当記事は「DMM株」について解説しています。
DMM株について詳しく知りたい方や口座選びに迷った時に参考にしてみてください。
DMM株とは
DMM株とは、株式会社DMM.com証券が提供するオンライントレードサービスのことで、2018年4月より開始された比較的新しいサービスとなっています。
DMM株のほかには、FXやCFDのオンライントレードサービスも扱っています。
これまで培ってきたノウハウもありますし、手数料は業界最安値水準という魅力もあっておすすめの1社です。
DMM株が気になる方、口座開設を検討されている方はここから先の特徴やメリットなどもぜひご覧ください。
DMM株の特徴
はじめにDMM株の特徴を簡単に紹介します。
・手数料は業界最安値水準
・信用取引金利・貸株料も安い
・取引ツール(スマホアプリ)が充実している
・米国株式の取引も可能
・DMM株ポイントサービス
それでは1つずつ特徴について確認していきましょう。
※2020/08/22時点情報となります。
手数料は業界最安値水準
DMM株の特徴として「取引手数料の安さ」があります。
1注文ごとにかかる手数料で比較した場合、DMM株の手数料は業界最安値水準となっており、取引がしやすい環境となっています。
以下、取引手数料の詳細となります。
国内株式現物取引
1注文の約定代金 | 手数料 |
~5万円以下 | 55円 |
~10万円以下 | 88円 |
~20万円以下 | 106円 |
~50万円以下 | 198円 |
~100万円以下 | 374円 |
~150万円以下 | 440円 |
~300万円以下 | 660円 |
300万円超 | 880円 |
国内株式信用取引
信用取引の場合は「一般コース」と「VIPコース」が用意されています。
一般コース | |
1注文の約定代金 | 手数料 |
~300万円以下 | 88円 |
300万円超 | 0円 |
VIPコース | |
約定代金にかかわらず | 0円 |
「一般コース」の場合は300万円超で取引手数料0円、「VIPコース」の場合は金額にかかわらず取引手数料0円となります。
「VIPコース」は一定の条件を満たした場合に適用されます。
詳細は以下のとおりです。
■日次判定
・判定日:毎営業日
・適用期間:翌営業日
・達成条件:(1)または(2)を達成した場合
(1)当日の信用新規建約定代金合計5,000万円以上
(2)当日取引終了時点の未決済信用建玉残高5,000万円以上
■月次判定
・判定日:毎月20日(非営業日の場合は前営業日)
・判定期間:前回判定日の翌営業日~当月20日(非営業日の場合は前営業日)
・適用期間:判定日の翌月第1営業日~月末最終営業日
・達成条件:(1)または(2)を達成した場合
(1)1ヶ月の信用新規建約定代金合計5億円以上
(2)判定日の未決済信用建玉残高5億円以上(当日取引終了時点)
DMM株で信用取引を行う予定がある人は、上記の条件も把握しておくようにしましょう。
信用取引金利・貸株料も安い
DMM株は取引手数料だけでなく、信用取引金利・貸株料も安いです。
信用取引金利・貸株料とは、信用取引を行う時に生じるコスト(支払う費用)のことです。
支払う費用が少ないと利益は大きくなりますから、この点もDMM株の大きな特徴になります。
信用取引金利・貸株料は以下のとおりです。
制度 | 一般 | ||
無期限 | デイトレ信用 | ||
買方金利 (年率) |
2.7% | 2.7% | 2.0% |
貸株料 (年率) |
1.1% | - | - |
また、手数料と同様でVIP条件が適用された場合はさらにお得に利用することができます。
制度信用:買方金利(年率) | 2.0% |
一般信用(無期限):買方金利(年率) | 2.0% |
信用取引を行う予定がある方は、取引手数料とあわせて覚えておくと良いでしょう。
取引ツール(スマホアプリ)が充実している
投資をするうえで取引ツールは重要なポイントになると思います。
DMM株では投資初心者の方から上級者の方まで、様々な方に対応できるように充実した取引ツールを揃えています。
PC版の取引ツールWEB版とインストール版
PC版の取引ツールは、WEB版とインストール版が用意されています。
・WEB版は「DMM株 STANDARD」
・インストール版は「DMM株 PRO」「DMM株 PRO+」
「DMM株 STANDARD」はシンプルな操作性で初心者でも使いやすい設計となっており、メニューからワンリックでチャートやニュースなどの画面に移動することができます。
