デッドクロスとは何か?わかりやすく解説

デッドクロスとは

デッドクロス(読み方:デッドクロス)

 

デッドクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けた形のことをいいます。
デッドクロスを英語にすると「Dead Cross」になることから、「DC」と略されることもあります。

デッドクロスは、テクニカル指標を使ったチャート分析で見られるもので、株価が下落に転じるサインと言われており、売り判断のひとつの材料になります。

わかりやすくチャートを例に出すと、次の形がデッドクロスになります。

 

 

短期の移動平均線」が、「中期の移動平均線」または「長期の移動平均線」を、上から下に抜けて交差したところがデッドクロスとなります。
上記チャートのように3本の線が用いられるテクニカル指標では、短期と中期の組み合わせをミニデッドクロスと呼ぶこともあります。

また、中期と長期の組み合わせで使うこともあり、この場合は「中期の移動平均線」が「長期の移動平均線」を上から下に抜けて交差したところがデッドクロスとなります。

一般的にデッドクロスは移動平均線の売買サインとして注目されますが、他にも「MACD」や「ストキャスティクス」、「DMI」といったテクニカル指標でチャート分析するときにも用いられます。

 

デッドクロスメモ

・デッドクロスとは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けた形のこと
・テクニカル指標を使ったチャート分析で見られるもので、株価が下落に転じるサイン
・移動平均線のほか、MACDなどのテクニカル指標でチャート分析する時にも用いられる

 

デッドクロスの特徴

デッドクロスは株価が下落に転じるサインとして多くの投資家が注目していますが、次のような特徴があります。

・実際の株価の動きよりも遅れて発生する
・視覚的に分かりやすいが、だましも多い

この2点はデッドクロスの注意点にもなるので、1つずつ見ていきましょう。

実際の株価の動きよりも遅れて発生する

デッドクロスに限ったことではありませんが、テクニカル指標を使ったチャート分析では売買サインが遅れて発生することが多いです。

これはテクニカル指標の数値を一定期間の株価から算出するためです。

例えば、単純移動平均線は一定期間の終値を平均した数値を使います。
5日移動平均線であれば直近5日分、25日移動平均線であれば直近25日分の終値を平均した数値です。

当日の株価をそのまま反映させるのではなく、数日分の株価の平均などを使うので、実際の株価の値動きに対して遅れて反応することになります。

そのため、移動平均線で見られるデッドクロスの発生も、実際の株価の値動きとは遅れて発生することが多いです。

視覚的に分かりやすいが、だましも多い

デッドクロスは視覚的に分かりやすいサインですが、だましも多く注意が必要です。
だましとは、テクニカル分析で売買サインが出たものの、株価はサインと逆に動いてしまう現象のことです。

ですのでデッドクロスしたところで安易に売ってしまうと利益を逃したり、空売りならば損をする可能性もあります。

だましが発生する理由は様々で、これを確実に見極めるのは困難です。
しかし、デッドクロスのパターンに注目することで、だましを回避できる可能性を高めることはできます。

デッドクロスのパターンと信頼度

一言でデッドクロスといっても様々なパターンがあります。
そしてどのパターンのデッドクロスが発生したのかに注目することで、売買サインの信頼度を判断することができます。

信頼度の低いパターンは様子を見るなどの対応をすれば、先ほど説明しただましを回避できる可能性が高まります。

パターンと信頼度については「移動平均線の向き」や「交差の角度」などに注目します。

移動平均線の向きに注目する

移動平均線の向きに注目する場合、短期の移動平均線と中期(長期)の移動平均線がどちらを向いているか注目します。

 

 

デッドクロスした時に「短期と中期(長期)の移動平均線がどちらも下向きであれば信頼度は高い」または「短期の移動平均線は下向き、中期(長期)の移動平均線は横ばいあれば信頼度は比較的高い」と言われています。

交差の角度で信頼度を測る

デッドクロスした時の角度から信頼度を判断することもできます。

デッドクロス発生時に交差の角度がしっかりとある場合は売りの力が強く、信頼度が高いという見方ができます。
つまり、引き続き下落が続くかもしれないと考えることができます。

逆に交差の角度が緩やかである場合は売りの力が弱く、信頼度が低いという見方ができます。
つまり、だましである可能性が高く、一時的な下落で終わるかもしれないと考えることができます。

他には、ボックス相場のように横ばいで推移している時は、デッドクロス等のサインが発生しやすい状態なので、だましが多くなる傾向にあります。

ですので横ばい推移のデッドクロスも信頼度は低いと言えます。

ただ、テクニカル分析に100%はありません。

・信頼度の高いデッドクロスだったけどだましだった
・信頼度の低いデッドクロスだったけどそのまま下落してしまった

ということもあります。
ですのでデッドクロスだけでなく、業績やその他指標など様々な要因も考慮して総合的に判断するようにしましょう。
信頼度はあくまでも判断材料に過ぎませんので、その時々の変化に応じて適切に対応することが大切です。

デッドクロス株の見つけ方

デッドクロス株を探したいときは、証券会社(取引ツール)のスクリーニング機能を使うと便利です。
スクリーニング機能とは、自分が指定した条件で銘柄を検索できる機能のことです。

例として、楽天証券の「iSPEED」で確認してみましょう。

1.検索からスーパースクリーナーを開く
2.検索条件追加を選択する
3.検索条件「テクニカル」から「デッドクロス」を選択して条件追加をする
4.デッドクロスの数値を調整して銘柄検索
※数値とは、短期移動平均線と長期移動平均線の設定値のことです。短期を5日移動平均線、長期を25日移動平均線で探すときは「5日/25日」を選択します。

これでデッドクロスのスクリーニングが可能です。

 

 

検索条件追加で他の指標や投資金額などを追加するとさらに絞り込むこともできるので、デッドクロスで銘柄検索をするときはスクリーニング機能を活用するとよいでしょう。

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