SBI証券の特徴をわかりやすく解説!手数料やTポイントについてなどもあわせて紹介!

当記事は「SBI証券」について解説しています。

当記事について
SBI証券の特徴やメリット、他社と比較した際のデメリットをあわせて紹介しています。
SBI証券について詳しく知りたい方や口座開設選びに迷った時に参考にしてみてください。

SBI証券とは

SBI証券は「証券口座開設者数550万超」「NISA口座開設者数180万超」でネット証券No.1、日本国内の約40.3%のシェアを誇る人気の証券会社となります。

手数料の安さは業界トップクラスで、取扱商品も豊富となっているので、投資初心者の方から上級者の方まで全ての人に満足していただける証券会社です。

それではSBI証券の特徴について詳しく紹介していきたいと思います。

 

 

SBI証券の特徴

はじめにSBI証券の特徴を簡単に紹介したいと思います。

・手数料の安さは業界トップクラス
・夜間取引(PTSサービス)も可能
・豊富な金融商品を取り扱っている
・IPOの取扱実績が豊富
・高機能な取引ツールを使える
・Tポイントが貯まる/使える

それでは1つずつ詳しく見ていきましょう。

※2020/10/23時点情報となります。

手数料の安さは業界トップクラス

SBI証券の取引手数料は、業界トップクラスの安さとなっているため、コストを抑えて投資することができます。

取引手数料は証券会社ごとに異なるので、証券会社を選ぶときは特にチェックしたい項目となります。

SBI証券の取引手数料は、次の2つのプランが用意されています。

・スタンダードプラン
・アクティブプラン

スタンダードプランは、「1注文の約定代金」に応じて手数料が決まるタイプの手数料形態です。
アクティブプランは、「1日の約定代金合計額」に応じて手数料が決まるタイプの手数料形態です。

投資スタイルにあわせて、上記2つのプランから選択することができます。

以下、SBI証券の手数料となります。

スタンダードプラン(国内株式現物取引)

1注文の約定代金 手数料
~5万円まで 55円
~10万円まで 99円
~20万円まで 115円
~50万円まで 275円
~100万円まで 535円
~150万円まで 640円
~3,000万円まで 1,013円
3,000万円超 1,070円

アクティブプラン(国内株式現物取引)

1日の約定代金合計額 手数料
~100万円まで 0円
~200万円まで 1,278円
以降100万円増加毎に440円ずつ増加

スタンダードプラン(国内株式信用取引)

1注文の約定代金 3,000万円未満※ 3,000万円以上※
~10万円まで 99円 0円
~20万円まで 148円
~50万円まで 198円
~50万円超 385円

※ 「約定日の前営業日の未決済建玉の建玉代金合計」または「約定日の前営業日の新規建約定代金合計」によって手数料が変わります。

アクティブプラン(国内株式信用取引)

1日の約定代金合計額 ※3,000万円未満※ 3,000万円以上※
~100万円まで 0円 0円
~200万円まで 964円
以降100万円増加毎に 440円ずつ増加

※ 「約定日の前営業日の未決済建玉の建玉代金合計」または「約定日の前営業日の新規建約定代金合計」によって手数料が変わります。

他社では現物取引と信用取引を合算して手数料の計算を行いますが、SBI証券は別口で計算してくれます(アクティブプランの場合)

たとえば、他社で現物取引と信用取引を100万円ずつ行った場合、1日の約定代金合計は200万円と計算されてしまうので、200万円基準で手数料がかかります。
SBI証券と同じ手数料であれば「1,278円(または964円)」の手数料がかかることになります。

しかしSBI証券の場合なら「現物取引」「制度信用取引」「一般信用取引」の約定代金合計額、手数料は各々別口として計算されます。
ぞれぞれの取引で100万円ずつ(合計300万円)の取引をしても手数料がかかりません。

また、現物取引は「SBI証券指定の国内上場ETF」、信用取引は「国内ETF・REIT・ETN・インフラファンド」の手数料が無料となっています(インターネット取引の場合)。

 

 

PTS取引(夜間取引)も可能

日本の株式市場が開いているのは平日の「9:00~11:30(前場)」と「12:30~15:00(後場)」となります。
通常は上記の時間内で株式取引が行われます。

しかしSBI証券ではPTS取引(夜間取引)も可能となっております。
PTS取引とは、市場外取引のことで、株式市場が開いている時間帯以外でも取引ができます。

PTS取引(夜間取引)を提供している証券会社は一部の証券会社のみとなっているので、この点もSBI証券の大きな特徴です。

詳細情報は、以下の通りです。

PTS取引可能時間

PTS取引は「デイタイムセッション(昼間取引)」と「ナイトタイムセッション(夜間取引)」があります。

・デイタイムセッションは「8:20~16:00」
・ナイトタイムセッションは「16:30~23:59」
※信用取引の取引時間は9:00~11:30、12:30~15:00です。

