WealthNavi(ウェルスナビ)とは何か?サービスの特徴やメリット・デメリットなどわかりやすく解説!
当記事について
こちらの記事はロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」について紹介しています。
サービスの特徴やWealthNaviを利用するメリット・デメリット、WealthNaviはどんな人におすすめのサービスなのか、などを解説しています。

WealthNavi(ウェルスナビ)とは

WealthNavi(ウェルスナビ)とは、ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザーサービスのことをいいます。

2016年7月にサービスを正式リリースし、預かり資産・運用者数No.1(※)のロボアドバイザーとなっています。
2020年11月10日時点で口座開設数は34万口座、預かり資産は3,100億円を突破しています。

ロボアドバイザーとは、AI(人工知能)がポートフォリオの提案をしてくれたり、自動で資産運用をしてくれるサービスのことです。
ポートフォリオの提案など、アドバイスのみをしてくれるものを「アドバイス型」、アドバイスから資産運用までしてくれるものを「投資一任型」といいます。

WealthNaviは後者の「投資一任型」となりますから、専門知識がない方やあまり時間がない方なども、手間なく簡単に全自動で資産運用を始めることができます。

※一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2020年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 モーニングスター社調べ(2020年7月時点)

 

WealthNaviの特徴

WealthNaviの大きな特徴は、全自動で資産運用ができるところです。

それでは、実際にどういうことを自動で行ってくれるのか、などを確認していきましょう。

・最適なポートフォリオを自動構築
・最適な配分で自動発注
・カスタムできる自動積立
・見直し不要!自動リバランス!
・分配金の自動再投資で複利効果も
・DeTAXで税金も最適化
・手数料は年率1%!長期の運用で長期割も
・提携パートナーが多い!

色々とあるので、1つずつ確認していきましょう。

※2020/12/02時点情報となります。

最適なポートフォリオを自動構築

WealthNaviでは、年齢や年収、金融資産など簡単な質問に答えるだけで、その人にあったリスク許容度を診断してくれます。

リスク許容度とは、どれくらいのリスクを受け入れるのかを表したもので、WealthNaviでは1~5の5段階でリスク許容度を診断してくれます。
数字が大きくなるほどリスクは高くなります。

リスク許容度を設定すると、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく金融アルゴリズムから、リスク許容度に合わせた最適なポートフォリオを自動で構築してくれます。

ポートフォリオとは、簡単に言うと金融商品の組み合わせのことです。
ポートフォリオを一から構築するのはそれなりの知識や時間がかかりますが、WealthNaviなら自動で構築してくれるので専門知識がない方や時間がない方でも簡単に資産運用を始まることができます。

リスク許容度については、設定後に変更することもできます。

最適な配分で自動発注

WealthNaviでは、ETF(上場投資信託)を通じて分散投資されています。
リスク許容度を設定後に、運用資金を入金すると、ポートフォリオにあわせて最適な配分で自動買い付けをしてくれます。

一般的なETFは取引単位が決まっているため、自身で最適なポートフォリオで資産運用しようとすると、まとまった資金が必要になります。

しかしWealthNaviでは、ETF1口を1000分の1単位で取引できる「ミリトレ」を導入しているため、小額でも最適な配分を実現させています。

例えば、通常なら1口10,000円のETFでも、WealthNaviなら10円単位で自動買い付けされるので、最適な配分での投資が可能となります。

 

カスタムできる自動積立

WealthNaviでは、自動積立サービスもあり、毎月一定額ずつ投資をしていくこともできます。

積立額は1万円から設定できるので、少額ずつコツコツ投資をしていきたい方に向いているサービスです。

積立コースは次の4つから選択できます。

・月1回定額:月に1回、設定金額を積み立てるコース
・月5回定額:月に5回、設定金額を積み立てるコース
・複数回定額:月に複数回、設定金額を積み立てるコース
・カスタム:月に複数回、引落日ごとに設定した金額を積み立てるコース

「月1回定額」「月5回定額」「複数回定額」の積立額は一定の金額となりますが、カスタムを選択すると引落日ごとに金額の設定も可能です。
なお、引落日については「毎月6日、12日、20日、26日、末日」の中から選択できます。

見直し不要!自動リバランス!