どの画面からもワンクリックで注文画面を呼び出すことができるのでスピーディーなお取引も可能です。
取引だけでなく入出金や銘柄検索など、基本機能はすべて集約された取引ツールとなります。
「DMM株 PRO」と「DMM株 PRO+」は取引に特化した高性能ツールとなっています。
「DMM株 PRO」は多彩な注文機能や高機能テクニカルチャートを搭載しています。
ワンクリックで発注できるスピード注文や複数の銘柄を一括発注できるバスケット注文などが可能です。
投資スタイルにあわせて画面カスタマイズも可能となっており、自分に合った取引環境を構築できます。
お気に入り銘柄はもちろん、ランキング、板情報画面ではドラッグ&ドロップで操作も可能です。
「DMM株 PRO+」は「DMM株 PRO」の後継ツールとなっており、さらに進化した取引ツールです。
注文機能でいうと
・IFD-OCO注文に対応
・注文執行条件の前・後場指定
・トレード板画面の「ワンクリック発注モード」
・逆指値注文のパターン追加
・Tick指値
が新たに追加されています。
このほか、補助機能なども充実しており、より高機能なツールとなっています。
スマホアプリは1つのアプリで2つのモード選択
スマホ版の取引ツール(スマホアプリ)は、1つのアプリで「かんたんモード」と「ノーマルモード」の2つのモードから選択することができます。
切り替えはワンタップで行えるので、使いたいモードにいつでも変更することもできます。
「かんたんモード」はわかりやすさを重視しており、複雑な操作などは一切ありません。
テーマやランキング、購入可能額などの条件から銘柄選びが可能となっており、初心者の方でも簡単に株取引ができます。
「ノーマルモード」はPC取引ツールに匹敵する取引ツールとなっています。
多彩なテクニカル分析が可能な高機能チャートが搭載されており、チャートからワンタップ発注、板情報からもスピーディな発注ができます。
また、お気に入り銘柄はPCと連動しているので外出先からもスマホで簡単に発注可能です。
検索機能も充実しており、テーマ検索やキーワード検索、複数の条件を組み合わせて絞り込み検索などもできます。
米国株式の取引も可能
DMM株では、国内株式のほかに米国株式の取引も可能です。
米国株式の特徴としては、
・米国株式は1株単位で購入できる
・国内株式と比較して高配当、増配している銘柄が多い
などがあります。
SBI証券やマネックス証券など大手証券会社に比べると取扱銘柄数は少ないですが、米国株式を取り扱っていない証券会社もあるので米国株式の取引ができる点はDMM株の特徴になると思います。
また、DMM株では米国株式の取引手数料は無料となっています。
米国株式の取引を検討されている方にとっては嬉しいポイントになるでしょう。
DMM株ポイントサービス
DMM株では、ポイントプログラムも導入しています。
国内株式と米国株式の取引手数料の1%がDMM株ポイントとして貯まり、貯まったポイントは「1pt=1円」として1,000pt以上から現金に交換できます。
ポイント投資ができる証券会社は増えてきましたが、ポイントを現金と直接交換できるところは少ないです。
ですので、この点もDMM株の特徴になるでしょう。
ポイント付与のタイミングは国内約定日の翌営業日となります。
国内株式分は翌営業日に付与されるので、月曜日の取引手数料分は火曜日に付与されます。
米国株式分は現地約定日と国内約定日が異なることもあり、月曜日の取引手数料分は水曜日に付与されます。国内が祝日である場合は、木曜日、金曜日といったようにずれ込むこともあります。
DMM株のメリット
DMM株の特徴で色々と紹介してきましたので重複する部分もありますが、特にメリットになるであろう点をいくつか紹介したいと思います。
・無駄な費用をかけずに投資ができる
・株初心者でもスマホアプリから簡単に株が買える
・DMM株ポイントを現金と交換できる
・米国株式、口座追加で【DMM FX】【DMM CFD】に投資も可能
それでは1つずつ内容を確認していきましょう。
無駄な費用をかけずに投資ができる
投資をするうえで購入代金はもちろんですが、手数料もかかってきます。
1度の手数料はそこまで大きな金額ではありませんが、繰り返し取引をしていると大きな金額になっていきます。
DMM株なら業界最安値水準の手数料で取引ができるので、その分無駄な費用をかけずに投資ができます。
また、信用取引の場合も金利等が安いので信用取引コストを削減できます。