上記の時間でお取引が可能となっています。

デイタイムセッションは寄り付き前から大引け後まで取引が可能となっています。
取引所とPTSで株価が異なることもありますが、取引時間が重なる時間帯は2つを比較して有利な値段で取引することもできます。

ナイトタイムセッションは夕方から深夜まで取引が可能となっています。
欧米の株式市場の状況を確認したうえでお取引もできますし、日中忙しい方もじっくり取引することができます。

PTS取引の手数料

PTS取引の手数料は以下のようになっています。

現物取引
1注文の約定代金 デイタイム ナイトタイム
~5万円 51円 無料
~10万円 94円
~20万円 110円
~50万円 261円
~100万円 508円
~150万円 608円
~3,000万円 963円
3,000万円超 1,016円
信用取引
1注文の約定代金 PTS取引手数料
~10万円 94円
~20万円 140円
~50万円 188円
50万円超 366円

PTSの取引手数料は、通常の取引所よりも安く設定されています。

そのため、取引所とPTSの株価が同じである場合は、PTS取引を使ったほうが安く設定された手数料分だけ利益が大きくなります。

SBI証券を利用される際はPTS取引を活用するのも良いでしょう。

 

 

豊富な金融商品を取り扱っている

SBI証券は主要ネット証券の中でも、豊富な金融商品を取り扱っています。
この点もSBI証券の特徴の1つとなります。

SBI証券の取扱商品
国内株式 外国株式
投資信託 債券
FX 先物・オプション
CFD(くりっく株365) 金・銀・プラチナ
eワラント iDeCo(個人型確定拠出年金)
保険 NISA(つみたてNISA)対応
ロボアドバイザー(自動運用サービス)

資産運用といえば国内株式や投資信託に目が行きがちですが、他にも様々な金融商品があります。

外国株式については、以下の9カ国の株式を取り扱っており、業界トップクラスとなっています。

・米国株式
・中国株式
・韓国株式
・ロシア株式
・ベトナム株式
・インドネシア株式
・シンガポール株式
・タイ株式
・マレーシア株式

また、「LINE証券」や「SBIネオモバイル証券」はNISA口座が非対応となっており、非課税枠を利用できませんが、SBI証券ならNISA口座にも対応しているので非課税枠も利用可能です。

その他にも、一部証券会社のみが取り扱っている単元未満株(1株単位)の取引サービスや、銘柄選びに困った時は話題のテーマから投資ができる「テーマキラー!」というサービスも提供しています。

口座開設で費用はかかりませんから、投資の選択肢を増やしたい方はSBI証券の口座開設をしておくのも良いと思います。

IPOの取扱実績が豊富

SBI証券はIPOの取扱実績も豊富で業界トップクラスを誇っています。
2019年は80社を超えるIPOの取り扱いがありました。

取扱銘柄が多いとそれだけチャンスが増えるので、IPO投資を検討されている場合はこの点も大きなポイントになるでしょう。

また、SBI証券では「IPOチャレンジポイント」という独自のポイントプログラムサービスを導入しています。

IPO投資をするには抽選に参加して当選する必要があります。
通常は抽選に外れてしまったらそれで終わりですが、SBI証券の場合は「IPOチャレンジポイント」が加算されます。

加算されたポイントは、次回以降のIPO抽選時に使用することで、IPOに当選しやすくなる仕組みとなっています。

 

 

2回目のIPOで当選した場合は使用ポイントは消費されますが、外れてしまった場合は消費されずにポイントは戻ってきます。さらに2回目のIPOが外れた分のポイントも加算されるので、次回IPO抽選時には合計2ポイント使うことができるようになります。

早く当選するに越したことはないですが、外れてもポイントが貯まっていくので次回のIPO当選への期待が高まっていきます。

IPOの取扱銘柄数も魅力的ですが、このような独自サービスの導入もSBI証券の特徴の1つとなります。

 

 

高機能な取引ツールを使える

SBI証券では、高機能なトレーディングツール「HYPER SBI」を利用できます。

チャートや板情報はもちろん、マーケット情報なども確認することができ、投資に必要なものが全て揃ったツールとなっています。

板情報画面ではドラッグ&ドロップのマウス操作で注文発注や訂正が可能ですし、ワンクリックで発注できる機能も搭載されているのでスピーディーなお取引が可能となっています。

