増資とは何か?わかりやすく解説

▼この記事はYoutube【ZAi探の解説動画チャンネル】でも公開中!!
よかったらチャンネル登録お願いします


増資とは

増資(読み方:ぞうし)

 

増資とは資本金を増加させることです。
資金調達を目的として行われることが多く、新たに株式を発行して投資家から資金を集める形が一般的です。
適時開示で「新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ」など発表されますが、これは増資を意味しています。

ただ、ひと言で増資といっても、いくつか種類があります。

増資の種類は大きく分けると『有償増資』と『無償増資』があり、さらに有償増資は以下のように3つの種類があります。

・公募増資
・第三者割当増資
・株主割当増資

詳細は後述しますが、資金調達を目的とした増資は『有償増資』に該当します。

それでは、増資の種類についても確認していきましょう。

 

増資メモ

・増資は資本金を増加させるもの
・主に資金調達を目的として行われる
・増資には色々と種類がある

 

増資の種類

前述したように増資には『有償増資』と『無償増資』があります。
それぞれどのようなものなのかを確認していきましょう。

有償増資

有償増資とは、新株を発行して投資家から払込金を受け取る方法です。
新たに株式を発行して、その株式を投資家に買ってもらって資金を集める形になります。

有償増資は資金調達を目的として行われますが、いくつか種類があります。

  • 公募増資
  • 第三者割当増資
  • 株主割当増資

新たに株式を発行して投資家に買ってもらうのは同じですが、対象とする投資家によって異なります。
それでは、1つずつ確認していきましょう。

公募増資

公募増資とは、不特定多数の投資家を対象にしたものです。
一般投資家など幅広い層に呼びかけて申し込みの勧誘を行います。

関連用語

公募増資

第三者割当増資

第三者割当増資とは、特定の第三者を対象にしたものです。
特定の第三者は提携先や取引金融機関、自社の役員など様々です。
公募増資とは違い、誰でも申し込みをして新株の引受をできるわけではありません。

関連用語

第三者割当増資

株主割当増資

株主割当増資とは、既存の株主を対象にしたものです。
株主には持ち株数に応じて新株の割り当てを受ける権利が付与されます。
この権利を行使するかどうかは自由に決めることができます。

無償増資

無償増資とは、資本準備金や利益余剰金など会社の他の資産を振り替えて、資本金に組み入れて新株を割り当てることをいいます。
有償増資とは違い、投資家から資金の払い込みを受けずに増資を行います。

有償増資は主に資金調達を目的としていましたが、無償増資は会社の資本構成の是正や株主還元などを目的としています。

無償増資の具体例として、代表的なのは株式分割があります。
株式分割は、持ち株数に応じて、無償で新株が割り当てられるものです。
他には、新株予約権や新株引受権の行使も無償増資のひとつの形とされています。

 

増資メモ

・有償増資は3種類あり、新株の割当対象で決まる
・有償増資は投資家から資金の払い込みを受ける
・無償増資は投資家から資金の払い込みを受けない

 

増資による株価の動向

増資(有償増資)は株価へ大きな影響を与えるケースもあります。

増資を行うことで新たに株式が発行されます。
そうすると株式が希薄化してしまうので、売りが入りやすく下落することがあるのです。
希薄化とは、わかりやすく説明すると1株あたりの価値が低下することです。

そのため、増資はネガティブな材料として捉えられてしまいます。

それでは実際に株価の動向を確認してみましょう。

まずは2019年5月15日に「新株式発行及び株式売出し並びに主要株主の異動に関するお知らせ」を発表した【3962】チェンジです。

 

 

今回は公募増資(160万株)とオーバーアロットメントによる売出し(上限30万7500株)、既存株主の売出し(45万株)発表でしたが、上記チャートをご覧になるとわかるように大幅な下落となっています。
増資が株価へ与える影響がわかりやすく出ているパターンだと思います。

2019年11月15日に「新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ」を発表した【6062】チャーム・ケア・コーポレーションも同様です。

 

 

チャーム・ケア・コーポレーションの場合、公募増資(200万株)とオーバーアロットメントによる売出しに伴う第三者割当増資(上限30万株)の実施を発表しました。

公募増資とあって株式の希薄化や需給悪化を懸念した売りが強まる展開となりました。

このように増資は基本的にネガティブな材料となってしまうことがわかると思います。

しかし増資は事業拡大などを行うために実施されることが多く、将来的には1株あたりの価値が高まる可能性もあります。
そのため、長期的に考えると必ずしもネガティブな材料とは言えません。

 

増資メモ

・増資を行うと1株あたりの価値が下がってしまう
・そのため売りが入りやすく株価は下落傾向になることが多い
・増資は短期的にはネガティブ、長期的にはポジティブに考えることもできる

 

増資に関する銘柄(最終更新日2019/12/09)

直近で増資を発表した銘柄一覧です。
発表前後の終値をご確認いただけます。

2019年11月に増資を発表した参考銘柄

銘柄コード
銘柄名
発表前 発表後
6062
チャームケア
2,185 1,937
6640
第一精工
2,567 2,416
9612
ラックランド
2,504 2,450
スポンサーリンク
おすすめの記事