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強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていくとは

強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく
(読み方:つよきそうばはひかんのなかにうまれ、かいぎのなかでそだち、らっかんのなかでせいじゅつし、こうふくかんのなかできえていく)


 

「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」とは、著名投資家である“ジョン・テンプルトン”が述べたと言われているこちらの言葉を日本語訳化された言葉です。

英語表記は“Bull markets are born on pessimism, grown on skepticism, mature on optimism, and die on euphoria,” となります。

この格言では相場の4つの状態、悲観・懐疑・楽観・幸福感について言い表されています。

悲観・懐疑・楽観・幸福感の意味合い

悲観・懐疑・楽観・幸福感の意味合いについては、次のようになります。

悲観

相場全体が悲観的(総悲観)になった時が強気相場(上昇)の出発点になりやすい

懐疑

相場の行方が先行き警戒感があるうちは、上昇相場継続
楽観
警戒感が薄れ、市場が楽観的になった時は相場の天井圏
幸福感
市場が楽観的になったことにより、幸福感に浸る頃に強気相場は終わる

相場格言の意味合い

格言の意味合いとしては『群集心理に惑わされずに、自分自身で相場を冷静に観察することが大切である』というのが、この格言の意味として捉えられるほか、『皆が悲観的になっている時こそ、大きなチャンスが潜んでいるとも捉えられます。

また、この格言は、投資家やアナリスト等が、今の相場は悲観・懐疑・楽観・幸福感の、どの状況であるのかを分析や解説を行う際に取り上げたりしています(例.2020年3月のコロナショックを「悲観」として等)。

ちなみに、日本語の相場格言としては「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」となっているのが殆どですが、ジョン・テンプルトンが述べたとされている原文には続きがあり、その続きの文章がこちらです。

“The time of maximum pessimism is the best time to buy, and the time of maximum optimism is the best time to sell. ”

日本語訳すると、「最大の悲観論の時期は購入するのに最適な時期であり、最大の楽観主義の時期は売却するのに最適な時期です。」となります。

要約すると、皆が悲観的になっている時は買い場、皆が楽観的になっているときは売り場といった意味合いで考えられます。

相場格言は投資の本質を表すものとして様々な言葉があり、投資に役立てることもできます。
ただ、相場の状況は刻々と変化するものなので必ずしも当てはまるとは限りません。
ですので相場格言を投資に役立てる時は鵜呑みにせず、あくまでも投資に向き合う考え方の1つとして活用するようにしましょう。

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