ただ、注意点として「HYPER SBI」は原則有料となっています。

・1ヶ月:550円
・3ヶ月:1,650円

但し、以下の条件を満たせば、一定期間または無期限で「無料」で利用することもできます。

条件 無料期間
新規にSBI証券の総合口座を開設 口座開設日の翌営業日から1ヶ月間
前営業日(約定日ベース)に国内株式(PTS取引(SBI PTS)、単元未満株含む)の約定が合計1回以上あること。
約定日当日17時時点で、円貨建取引の「信書(取引報告書・取引残高報告書)、運用報告書等」の電子交付サービス(注1)をご選択、ご利用されていること。
翌営業日から起算して36日間
「信用取引口座」もしくは「先物・オプション取引口座」を開設 対象取引口座開設完了日の最短当日から原則無期限
(口座開設が完了した時間によっては翌々営業日から)

上記のほかにも、各種金融商品のお預り残高合計額が1億円以上あれば一定期間無料でご利用いただけます。

おすすめは「信用取引口座」や「先物・オプション取引口座」を開設することです。
口座開設で費用がかかることはないですし、そのうえ取引ツールを無料利用できるようになります。
また、口座開設をすることで、それらの取引をしたくなったら直ぐに開始できるようになります。
そのため、取引ツールを無料で利用したい場合は、「信用取引口座」や「先物・オプション取引口座」の口座開設を行うと良いでしょう。

「HYPER SBI」のほかには、スマートフォンアプリも充実しています。

・「SBI証券 株」アプリ
・ HYPER FXアプリ
・ HYPER 先物・オプションアプリ

投資をするうえで取引環境は重要なポイントですが、SBI証券なら充実した取引環境でトレードを行うことが可能です。

Tポイントが貯まる/使える

SBI証券では、国内株式や投資信託などの取引に応じてTポイントを貯めることができます。
また、貯まったポイント(お手持ちのポイント)は、1ポイント1円分として「投資信託の買付代金」に利用することができます。

気軽にポイント投資を開始できるところもSBI証券の特徴の1つです。

ポイント獲得条件は以下の通りです。

対象商品 獲得条件等
国内株式現物取引 スタンダードプラン手数料及び現物PTS取引手数料の月間の合計手数料の1.1%相当のTポイント
投資信託保有残高 対象投資信託の月間平均保有額が、
1,000万円未満のお客様に年率0.1%相当のTポイント
1,000万円以上のお客様に年率0.2%相当のTポイント
金・プラチナ・銀取引 スポット取引手数料、および積立買付手数料の月間合計手数料の1.0%相当のTポイント
新規口座開設 一律100ポイント(期間固定Tポイント)
国内株式入庫 1回の移管入庫につき100ポイント(Tポイント)

※ 新規口座開設の場合は「期間固定Tポイント」になります。
※ 期間固定TポイントはSBI証券のみで利用可能です。
※ Tポイントを獲得するには初期設定を行う必要があります。

 

 

SBI証券のメリット

SBI証券の特徴を紹介してきましたが、その中で特にメリットになる点を紹介していきたいと思います。

・手数料が安いので無駄な費用をかけずに投資ができる
・IPOの取扱数が豊富なのでその分チャンスを増やすことができる
・PTSがあるので忙しい人でもじっくり投資ができる
・取扱商品、サービスが充実しているので投資がしやすい

それでは1つずつ確認していきましょう。

手数料が安いので無駄な費用をかけずに投資ができる

投資をするうえで取引手数料がかかります。
一度の手数料が数百円である場合でも、繰り返し取引することで大きな金額になることがあります。
特に少額投資者にとっては取引手数料が大きな負担になることもあるでしょう。

SBI証券の取引手数料は業界低水準の安さとなっており、無駄な費用をかけずに投資ができます。

この点はSBI証券を利用するメリットになると思います。

以下、SBI証券とマネックス証券を比較。

1注文の約定代金 SBI証券 マネックス証券
~5万円以下 55円 110円
~10万円以下 99円
~20万円以下 115円 198円
~30万円以下 275円 275円
~40万円以下 385円
~50万円以下 495円
~100万円以下 535円 1,100円(成行注文)
1,650円(指値注文)