リバランスとは、簡単に言うとポートフォリオを修正することをいいます。

金融商品は価格変動するものなので、投資対象の値上がりや値下がりによりポートフォリオが崩れてしまうことがありますが、そういうときに自動で元のポートフォリオへ戻してくれるのが「自動リバランス」です。

例えば、株式と債券に50万円ずつ投資をしたらポートフォリオは「1:1」の比率となります。

その後、株式のみ値上がりして2倍になると株式100万円、債券50万円というポートフォリオになります。
つまり「2:1」のポートフォリオになってしまいます。

これを元の「1:1」に戻すのがリバランスです。

上記の場合は、株式を25万円分売却して、その25万円で債券を買い増します。
そうすると株式75万円、債券75万円となり、「1:1」の元のポートフォリオに戻ります。

WealthNaviでは、3パターンのリバランスがあります。

1つ目は、積立や追加入金した時です。
新たに買い付ける時にポートフォリオのバランスを見て、不足している資産を多く購入して最適なバランスに近づけてくれます。

2つ目は、半年に一度の定期リバランスです。
半年ごとに定期的にポートフォリオを見直し、バランスが崩れている場合は資産の売却や買い増しが行われます。

3つ目は、臨時リバランスです。
臨時リバランスは、相場の急変などによってバランスが大きく崩れて、最適なバランスから5%以上の離れたときに行われます。

このように3つのリバランスを行うことで、最適なポートフォリオを維持して資産運用を行うことができます。

分配金の自動再投資で複利効果も

WealthNaviでは、ETF(上場投資信託)を通じて投資を行うので、定期的に分配金を受け取ることができます。

分配金は現金として入ってくるので、通常の投資なら自身で再投資する必要がありますが、WealthNaviなら自動で再投資してくれるので手間がありません。

また、分配金を再投資することで「複利効果」による資産の成長が期待できます。
複利効果とは、リターンを再投資することで、さらにリターンを生む効果のことです。

例えば、投資金額100万円で、年間利回り5%だとします。
毎年5万円受け取ることができるので、再投資しない場合は5年間で利益は25万円となります。

それでは、再投資した場合はどうなるでしょうか。

年数 運用資金 分配金
1年目 1,000,000 50,000
2年目 1,050,000 52,500
3年目 1,102,500 55,125
4年目 1,157,625 57,881
5年目 1,215,506 60,775

毎年運用資金が増加し、それに伴い分配金も増加しています。
つまり、リターン(分配金)がさらなるリターン(分配金)を生んでいるということです。

このように分配金を再投資することで、資産の成長が期待できます。

 

DeTAXで税金も最適化

DeTAX(デタックス)とは、税金の負担を自動で最適化してくれる機能のことです。

分配金の受け取りやETFの売却によって利益が発生すると、その利益に対して「20.315%」の税金がかかります。

例えば、2020年11月時点で利益が20万円出ているとします。
その年に何もせずに終わると利益20万円となりますから、約4万円の税金を負担することになります。

DeTAXでは、この税金の一部または全部を翌年以降に繰り延べます。

具体的には、含み損がある保有資産をその年に一度売却し、損失を確定させます。
そして、その年の利益と損失を相殺して、利益を圧縮して税金の負担を小さくします。

例えば、10万円の損失を確定させたとしたら、2020年の利益は10万円(利益20万円-損失10万円)まで圧縮させることができ、税金負担は2万円まで減らすことができます。

このように税金の負担を自動的に最適化する機能が「DeTAX」となります。

手数料は年率1%!長期の運用で長期割も

WealthNaviの手数料は「預かり資産の年率1%」のみとなっています。
毎月初めに前月分が引き落とされる形で、口座管理費や入出金、リバランスや売買手数料はかかりません。

手数料については「長期割」もあります。
これはWealthNaviを長く続けると最大年率0.90%まで手数料が割り引きされるものです。
運用金額が50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、6ヵ月ごとに段階的に手数料の割引が拡大されていく仕組みです。
出金すると「長期割期間」はリセットされてしまい、再スタートになるのでこの点は覚えておくようにしましょう。

他にも覚えておく点として、長期割の対象は「WealthNavi」のみという点です。

WealthNaviでは、さまざまな企業と提携して「WealthNavi for 〇〇」といったサービスを展開しています。
例えば、SBI証券でWealthNaviの口座開設をすると「WealthNavi for SBI証券」になります。

これらの提携サービスを利用した場合、長期割の対象にはなりません。
この点は覚えておくようにしましょう。

WealthNaviへの手数料以外には「ETFの保有コスト」がかかります。
ただ、これはETFの中で差し引かれるものなので、別途支払う必要はありません。

提携パートナーが多い!

