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意地商いは破滅の因とは
意地商いは破滅の因(読み方:いじあきないははめつのもと)
「意地商いは破滅の因」とは、相場が自分の思惑通りに動かないときに意地になってポジションを持ち続けているのは大損の元で、トレンドに逆らわず素直に相場に従うことが大切だという意味の相場格言になります。
この相場格言は、江戸時代の米商人・本間宗久の言葉とされており、同氏はテクニカル分析手法「酒田五法」を考案した人物でもあります。
酒田五法とは、ローソク足の組み合わせから売り買いのタイミングを図る手法のことです。
詳しくは「酒田五法とは何か?わかりやすく解説」をご覧いただければと思います。
「意地商いは破滅の因」ですが、「トレンドに逆らうな」や「見切り千両、損切り万両」など、同じような意味を持つ格言は幾つかあります。
相場の動きに逆らって、ナンピンを続けて結果破滅してしまったという投資家は数多く、「意地商いは破滅の因」を実際に経験している方は、脳内に刷り込まれているのではないでしょうか。
そういった意味では「意地商いは破滅の因」は、相場におけるリスク管理の重要性を言い表した格言とも考えられます。
「意地商いは破滅の因」を投資に活かすには
トレーダー・投資家にとって、自身が「上がる」との思惑から買った銘柄の株価が下がるというのは、負けを意味します。
ですが、その現実を受け入れることができず、そのまま保有し続けて塩漬けになってしまうケースも数多いことかと思います。
今回の格言とあわせて、意地にならずにできるだけ速やかに損切りをし、「なぜこの銘柄は下がったのか?」その検証をし、次のトレードに活かせるような動きが、含み損を増やさず、精神的な面でも良く、建設的に思えます。
マイルールとして決めた損切りラインにしてもそうですが、株式投資では「頭でわかっていても実際にその通り行動できない」という、ちょっとした矛盾が生じるものです。
損切り同様に「負けを認める」ことができない、と頭ではわかっている方ほど、今一度「意地商いは破滅の因」という相場格言の本質的な部分を念頭においてみると良いのではないでしょうか。