サイコロジカルラインとは何か?わかりやすく解説

サイコロジカルラインとは

サイコロジカルライン(読み方:さいころじかるらいん)

 

サイコロジカルラインとは、オシレーター系のテクニカル指標のひとつで、投資家の心理を数値化した指標となります。
相場の強弱や買われ過ぎ・売られ過ぎを判断し、売買のタイミングを図るために使われます。

英語表記では「Psychological Line」といい、サイコロジカル(Psychological)は「心理的な」という意味を持ちます。

株価は上がるか下がるかなので「確率は1/2」となりますが、一方に偏って推移をすることもあります。
そうすると「そろそろ反転するのではないか」という心理に傾く可能性が高くなります。

たとえば、株価の上昇が続いた場合は「そろそろ下がるのではないか」という心理に傾く可能性が高くなります。
そろそろ下がると考える投資家が増えれば増えるほど、株価は下落する可能性が高くなりますので「売り」のタイミングを図る目安となります。

こういう投資家の心理を数値化したものがサイコロジカルラインとなります。

サイコロジカルラインの数値は「一定期間の株価が上昇した日数」を基に算出します。
上昇した日数が多い場合は数値が高くなり、少ない場合は数値は低くなります。

 

サイコロジカルラインメモ

・サイコロジカルラインとは投資家の心理を数値化した指標のこと
・わかりやすく言うと「そろそろ下がるかも」「そろそろ上がるかも」という心理を数値化したもの
・相場の強弱や買われ過ぎ・売られ過ぎを判断し、売買のタイミングを図るために使われる

 

サイコロジカルラインの設定値と計算式

サイコロジカルラインの設定値は「12」を利用する場合が多いです。
つまり、日足チャートの場合は「12日間の中で株価が上昇した日数の割合を求めた数値」がサイコロジカルラインの数値となります。

計算式は以下の通りです。

n日間の中で株価が上昇した日数 ÷ n × 100(%)
n=サイコロジカルラインの設定値

サイコロジカルラインは変動率を考慮せず、単に上昇した日数から算出します。
たとえば、12日間の中で株価が上昇した日数が6日間あったとしたら、次のように計算を行います。

6 ÷ 12 × 100 = 50

つまり、サイコロジカルラインの数値は「50%」であることがわかります。

 

サイコロジカルラインの見方

実際にサイコロジカルラインを設定し、どのように表示されるのかを確認していきましょう。

例として、楽天証券の「iSPEED」のチャートを参考にして説明していきます。

 

 

・位置関係
サイコロジカルラインは、基本的には株価チャートの下に位置しています。
ダマシも多い指標となっているので、他の指標や株価の値動きとあわせて確認していきます。

・サイコロジカルラインの線について
サイコロジカルラインは1本の線を表示し、50%を中心にして「0~100%」の範囲内で推移しています。
数値が高くなれば「買われ過ぎ」、数値が低くなれば「売られ過ぎ」という見方ができます。

・サイコロジカルラインを見るときのポイント
サイコロジカルラインはそこまで精度が高いものではありません。
株価の変動率を考慮せずに算出するため、1円の上昇が続いたような場合でも買われ過ぎ水準に到達してしまうことがあります。
つまり、株価はそこまで動いていない(むしろ下がっている)状態でも「売りサイン」が出てしまうこともあるということです。
このように「ダマシ」も多い傾向にあるので、利用する際は注意しましょう。

 

サイコロジカルラインの使い方

サイコロジカルラインの使い方は、シンプルに何%の水準に位置しているのかを確認して、そこから買われ過ぎ・売られ過ぎを判断します。

一般的に目安とされる水準は、以下の通りです

・75%以上で買われ過ぎ水準
・25%以下で売られ過ぎ水準

上昇を勝ち、下落を負けとした場合、設定期間が12日なら「9勝3敗」で75%、「3勝9敗」で25%になります。

買われ過ぎ水準に到達したら下落する可能性が高まるので「売り」のタイミングを図る目安に、売られ過ぎ水準に到達したら上昇する可能性が高まるので「買い」のタイミングを図る目安に使います。

 

 

実際に売買の判断をする場合は、サイコロジカルラインが75%のラインを上から下に抜けたときに「売り」サイコロジカルラインが25%のラインを下から上に抜けたときに「買い」と判断することが多いようです。

上記チャートの場合も、83.33%まで上昇した後に75%を上から下に抜けて株価が下落し、16.67%まで下落した後に25%を下から上に抜けて株価が上昇しているのが分かります。

但し、サイコロジカルラインは「ダマシ」も多く、精度の高い指標ではありません。
そのため、他のテクニカル指標と組み合わせて補完的な指標として利用されることが多いです。

ですから実際に利用する場合は株価の値動きやその他の要因も考慮しつつ、他のテクニカル指標と組み合わせて分析すると良いでしょう。

 

サイコロジカルラインメモ

・サイコロジカルラインは50%を中心にして「0~100%」の範囲内で推移している
・75%以上は買われ過ぎ、25%以下は売られ過ぎという見方ができる
・売買のタイミングは買われ過ぎ(売られ過ぎ)水準に到達したときじゃなく抜けたとき
・但し、ダマシも多く、精度の高い指標ではないので注意が必要
・基本的には他のテクニカル指標と組み合わせて「補完的な指標」として利用する

 

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