WealthNaviでは、先ほど説明したように各社と提携して「WealthNavi for 〇〇」といった提携サービスも展開しています。

提携サービスは次の通りです。

・WealthNavi for SBI証券
・WealthNavi for 住信SBIネット銀行
・WealthNavi for ソニー銀行
・WealthNavi for イオン銀行
・WealthNavi for 横浜銀行
・WealthNavi for JAL
・WealthNavi for TOKYU POINT
・WealthNavi for auじぶん銀行
・WealthNavi for 東京海上日動
・WealthNavi for ODAKYU
・WealthNavi for 東京スター銀行
・WealthNavi for 三菱UFJ銀行
・WealthNavi for ネオモバ
・WealthNavi for ANA

例えば、SBI証券からWealthNaviの申し込みを行った場合は「WealthNavi for SBI証券」というサービスを利用することになります。

全自動で資産運用ができる点など基本的なところは同じですが、手数料の長期割の対象になるかどうかという点に違いがあります。

他には、利用するサービスによって最低入金額・毎月の積立額による違いもあります。
ほとんどのサービスは最低入金額10万円、積立額1万円からですが、「WealthNavi for ANA」は最低入金額30万円となっています。

一番少額から始められるのは「WealthNavi for ネオモバ」で、最低入金額1万円、積立額5千円からとなっています。
ですから、少額で始めたい場合はネオモバ経由でWealthNaviの申込をするのも良いでしょう。
ネオモバについては「SBIネオモバイル証券(ネオモバ)の特徴をわかりやすく解説!」で紹介しています。

なお、WealthNaviは提携サービスも含めて1人1口座しか利用できません。
「WealthNavi」で申し込みしたけど「WealthNavi for ネオモバ」のほうが良かった、という場合は一度利用中のサービスを解約してから再度申込をする必要があります。
また、乗り換えの際は、口座の種類や既に運用中かどうかで、すぐに次のサービスを利用できない場合もあるので注意しましょう。

 

WealthNaviのメリット

WealthNaviを利用して資産運用するメリットについて紹介します。

・全自動で資産運用をしてくれる
・世界への分散投資を手軽にできる
・自動積立ならリスクや心理的負担の軽減も

1つずつ解説していきたいと思います。

全自動で資産運用をしてくれる

WealthNaviを利用する一番のメリットは、全自動で資産運用をしてくれるところです。

自身で資産運用を行う場合、まずは金融商品の選定をする必要があります。
わかりやすく言うと「投資先を決める作業」です。

金融商品にはさまざまな種類があるので、その中から自分に合った金融商品を探すのは非常に大変な作業となります。
専門知識が必要だったり、時間もそれなりにかかります。

また、投資先を決めた後も、買付から売却、再投資なども全て自分で行う必要があります。
長期的な投資ではポートフォリオを崩れた時のリバランスも重要になってきます。

一連の流れは投資初心者の方にはハードルが高いと思いますが、WealthNaviではそういう手間がかかる部分を全自動で行ってくれます。
そのため、あまり知識がない、忙しくて時間がない、そういう方でも簡単に資産運用を始めることができます。

