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ニューヨーク連銀製造業景気指数とは

ニューヨーク連銀製造業景気指数(読み方:にゅーよーくれんぎんせいぞうぎょうけいきしすう)

 

ニューヨーク連銀製造業景気指数は、アメリカ合衆国の12の地区連銀の一つであるニューヨーク連銀が毎月中旬に発表する、ニューヨーク州の製造業の景況感を示す経済指標です。

エンパイア・ステイト景況指数とも呼ばれます。

ニューヨーク連銀製造業景気指数は、製造業約200社を対象に景況感を調査した結果を指数化したものです。

具体的には、新規受注、仕入価格、販売価格、出荷、雇用状況などの各項目について、「増加または好転」「変わらず」「減少または悪化」のいずれかを選択する形のアンケート調査を実施し、当月及び半年後の予測について指数化して発表されます。

指数がプラスの場合は景況感が良く、逆にマイナスの場合は景況感が悪化していることを示します。

また、ニューヨーク連銀製造業景気指数は、フィラデルフィア連銀景況指数、ISM製造業景気指数の先行指標としても注目されています。

ニューヨーク連銀製造業景気指数の見方

ニューヨーク連銀製造業景気指数は、0を分岐点とし、指数がプラスかマイナスかで景況感を判断します。

具体的には、前述したように、指数がプラスの場合は景況感が良く、逆にマイナスの場合は景況感が悪化していることを示します。

指数が0の場合は景況感が変わっていないことを示します。

また、ニューヨーク連銀製造業景気指数は、新規受注、在庫、設備投資など11の項目でも確認できます。

ニューヨーク連銀製造業景気指数の影響

ニューヨーク連銀製造業景気指数に限ったことではありませんが、こうした景気動向を示す経済指標は、その結果が市場に影響を与えることもあります。

具体的には景況感が良好である場合は、企業の生産活動が活発化することが期待されるため、市場にはポジティブな要素となることがあります。

反対に景況感が悪化すると、企業の生産活動が低下することが予想され、市場にはネガティブな要素となることがあります。

また、こうした経済指標は市場予想と結果を比較することも大切です。

指数が市場予想を上回る場合は、株価上昇やドル高などの影響が出ることがあります。

逆に、景気指数が市場予想を下回る場合は、株価下落やドル安などの影響が出ることがあります。

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