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ミニ株とは
ミニ株(読み方:みにかぶ)
ミニ株とは、単元未満株の売買ができる制度のことで、株式ミニ投資の略称・通称です。
単元未満株とは文字通り「単元に満たない株」のことで、取引の可否は証券会社によって異なります。2018年10月1日以降、日本の株式市場では株式の売買単位が100株(1単元)に統一されていますが、ミニ株制度を利用することで単元未満株数でも取引ができます。
ミニ株は10,000円前後の少額から株式投資が始めることができ、単元株の10分の1から購入することが可能です。
例)
ミニ株取引ランキングなどでも上位常連の任天堂(7974)の場合
株価は45,010円(株価最終2020年5月15日時点)
単元株=100株なので、株価45,000円として計算すると通常の取引だと450万円の資金が最少購入代金となる
ミニ株投資なら
10株から投資できる場合、45万円
1株から投資できる場合、45,000円*
の資金で購入することが可能(別途、手数料)
※1株から購入することができる単元未満株を取り扱っている証券会社については後述しています
ミニ株メモ
・ミニ株は基本的に通常の株式取引より少額の10分の1の資金で株式投資可能
ミニ株のメリットとデメリット
ミニ株の主なメリット・デメリットをそれぞれわかりやすくまとめると、次のように考えられます。
ミニ株のメリット
10,000円以下など少額資金で株式取引が可能(学生や主婦など、株初心者も始めやすい)
買い増しをして単元株にできる
分散投資が行いやすく低リスク
他にもミニ株は投資金額が少額なことから、年間120万円までの投資の利益が非課税となるNISA口座を利用することもメリットとして考えられるかと思います。
ミニ株のデメリット
少額購入可能なため、手数料が割高になりやすい(売買利益を出しにくい)
株主優待がない銘柄が多い
株式取引・売買のタイミングが制限される
「タイミングが制限される」に関して少し補足すると、ミニ株はリアルタイムの売買ではなく、売買の申し込みをした翌取引日の価格で売却・購入が成立することになっています。
ミニ株メモ
・ミニ株のデメリットは手数料が割高になりやすく、売買のタイミングが制限される
ミニ株を取り扱っている証券会社
ミニ株の売買は、どの証券会社でもできるわけではありません。
以下、ミニ株(1株から購入することができる単元未満株)を取り扱っている証券会社について紹介します。
また、証券会社によってミニ株サービスの名称は違うので、その点もあわせて参考にしてみてください。
SBI証券(ミニ株の独自名称:S株)
SBI証券は2020年2月時点、ネット証券口座開設数No.1・オリコン顧客満足度調査におけるネット証券部門で1位を獲得している人気の証券会社です。
SBI証券でのミニ株サービスの名称は「S株」というサービス名です。
SBIネオモバイル証券(ミニ株の独自名称:S株)
SBIネオモバイル証券(以下、ネオモバ)は日本初の”Tポイントで株を買えるサービス”を提供した証券会社です。
ネオモバを利用中は毎月200ptのTポイントをもらうことができます。
取引ごとの手数料がかからず、月間約定代金が50万円以下の場合で月額220円(税込)なので、実質20円の手数料で取引できることになります。
SBI証券同様に、ミニ株サービスの名称は「S株」です。
マネックス証券(ミニ株の独自名称:ワン株)
マネックス証券は国内株式・投資信託のほか、米国株の取扱数が業界最高水準となっている人気の証券会社です。
ミニ株サービスの名称は「ワン株」というサービス名となっています。
ここまで3つの証券会社を紹介しましたが、ミニ株サービスを取り扱っている証券会社は他にもカブドットコム証券(プチ株)、野村證券(まめ株)などがあります。
※大和証券の「株式ミニ投資取引」は2018年6月15日をもってサービス廃止終了しています
ミニ株取引の際は選定銘柄(証券会社によって取扱い銘柄が異なる)や手数料比較など、自身で気になる点をチェックしてみるとよいでしょう。
ミニ株は儲けられる?
「ミニ株って儲けられるの?」
株式ミニ投資に限らず、株式投資を考える際に気になることの1つだと思います。
「儲けられる」「儲かる」といった明言はできませんが、利益を得ることは可能だといえます。
通常の単元売買と比較すると利益は少なくなりますが、利益率という観点では同じですし、”値上がりしたら売却する”という基本的な点も同様だといえます。
また、ミニ株の少額投資・低リスクというメリットを考えると、投資金を自己資金だけで行うようにすれば大きな損失も回避されるのではないかと考えられます。
ミニ株おすすめ銘柄
デメリットで触れたように、ミニ株は株主優待がもらえる銘柄は多くありません。
そのため、「株主優待がもらえる銘柄=おすすめ銘柄」として考える方もいます。
以下、単元未満株でもらえる株主優待銘柄をランキング化したものになりますので、ひとつの参考として考えていただければと思います。