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ミシガン大学消費者信頼感指数とは

ミシガン大学消費者信頼感指数(読み方:みしがんだいがくしょうひしゃしんらいかんしすう)

 

ミシガン大学消費者信頼感指数とは、ミシガン大学消費者態度指数とも呼ばれ、ミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが毎月発表する消費者マインドを表す経済指標のことです。

毎月300人から500人を対象にアンケート調査を実施し、毎月第2または第3金曜日に速報値が、最終金曜日に確定値が発表されます。

この指数は現在の景況感を示す現状判断指数と、先行きを示す先行き期待指数で構成されており、消費者マインドを探る代表的な指標の一つです。

消費者信頼感指数に先行して発表されるため、その月の消費者マインドを探る手掛かりとして重要視されています。

わかりやすく説明すると、米国に住む普通の人々が経済に対してどのように感じているかを数値で示すものです。
お金を使う意欲がどの程度あるか、また将来的に経済が良くなると感じているかどうか、ということがわかる指標となります。

ミシガン大学消費者信頼感指数の見方

ミシガン大学消費者信頼感指数は、基本的に数値が高い方が好感されます。

指数の数値が高いほど、消費者が経済に対してより楽観的であることを示しており、支出や投資の増加につながる可能性があると考えることができます。

反対に数値が低い場合は、消費者が経済に対して悲観的であることを示している可能性があり、支出と投資の減少につながる可能性があります。

ただし、ミシガン大学消費者信頼感指数は毎月発表されるものであるため、実際に活用する場合は単月の数値ではなく、前月や予想値と比較することが大事です。

例えば、予想値と比較して強い数値であれば米国経済は好調、弱ければ米国経済は不調とみなされます。

ミシガン大学消費者信頼感指数が株価に与える影響

ミシガン大学消費者信頼感指数は先ほど説明したとおり、消費者が経済に対してどのように感じているかを表している指標です。

米国は個人消費がGDPの占める割合が高く、個人消費の高低で経済全体に大きな影響を及ぼします。
そのため、個人消費の動向を示すミシガン大学消費者信頼感指数などは重要な指標のひとつとなっています。

具体的には、結果が良ければ経済状況にポジティブであり、結果が悪ければネガティブであることを示します。

ポジティブということは、消費者の消費意欲が高いことを示しており、企業の収益増加につながり、経済全体を活性化させる可能性があります。

こうした経済状況にある場合、投資意欲にも活気が付きやすく、株価が上昇する傾向があります。

反対に結果が悪ければ、消費者の消費意欲低下の現われと考えることができ、これは企業の収益減少につながり、経済成長が鈍化する可能性を示しています。

投資に対しても不安が高まり、株価に下落圧力がかかりやすくなります。

また、ミシガン大学消費者信頼感指数の急激な上昇や下落は、消費者の信頼に大きな影響を与える可能性がある重要な変化が起きていることを示唆している可能性があります。

例えば、急激な下落は、消費者が何らかの理由で不安を感じていることを示しており、経済にとって悪い兆候かもしれません。

このようにミシガン大学消費者信頼感指数が株価に影響を与えることもあります。
ただし、株価はさまざまな要因で変動するものなので、こうしたひとつの経済指標のみで投資判断をするのは危険です。現在の経済状況だけでなく、相場や銘柄毎の特性など、さまざまな要因から総合的に判断するようにしましょう。

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