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お化粧買い(ドレッシング買い)とは

お化粧買い(読み方:おけしょうがい)
ドレッシング買い(読み方:どれっしんぐがい)

 

お化粧買いとは、機関投資家やファンドの運用機関などが保有資産の評価額を上げるために買い注文を入れることをいいます。
これは月末や決算期末などに運用成績をよく見せるために行われます。

例えば、株価1,000円で100万株を保有した場合、保有資産の評価額が10億円となります。
このまま決算期末を迎えると保有資産の評価額は10億円となりますが、株式を買い付けて株価を押し上げることができれば評価額も上昇させることができます。

仮に、お化粧買いによって株価1,000円を株価1,050円まで押し上げることができれば、評価額は5%増加して評価額10.5億円まで上昇させることができるわけです。

このように少しでも運用成績をよく見せるために行われる買い注文を「お化粧買い」といいます。

また、お化粧買いは「ドレッシング買い」とも呼ばれています。
ドレッシングの意味は、着飾るという意味のドレッシングのことです。

 

お化粧買いメモ

・お化粧買いとは、機関投資家やファンドの運用機関などが保有資産の評価額を上げるために買い注文を入れること
・月末や決算期末などに運用成績をよく見せるために行うもの
・お化粧買いは「ドレッシング買い」とも呼ぶ

 

お化粧買い(ドレッシング買い)を行うワケ

お化粧買いは、保有資産の評価額を上げる目的で買い注文を入れることですが、これは顧客から評価を得るために行うものです。

一般的に機関投資家やファンドの運用機関などは運用成績によって顧客から評価を得ることになります。
運用成績が良ければ信用度は高まり、反対に運用成績が悪ければ顧客が離れていくこともあります。
そのため、評価される時期までに運用成績が良好に見えるようにしておく必要があるのです。

こうした理由から「お化粧買い」が行われます。
ただ、お化粧買いによって保有資産の評価額が上がるかどうかは相場次第となるので、うまくいかないこともあります。

お化粧買い(ドレッシング買い)はいつ行われるのか

お化粧買いは、運用成績を一時的によく見せることを目的としているので、基本的に「月末」を目安に行われます。
特に決算が集中する「3月末」や「12月末」などに実施されることが多いと言われています。

お化粧買いはある程度決まった時期に実施されるため、お化粧買いを想定して、先回りした買い注文をいれて利ざやを狙う投資家も存在します。

お化粧買い(ドレッシング買い)が相場に与える影響とは

機関投資家やファンドの運用機関などは大きな資金を使って運用しているので、お化粧買いが実施されると一時的に株価が上昇する可能性はあります。

また、お化粧買いの有無にかかわらず、決算期末などになるとお化粧買いを期待した投資家の買いが入りやすくなり、相場が上昇しやすくなることもあります。

ただし、前述したとおり、お化粧買いで株価が上がるかどうかは相場次第となるので、必ず良い影響があるとは限りません。

また、相場が上昇しても「お化粧買いによるものなのか」「通常の投資判断によるものなのか」を判断することは難しいとされています。
そのため、月末にかけて相場が上昇しているケースで、上昇要因がはっきりしない場合などは「お化粧買い」といった表現が使われたりします。

お化粧買いを確実に判断することはできませんが、こうしたお化粧買いにより株価が上昇するケースもあるということは覚えておくと良いでしょう。

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