世界への分散投資を手軽にできる

WealthNaviは、リスク許容度に合わせて分散投資をしてくれますが、その対象となる地域は日本だけではありません。

ETFを通じて「世界約50カ国1万1000銘柄」に投資をしています。

個人投資家が自身で「世界約50カ国1万1000銘柄」に分散投資をするのは難しいですが、WealthNaviを利用すれば手軽に幅広く分散投資が可能となります。

自動積立ならリスクや心理的負担の軽減も

WealthNaviは、自動積立もできるので少額でコツコツと資産運用していくこともできます。

少額で資産運用をできる点もメリットの1つですが、他にも「リスク軽減」や「心理的負担の軽減」といったメリットがついてきます。

自動積立は、定期的に一定の金額で買い付けしていく手法となります。
この手法を「ドル・コスト平均法」ともいいますが、買い付ける金額は同じなので安いときには多く購入して、高いときには少なく購入していくことになります。
こうすることで結果的に購入価格が平均化され、高値掴みのリスクを軽減してくれます。
例えば、価格の下落が続いた場合でも一定の金額ずつ買い付けしていけば、価格が戻ったときに高値で購入している人よりも早く利益が出ることになります。

また、積立投資は心理的な負担軽減にもつながります。
一度にまとまった資金を投入すると、一度の下落で大きな損失を抱えてしまうこともあり、価格が戻るまで心理的負担(ストレス)も大きくなってしまいます。
自動積立なら継続的に一定の金額を投資していくので、目先の動きは気にせずに下落したところは買い増しをしていくので、通常よりも心理的負担は小さくなります。
また、下落したところで買い増しすることで、通常よりも利益が出やすい状態になります。

 

WealthNaviのデメリット

WealthNaviにはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

・元本割れリスクがある
・NISAは対応してない
・短期投資には不向き

1つずつ解説していきたいと思います。

元本割れリスク

WealthNaviは、さまざまな金融商品に分散投資をしてくれるので、集中投資よりはリスクが分散されています。
ですが、相場の変動による価格変動リスクを回避することはできません。
そのため、保有資産の値下がりによって元本割れになるリスクがあります。
この点はよく理解しておくようにしましょう。

NISAは対応してない

WealthNaviは、NISA口座に対応していません。
NISA口座とは、株や投資信託などの運用益や配当金を非課税にする口座のことです。

例えば、WealthNaviで100万円の利益を得た場合は約20万円の税金がかかるので、最終的に手元に残るのは「80万円」となりますが、NISA口座の場合は非課税となるので税金はかからず「100万円」がそのまま手元に残ります。

少額の自動積立という点では「つみたてNISA」を活用するという方法があります。
つみたてNISAの場合は税金がかからないメリットはありますが、WealthNaviのように全自動で資産運用はできません。

短期投資には不向き

WealthNaviは、「長期・積立・分散」投資をサポートしてくれるサービスとなります。

基本的に10年、20年、30年と続けていくことで、より大きなリターンを目指す資産運用となります。

そのため、短期的に資産を成長させたい場合は不向きなサービスとなります。

 

WealthNaviはこんな人におすすめ

WealthNaviは、次のような人におすすめのサービスです。

・投資初心者の人
・忙しく時間がない人
・少額で積立投資をしたい人
・長期的な資産運用を考えている人

投資初心者の人

WealthNaviは、簡単な質問に答えるだけで、リスク許容度を診断してポートフォリオを自動構築してくれます。
買い付けやリバランスなども全自動で行ってくれるので、買うタイミングを見極めたり、リバランスのために再計算などを行う必要もありません。
資産運用のほぼ全てをお任せできるので投資を始めたい初心者の方にはおすすめです。

忙しく時間がない人

自身で本格的に資産運用する場合、知識を付けるための時間や、日々の値動きや経済ニュースなどのチェック、ポートフォリオの見直しなど、それなりに時間もとられてしまいます。
ですが、WealthNaviなら初めにリスク許容度を設定し、入金するだけで資産運用を開始できます。
あとは積立や追加入金をするだけなので、そこまで時間もとられることはありません。

少額で積立投資をしたい人

株式投資などはある程度まとまった資金が必要になることもありますが、WealthNaviなら自動積立もあるので少額で資産運用を始めることもできます。
資産運用を始めたいけどまとまった資金がない、という方にもおすすめのサービスとなります。

長期的な資産運用を考えている人

WealthNaviは「長期・積立・分散」でより大きなリターンを目指す資産運用となります。
そのため、短期投資には不向きですが、長期的な資産運用を考えている人にはおすすめのサービスです。

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