いってこいとは何か?わかりやすく解説

いってこいとは

いってこい(読み方:いってこい)

 

いってこいとは、相場が上昇したり、下落した後に一定期間内に元の水準まで戻ることをいいます。

漢字で「往って来い」や「行って来い」と表現されることもあります。

いってこいは、具体的には2つのパターンがあり、わかりやすく図で表すと次のようになります。

1つ目は上記チャートのように「株価が上昇したものの、その後は下落して一定期間内に元の水準まで戻った状態」です。

具体的には、

前場は買い優勢で株価は上昇したものの、後場は戻り売りや利益確定売りが優勢、株価は反落し、結局は前日終値水準で取引を終えた。

こうした動きが「いってこい」の1つ目のパターンとなります。

2つ目は上記チャートのように「株価が下落したものの、その後は上昇して一定期間内に元の水準まで戻った状態」です。

具体的には、

前場は売り優勢で株価は下落したものの、後場は押し目買いや買い戻しが優勢、株価は反発し、結局は前日終値水準で取引が終えた。

これが2つ目の「いってこい」のパターンとなります。

つまり、いってこいとは、一定期間内の最初の値段と最後の値段が「トントン」の状態となります。

いってこいという表現は、1日の値動きで使われることが多いですが、一定期間の相場の値動きに対して使うこともあります。

いってこい現象はなぜ起こるのか?

いってこい現象は、短期的に株価が大きく動くタイミングで起こりやすいです。

主な理由は利益確定による売りや買い戻し、押し目買いや戻り売りなどが入るからです。

株価は様々な要因で変動するものですが、

・企業から発表される好材料や悪材料
・政治や戦争といった地政学的リスク
・各国の要人発言

など、突発的なニュースがあると、急激に買いや売りが増加して株価が大きく変動することがあります。

そうなるとこれまで株を保有していた投資家が利益確定をしたり、過度に買われすぎ、売られすぎたところで押し目買いが入ったりするので、株価が上がったり下がったりしても、結局は元の水準まで戻してしまうことになります。

もちろん、すべての値動きで「いってこい」になるとは限りません。
そのままトレンドが継続して上昇や下落することもあります。

いってこい相場で損をしないためには

株式投資に限ったことではありませんが、投資で資産を増やすには「損失を最小限に抑えて、利益を最大限伸ばす」ことが大切です。

しかし、いってこい相場では、比較的短期間で株価が元の水準に戻ることも少なくありません。

そのため、利益を伸ばそうと思っていたけど、結局はプラスマイナスはゼロ、または含み損になってしまった、なんてことも珍しくありません。

それでは、いってこいになった時に損をしないためには、また利益を得るにはどうしたらいいのでしょうか。

短期トレードのみで狙う

いってこいは、比較的短期間で元の水準に戻ることが多いです。

そのため、突発的なニュース等で値動きが激しくなり、いってこい相場になりそうな場合は、利益を伸ばすようなトレードではなく、ある程度の値幅を取ったら利益を確定する短期トレードで臨むのがいいでしょう。

相場格言に「頭と尻尾はくれてやれ」とありますが、まさにこの格言のようなトレードを心がけると良いかもしれません。

事前にルールを決める

また、買値が天井になるケースもありますし、元の水準まで戻した後にさらに下に突っ込んだりすることもあるので、あらかじめ損切りラインを決めておき、逆指値注文を設定するなど対策をとることも大切です。

じっくり投資するなら相場が落ち着いてから

また、その時の値動きでトレードするのではなく、業績などから見てじっくり投資したいのであれば、焦らずに相場が落ち着いた時に買うのがいいでしょう。
そうすることで価格変動リスクを軽減できるので、高値掴みしてしまうこともなくなります。

いってこいはあくまで結果論ですので確実に予測することはできません。
ですが、前述したように、事前にルールを決めて短期トレードのみで狙うことで、損失を抑えつつ利益を狙うことができたり、落ち着くのを待つだけで高値掴みのリスクなどを減らすことができます。

テクニカル分析を活用する

他にはテクニカル分析を使うのも有効でしょう。

テクニカル指標には色々と種類があり、トレンドの方向性を判断するための指標や、買われすぎや売られすぎを判断するための指標などがあります。

こうしたテクニカル指標を組み合わせて使うことで、現在のトレンドを判断したり、いってこいの前兆、つまり株価が反発・反落するタイミングを予測することができます。

売りと買いで利益を狙える

いってこい相場になると利益を最大限伸ばすのは難しくなりますが、うまく活用すれば売りと買い、両方で利益獲得チャンスがあります。

上記チャートのような値動きをした時に、いち早く反落を察知できれば、前場の買いだけでなく、後場の売りでも利益を狙えるのでチャンスが広がるでしょう。

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