1注文の約定代金が100万円の場合は「成行注文で約500円」「指値注文で約1,100円」の差が生まれます。

SBI証券の手数料の安さを実感していただけたと思います。

IPOの取扱数が豊富なのでその分チャンスを増やすことができる

SBI証券はIPOの取扱実績が豊富な証券会社です。
つまり、SBI証券の口座開設をすることで、IPOへの投資チャンスを増やすことができます。

また、SBI証券では「IPOチャレンジポイント」もあります。
特徴の項目でも紹介しましたが、IPOチャレンジポイントは抽選に外れた時に加算されるポイントです。
次回以降のIPO申込時に使用することができ、IPOに当選しやすくなります。

IPO投資を検討されている方にとっては大きなメリットになるでしょう。

 

 

PTSがあるので忙しい人でもじっくり投資ができる

株式市場は限られた時間しか開いていません。
そのため、日中は忙しくじっくり投資ができない方もいると思います。

SBI証券ならPTS取引に対応しているため、寄り付き前の早い時間や夜間のお取引も可能となっています。

また、欧米の株式市場や経済ニュース、引け後に発表される材料(決算等)を確認してリアルタイムでお取引できるところも大きなメリットとなります。

取扱商品、サービスが充実しているので投資がしやすい

SBI証券では、様々な金融商品を取り扱っています。
そのため投資の選択肢を増やせるというメリットがあります。

また、単元未満株(S株/1株単位)投資も可能となっているので少額からお取引もできますし、銘柄選びに困った時はテーマ投資ができる「テーマキラー!」を活用するのも良いでしょう。

「テーマキラー!」とは、SBI証券で提供されているサービスの1つで、単元未満株を活用したサービスになります。
投資したいテーマと金額を選択することで簡単に投資を行うことができます。

たとえば、「テレワーク」で「購入コース5万円」を選択すると以下のように自動的に銘柄構成をしてくれます。

銘柄 株数 構成比率
3681
ブイキューブ
6株 17.87%
4776
サイボウズ
4株 18.64%
3040
ソリトンシステムズ
3株 9.77%
3565
アセンテック
2株 14.90%
3774
インターネットイニシアティブ
1株 8.61%
3694
オプティム
2株 10.89%
4726
SBテクノロジー
1株 5.81%
3021
パシフィックネット
1株 3.39%
4813
ACCESS
1株 2.01%
9437
NTTドコモ
1株 7.97%

※ 2020/04/14時点情報

上記の構成のまま購入することもできますし、注文画面で株数を変更することも可能です。
銘柄選びに困った時や相場がそのテーマに傾いている時などに活用するのも良いでしょう。

 

 

SBI証券のデメリット

SBI証券は手数料が安く、取扱商品や取引ツールも充実しています。
そのため、SBI証券の大きなデメリットはありません。

強いて言うなら、取引金額や投資スタイルによっては、他社(DMM株など)の方が取引手数料が安く済むこともあります。

1注文の約定代金 SBI証券 DMM株
~5万円以下 55円 55円
~10万円以下 99円 88円
~20万円以下 115円 106円
~50万円以下 275円 198円
~100万円以下 535円 374円

手数料を最も重視するのであれば、この点はデメリットに感じられるかもしれません。

SBI証券はこんな人におすすめ!

SBI証券は次のような方々におすすめです。

・投資初心者~上級者までおすすめ!
・IPO投資をする予定がある人
・投資の選択肢を増やしたい人

投資初心者~上級者までおすすめ!

SBI証券は取引手数料も安く、充実した取引ツールもあります。
また、IPOや取扱商品も豊富となっているため、投資初心者~上級者まで全ての人におすすめの証券会社となります。

株初心者の方は銘柄選びに困ることもあると思いますが、そんな時は「テーマキラー!」で簡単投資もできます。

IPO投資をする予定がある人

SBI証券は、IPO投資をする予定がある人などにもおすすめの証券会社となります。
IPOの取扱実績が豊富ですし、IPOチャレンジポイントもあるので外れても次回以降の当選チャンスが期待できます。
IPO投資をするのならSBI証券の口座開設はしておいて損はないでしょう。

投資の選択肢を増やしたい人

はじめは国内株式や投資信託への投資を考えている人も、

「いずれは外国株式も買いたい」
「FXにも興味がある」
「分散投資のために金にも投資をしたい」

と思っている人はいると思います。
SBI証券なら様々な商品を取り扱っているので、1つの証券会社で完結することができます。
取扱商品は証券会社によって異なるので、投資の選択肢を増やしたい人にはSBI証券がおすすめだと思います。

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