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貸株金利とは

貸株金利(読み方:かしかぶきんり)

 

貸株金利とは、簡単にいうと『株のレンタル料』のようなもので、保有する株を証券会社に貸し出すことによって得られる金利のことです。

SBI証券や楽天証券など大手ネット証券各社で貸株サービスは提供されており、投資家が保有する現物株式を証券会社に貸し出し、銘柄相応分の金利を受け取ることができます。

得られる金利は銘柄に応じて異なりますが、中には10%以上金利のつく銘柄もあることから、投資家デビューしたら貸株サービスでやるべきと提言している投資家もいます。

貸株サービスの仕組み自体はサービスを提供しているどの証券会社も変わりありませんが、貸株金利は証券会社によって異なります。

≪貸株サービスのイメージ≫


ちなみに、貸株金利を指して『貸株料』または『貸株料(金利)』と称されることもあります。

この記事では貸株金利について説明していますが、貸株・貸株サービスについて詳しくは【貸株とは何か?わかりやすく解説】を参考にしていただければと思います。

貸株金利が高い理由

貸株金利は貸株サービスを提供する証券会社によって異なり、中には10%を超える銘柄も存在することは触れましたが、SBI証券や松井証券は最高金利の上限がありません。

銘柄や日によって変動する貸株金利ですが、例えば今日14%と表示されていても翌日以降で更に高くなる可能性があるということです。

貸株金利が高くなる理由ですが、簡単にいうと需要があるためです。

わかりやすくいうと、信用取引で株を売るために証券会社から「株を借りたい」という人がいます。
証券会社は信用取引する機関投資家に貸し出しますが、例えば年利13%で株の所有者(個人投資家)に打診している場合、証券会社から借入れようとしている機関投資家は実際には13%以上のレートで借入れていることになります。

信用取引において貸株料を支払うというのは、その銘柄を空売りするということです。
上記例で言うと「13%以上の高いレートを払ったとしても空売りしたい」という機関投資家が多いわけです。

空売りしたい機関投資家が多い=対応する現物株式が少ない銘柄ほど貸株金利が高くなるということになります。

 

貸株金利メモ

・貸株金利とは、証券会社の貸株サービスで得られる金利のこと(保有する現物株式を証券会社に貸し出し、銘柄相応分の金利を受け取れる)
・貸株金利が高くなる理由は、空売りしたい機関投資家が多いため(需要と供給の関係)
・メモ

 

貸株金利の計算方法

貸株金利の計算(算出方法)については貸株サービスを提供する証券会社のページ内(Q&A)で確認することができます。

例として、マネックス証券の日々の貸株金利の計算方法を引用掲載させていただきます。

 

貸株の金利は以下のように計算します。

貸株料(貸株金利) = 時価総額 × 貸株利率 ÷ 365(100分の1円未満切り捨て)
時価総額 = 数量 × 時価(当日の終値または最終気配値段)

貸株金利は、営業日/非営業日にかかわらず毎日計算されます。

引用:マネックス証券

※貸株金利の計算方法は貸株サービスを提供する証券会社によって若干異なる場合もあります

貸株金利における税金

貸株金利は税制上、雑所得扱いとなります。(他の所得と合算し、総合課税の対象)

そのため、所得金額によって確定申告が必要な場合があります。

個人の場合、年収2,000万円以下の給与所得者の方で給与・退職所得以外の所得が年間20万円以下の場合は原則として所得税の申告は不要となります。

※税金について詳しくは各証券会社の貸株サービスの税制に関するページよりご確認下さい

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