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備えあれば迷いなしとは
備えあれば迷いなし(読み方:そなえあればまよいなし)
「備えあれば迷いなし」とは、株式投資をする時は事前に情報収集や分析などの準備をしっかりと行った上で、自分の相場観に自信を持ってトレードを行うことが大切であるという教えとなります。
相場観とは、この先の相場は上がるのか下がるのか、どのような値動きをしていくのか、といった相場の見通しのことです。
相場観は、「目先観(短期の見通し)」や「中勢観(中期の見通し)」、「長勢観(長期の見通し)」といったように投資家によって様々ですが、事前に準備を行い、自分の相場観に自信を持ってトレードに向かうことができれば、日々の値動きに一喜一憂することは少なくなります。
例えば株価の動きが予測した形と違ったとしても、不安や迷い、焦ったりすることは少なくなるので冷静に投資判断をすることができます。
しかし、自分の相場観を持っていなかったり、自信がないトレードを行っていると小さな値動きに翻弄されて、冷静な投資判断が下せなくなることもあります。
「備えあれば迷いなし」では、そのような事が無いように
・業績や財務状況はどうなっているのか
・現在の株価の割安性はどうか
・今後はどのように株価が動いていくのか
・株価がどうなったら買い、どうなったら損切りするか
など、事前に準備すること、自分の相場観を持つこと、自信を持って決断することの大切さを教えてくれる相場格言となります。
相場観だけでなく資金の準備も大切である
「備えあれば迷いなし」の「備え」という部分には、事前の準備や自分の相場観だけでなく、株式投資への資金のことも含まれています。
例えば、資金に余裕がなく、ギリギリのトレードとなると「この銘柄の株価が下がってしまったら…」といったプレッシャーや、不安や迷いから冷静な判断ができなくなるケースもあるかと思います。
資金の備えあればあるほどトレードや気持ちに余裕が生まれ、より取引に臨みやすくなるものではないでしょうか。
まとめると「備えあれば迷いなし」は
・株式投資をするのであれば、投資に関する基礎知識をつけましょう
・自分が投資する企業の財務情報等を事前にきちんと調べて自分なりの相場観をしっかりと持ちましょう
・ある程度の余裕資金を準備しましょう
これらを以って買った銘柄であれば、その後株価が下がっても、迷いや焦りは少なくなる、という意味を示しています。
相場格言は投資の本質を表すものとして様々な言葉があり、投資に役立てることもできます。
ただ、相場の状況は刻々と変化するものなので必ずしも当てはまるとは限りません。
ですので相場格言を投資に役立てる時は鵜呑みにせず、あくまでも投資に向き合う考え方の1つとして活用するようにしましょう。