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塩漬けとは
塩漬け(読み方:しおづけ)
塩漬けとは、保有株の値下がりによって含み損を抱えてしまい、売るに売れない状態になってしまって、そのまま保有し続けている状態のことです。
塩漬けとなった株を「塩漬け株」や「塩漬け銘柄」と呼んだりします。
一時的な値下がりにより含み損を抱えることはよくありますが、そのなかで、近い将来で株価の回復が期待できないような銘柄に対してよく使われる言葉となります。
塩漬け株のデメリット
塩漬け株になってしまった場合、その分の投資資金は拘束されている状態なので、他の投資に使うことはできなくなります。
つまり、塩漬け株を抱えてしまうと資金効率が悪化してしまうというデメリットがあります。
また、塩漬け状態になるのは大きく株価が値下がりしてしまった株です。
そういう株は業績があまり良くないこともありますので、銘柄によって倒産や上場廃止リスクも伴います。
この点は塩漬け株の大きなデメリットになるでしょう。
塩漬けメモ
・「塩漬け株」や「塩漬け銘柄」と呼ぶ
・主に近い将来、株価の回復が期待できないような銘柄を指している
塩漬け株の対処法
塩漬け株の対処法として「思い切って損切りする」のも1つの手段です。
損切りすると損失が確定してしまうので、大きな損失を抱えている場合は躊躇してしまうかもしれません。
ですが、損切りをすることで「心理的負担が減る」「資金を他の銘柄に回せる」などメリットもあります。
心理的負担が減ると余計なストレスを感じることも無くなりますし、余裕を持った取引ができるようになります。
また、塩漬け株を現金化すれば、その資金で他の銘柄を買うことができるので資金効率もアップします。
もともと長期投資の場合は、継続保有をして「配当金」や「株主優待」を受け取りながら気長に待つのも良いですが、そうじゃない場合は思い切って損切りしてしまうのも良いと思います。
また、積極的に塩漬け株を活用することで収益を上げることもできます。
塩漬け株の活用方法
塩漬け株の活用方法として、以下のものがあげられます。
・代用有価証券
・貸株サービス
代用有価証券
代用有価証券とは、信用取引の担保として差し入れる株式等の有価証券のことです。
信用取引を行うには、証券会社に担保(保証金)を差し入れる必要がありますが、そのときに現金の代わりに保有している現物株などを代用することもできます。これを「代用有価証券」といいます。
塩漬け株は売るに売れない状態であるため、多くの場合はそのまま眠らせておくことになります。
ですからその分の資金は他の銘柄に回したりすることはできません。
しかし、代用有価証券として活用すれば信用取引の担保にできますので、塩漬け株を保有した状態で他の銘柄に投資もできます。
貸株サービス
貸株サービスとは、保有している現物株を証券会社に貸し出すことで、貸株金利を受け取ることができるサービスです。
塩漬け株として眠らせておいた場合、「配当金」や「株主優待」を受け取ることはできますが、株価が値上がりするまでそれ以外の収益を得ることはできません。
しかし、貸株サービスを利用すれば「配当金や株主優待」+「貸株金利」を受け取ることができるので、塩漬け株を利用して収益を増やすことができます。
ですから貸株サービスを活用しつつ、株価が戻ってきたら売却するのもひとつの選択肢になると思います。
塩漬けメモ
・損切りすることで「心理的負担が減る」「資金を他の銘柄に回せる」などメリットがある
・塩漬け株を継続保有する場合は「代用有価証券」や「貸株サービス」に活用することもできる
・一番は塩漬け株を抱えないこと、そのために損切りルールを設けるのもあり