この点はDMM株の大きなメリットになると思います。
株初心者でもスマホアプリから簡単に株が買える
DMM株のスマホアプリは1つのアプリで2つのモード選択が可能です。
株初心者の方にとって取引ツールに煩わしさを感じる方も少なくありませんが、DMM株のスマホアプリなら「かんたんモード」から簡単に株を買うことができます。
初めての投資で不安を覚える方にとってはこの点も大きなメリットになるでしょう。
DMM株ポイントを現金と交換できる
DMM株では取引手数料に応じてDMM株ポイントが貯まり、そのポイントを現金に交換することができます。
交換した現金は再投資に使うこともできますが、出金することもできるのでポイントよりも用途が広がります。
他の証券会社でもポイントプログラムを導入しているところはありますが、ポイント投資ができたり、ポイントとして他のサービスで利用できたりする程度です。
まだまだ現金に直接交換できるポイントは少ないので、この点はDMM株のメリットになるでしょう。
米国株式、口座追加で【DMM FX】【DMM CFD】に投資も可能
特徴でも紹介した通り、DMM株では米国株式の取引も可能となっています。
また、DMM株を提供しているDMM.com証券は、【DMM FX】【DMM CFD】などのサービスも提供しています。
そのため口座開設後はマイページより簡単に【DMM FX】【DMM CFD】の口座開設も可能です。
口座開設を行えば株取引だけでなく、FXやCFDなどの金融商品もお取引いただけます。
DMM株のデメリット
DMM株のデメリットについても紹介したいと思います。
・米国株式の取扱銘柄数が少なめ
・取扱商品が少なめ
・DMM株ポイントの有効期限や交換条件
米国株式の取扱銘柄数が少なめ
DMM株は米国株式を取り扱っています。
この点はメリットになりますが、取扱銘柄数がSBI証券やマネックス証券に比べると少ないです。
投資先の選択肢が少なくなってしまうので、米国株式を中心に投資を考えた場合はデメリットになってしまいます。
取扱商品が少なめ
米国株式の取扱銘柄数が少ないと紹介しましたが、主要な証券会社に比べると全体的に取り扱っている金融商品そのものが少なめです。
追加の口座開設でFXやCFDの取引はできるものの、先物取引や債券などの取り扱いはありません。
そのため、様々な金融商品に投資をしたいと考える人にとっては、やや物足りなさを感じられるかもしれません。
DMM株ポイントの交換条件や有効期限
DMM株ポイントは現金に交換できるメリットはあるものの、交換条件や有効期限が設けられています。
そのため取引頻度が少ない場合は、DMM株ポイントの恩恵を受けることができない可能性があります。
まず交換条件ですが、1,000pt以上のポイントが必要となります。
ポイント付与は取引手数料の1%となっているので、1,000pt獲得するには単純計算で10万円の手数料を支払う必要があります。
また、有効期限は付与された日から1年以内となっています。
この期間を過ぎてしまうとポイントは失効してしまうので、実際に交換するのはハードルが高いと言う人もいます。
そのため、取引頻度が少ない方にとってはデメリットに感じられるかもしれません。
DMM株はこんな人におすすめ!
それではDMM株はどんなに人におすすめなのか確認していきましょう。
・取引手数料が気になる人
・信用取引を利用する人
・はじめての株投資だから簡単に株を買いたい人
取引手数料が気になる人
DMM株は取引手数料が安いので、手数料のことが気になってしまう方におすすめです。
但し、DMM株の手数料は1注文ごとに発生するタイプです。
証券会社によっては定額プランもあるので、取引頻度が多い方などはそちらを利用した方が安く済むケースもあります。
取引頻度が少ない方や中長期投資の方は、DMM株の方が安く済む可能性が高いのでおすすめできます。
信用取引を利用する人
DMM株はVIP条件を達成すると信用取引手数料はかかりません。
また金利などの信用取引コストも比較的安いので信用取引を利用するにはおすすめできます。
取引ツールも充実しているので、この機会にDMM株の口座開設を行っておくのも良いでしょう。
はじめての株投資だから簡単に株を買いたい人
はじめての株投資の場合、証券会社が提供する取引ツールに煩わしさを覚える方も少なくありません。
しかしDMM株のスマホアプリなら「かんたんモード」を選択することもできます。
通常の取引ツールのように煩わしさはなく、比較的簡単に株を買えるので投資初心者の方におすすめできます。