業が自社商品を持たなくても株主に還元できる仕組みです。採用は105社ありますが、100株で優待が出るのは25社だけでした。

この記事のポイント

・採用は105社だが、100株でもらえるのは25社だけ
・ポイントは1ポイント≒1円相当で、5,000種類以上の商品と交換できる
繰越の可否は企業ごとに違う(繰越不可を明記している企業もある)
・複数社のポイントは「WILLsCoin」で合算できる
自分で交換手続きをしないと受け取れない。放置すると失効する
・交換先は専用サイトの商品だけ。現金や一般の金券には交換できない
・今回の10社は配当利回りのほうが高い銘柄が多い
・採用が多いのは個人向け商品を持たない企業(建設・専門商社・法人向けソフトウェア)

ポイント制の優待を選ぶときは、利回りの数字より先に「繰り越せるか」「欲しい商品があるか」を確認してください。額面と実際の価値が一致しにくいのが、この仕組みの特徴です。

ほかの種類の優待はクオカード優待株10選高利回りの株主優待30選、条件で絞り込みたい場合は100株で買える株主優待の検索ページをご覧ください。

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