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限月とは

限月(読み方:げんげつ)

 

限月とは、先物取引やオプション取引の期限が満了する月のことをいいます。

株式投資と違って、先物取引やオプション取引は取引できる期限が決まっており、この最終取引月となるのが「限月」です。
例えば、3月に期限を迎える先物取引であれば3月が限月となります。

各月の限月を言い表す時は、3月なら「3月限(さんがつぎり)」という言い方をします。
限月(げんげつ)と読むので「3月限(さんがつげん)」と読んでしまいそうですが、正確には「3月限(さんがつぎり)」と読みます。
6月なら「6月限(ろくがつぎり)」、9月なら「9月限(くがつぎり)」と読みます。

なお、このように限月が設定されている取引を「限月取引」と言います。

 

限月メモ

・限月とは、先物取引やオプション取引の期限が満了する月のこと
・各月の限月を言い表す時は「3月限(さんがつぎり)」などと言う
・先物取引やオプション取引などの限月が設定されている取引を「限月取引」と言う

 

限月とSQ(SQ日)

限月とよく比較される用語として「SQ(SQ日)」があります。

SQとは、「Special Quotation」の略で、日本語では「特別清算指数」と訳されるものです。
「日経225先物などの株価指数先物取引」や「日経225オプション取引」を清算するための価格(指数)のことをいいます。
そしてこのSQを算出する日を「SQ日」といいます。

SQ日は各限月の第2金曜日と決まっており、その日になると前日前に決済されなかったポジションが清算されることになります。

要するに限月は期日を迎える月を表す言葉で、SQは期日そのものを指しています。

限月とSQは単語としてみれば意味が異なるものですが、使い方によっては同義語にもなるものです。
例えば、「3月SQの日経225先物」と「3月限(限月が3月)の日経225先物」といった場合、同じ日経225先物を指していることがわかります。

限月の設定について

限月は商品ごとに設定されるものなので、商品によって限月の数が異なります。

例えば、日経225先物やTOPIX先物などは「3月、6月、9月、12月」といったように3ヶ月ごとに設定されています。
実際に取引できるのは「8年先までの6月と12月の16限月」と「1年6ヶ月先までの3月と9月の直近3限月」が取引されます。

日経225miniの限月は「毎月」となりますが、実際に取引できるのは「5年先までの6月と12月の10限月」と「1年6ヶ月先までの3月と9月の直近3限月」、「四半期限月以外の直近3限月」となります。
四半期限月以外というのは「3月、6月、9月、12月」以外のことを指します。

このように商品によって設定される限月や取引できる限月は異なります。
また、実際に取引できる限月については、利用する証券会社によって取り扱いが異なる場合もあります。
例えば、日経225先物の「8年先までの6月と12月の16限月」を「5年先までの6月と12月の10限月」としているところもあります。

限月一覧(2021年5月18日時点情報)

以下の限月一覧は、国内の主要な株価指数先物取引である「日経225先物」や「日経225mini」、「日経225オプション取引」の限月となります(SBI証券の限月参照)。

日経225先物 日経225mini 日経225オプション取引
2021/06 2021/06 2021/06
2021/09 2021/07 2021/07
2021/12 2021/08 2021/08
2022/03 2021/09 2021/09
2022/06 2021/10 2021/10
2022/09 2021/12 2021/11
2022/12 2022/03 2021/12
2023/06 2022/06 2022/01
2023/12 2022/09 2022/02
2024/06 2022/12 2022/03
2024/12 2023/06 2022/03
2025/06 2023/12 2022/06
2025/12 2024/06 2022/09
2024/12 2022/12
2025/06 2023/06
2025/12 2023/12
2024/06
2024/12
2025/06
2025/12

2021年5月18日時点では、上記限月の先物取引・オプション取引を売買することができます。

また、最も最終取引日が近い限月を「期近(きぢか)」といい、最も最終取引日が遠い限月を「期先(きさき)」といいます。

上記のように沢山の限月があることから、取引する時にどれを選択すれば良いのか悩まれることもあるかもしれません。
その場合は最も出来高が多い期限を選択すると良いでしょう。
出来高が多い方が買い気配と売り気配の価格差が狭いですし、スムーズに取引ができるからです。
基本的に期限が近いほうが出来高は多くなり、期限が遠いほど出来高は少なくなります。

ただし、限月は最終取引月を表すものなので、実際に取引する場合は最終取引日がいつになるのかしっかりと確認した上で売買するようにしましょう。

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