回転日数とは

回転日数(読み方:かいてんにっすう)

回転日数とは、信用取引を開始してから返済するまでの平均日数のことです。

投資家が新規に信用買いや信用売りを行ってから、平均して何日でその建玉(ポジション)を解消したのかを示したものです。

たとえば、回転日数が5日になっている場合は、平均して5日間で建玉が解消されていることを示しています。

回転日数は、その銘柄の売買状況(活発度)を見る指標として参考にされています。
一般的に売買が活発である銘柄は回転日数が短く、あまり活発ではない銘柄は回転日数が長くなります。

回転日数メモ

・回転日数とは、信用取引を開始してから返済するまでの平均日数のこと
・回転日数はその銘柄の活発度を見る指標として参考にされる
・一般的に回転日数が短い場合は売買が活発で、長い場合はあまり活発ではないといわれている

回転日数の目安

回転日数は「短くなる」と売買が活発で、「長くなる」とあまり活発でないと判断できますが、短すぎる場合は「相場が過熱している状態」の場合もあるので注意が必要です。

一つの目安として、一般的に10日前後は相場が活発な状態で、5日よりも短くなると相場の過熱感が強いといわれています。
相場の過熱感が強いということは、天井や底が近いというサインにもなりますので、新規で信用買いや信用売りをする場合は通常よりもリスクが高いといえるでしょう。

回転日数が長い場合は、含み損を抱えた建玉(いわゆる「しこり玉」)が多いと予想することもできます。
しこり玉が多いと、ある程度株価を戻したところでポジションを解消する動きも増えてくるので、なかなか反転してくれないようなケースもあります。

また、一般的には上昇局面では短く、下落局面では長くなる傾向があります。

ただ、これは市場(東証一部やマザーズ市場)や、セクター(業種や株価、テーマや発行株数等)によって異なるので、一概に「○○日なら良い」というものはありません。

そのため、回転日数を目安に売買する場合は、直近の回転日数が「短くなってきたか」「長くなってきたか」を確認するのが良いでしょう。

回転日数メモ

・一般的に回転日数が10日前後である場合は相場が活発な状態であるといわれている
・5日よりも短くなると相場の過熱感が強く、天井や底が近いという見方もできる
・回転日数が長い場合は含み損を抱えた建玉が多いと予想でき、反転しても戻りが鈍くなる可能性がある

回転日数の計算式(求め方)

回転日数は、「制度信用取引の貸借取引残高(貸借残)」をもとに、以下のように計算を行います。

(貸株残+融資残)×2 ÷(新規・返済の貸株と融資の合計)=回転日数

ただ、回転日数の計算式はあまり気にする必要もないです。

何故なら証券会社の個別銘柄画面で回転日数は確認できるからです。

たとえば、楽天証券の「iSPEED」なら次のように表示されています。

上記の銘柄情報の場合、回転日数は8.50となっています。
つまり、投資家が信用買いや信用売りをしてから、平均して8.5日間で建玉を解消しているというのがわかります。

このように回転日数は証券会社のアプリなどでも確認できるので、計算式は特に覚える必要はないでしょう。

回転日数に関してよくある質問

「回転日数」とは、何を意味する数字ですか?
信用取引において、「新規で建てたポジションが、平均して何日で決済(返済)されたか」を示す指標です。この数字が短いほど頻繁に売買が行われており、長いほど多くの投資家が決済できずにポジションを持ち続けていることを意味します。
数値がどれくらいだと「活況」と判断できますか?
一般的に、「5日以下」であれば非常に活発に売買されており、相場に勢いがある(人気化している)状態と判断されます。逆に「10日〜15日以上」になると、売買が停滞し、含み損を抱えたまま動けない投資家が増えている「しこり」の状態を示唆します。
株価が上がっている時に「回転日数が短くなる」のは良い兆候ですか?
非常に良い兆候です。 株価上昇とともに回転日数が短くなるのは、利確と新規買いがスムーズに入れ替わり、どんどん新しい買い手が参入している「理想的な上昇トレンド」を意味します。
逆に、株価が下がっているのに「回転日数が長くなる」のは?
注意信号(ネガティブ)です。 買った人が損切りできず、ズルズルと持ち続けている「塩漬け株」が積み上がっている証拠です。この状態では、株価が少し戻ろうとしても「戻り売り」が出やすいため、上昇が重くなります。
「回転日数が極端に短い(1〜2日)」時のリスクはありますか?
「過熱感」に注意が必要です。 デイトレードや短期勢が集中しすぎているため、ちょっとした悪材料で一斉に売りが走り、急落(ガラ)が起きやすい「バブル状態」と言えます。祭りの終わりが近い可能性を考慮すべきタイミングです。
信用倍率(貸借倍率)と回転日数は、セットで見るべきですか?
はい。例えば「信用倍率が高い(買い残が多い)」かつ「回転日数が長い」銘柄は、将来の売り圧力(しこり)が非常に重い「最も手を出してはいけない状態」の一つです。逆に「倍率が低く、回転日数が短い」銘柄は、需給が非常に引き締まっており、爆発力を秘めています。
決算発表後に回転日数が急激に変化することがあるのはなぜ?
材料が出たことで、それまで動かなかった「死に玉」が一斉に決済されたり、新しい短期資金が大量に流入したりするからです。決算後の回転日数の変化を追うことで、その材料の「持続力」を測ることができます。
回転日数が「30日」を超えている銘柄はどう扱えばいいですか?
「死んだ相場」と考え、基本的には敬遠すべきです。30日も保有されているということは、投資家の関心が薄れ、板も薄くなっている可能性が高いです。よほどの好材料が出ない限り、需給の改善には長い時間がかかります。
スイングトレードにおいて、回転日数をどう活用するのがベスト?
「回転日数が短くなり始めた瞬間」を狙うのが効果的です。それまで長く停滞していた銘柄の回転日数がキュッと短くなるのは、新しいトレンドが始まった合図。Zai探などのツールで、需給の「変化の兆し」を捉えることが勝利への近道です。

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