SMBC日興証券の特徴をわかりやすく解説!手数料やdポイントで株が買える「日興フロッギー」などもあわせて紹介!
当記事について
こちらの記事ではSMBC日興証券の特徴を中心に解説しています。
SMBC日興証券が提供する「キンカブ」や「日興フロッギー」、SMBC日興証券を利用するメリットやデメリットなどあわせて紹介しているので、口座開設の参考にしてみてください。

SMBC日興証券とは

SMBC日興証券は、三井住友フィナンシャルグループの証券会社で、野村證券や大和証券と並ぶ日本の三大証券会社の1つです。

SBI証券や楽天証券などのネット証券とは違い、全国各地に店舗を持つ「総合証券」となりますので、ネットでのお取引以外に「店頭窓口でのお取引」や「担当者と相談しながら投資」をすることもできます。

また、SMBC日興証券では、dポイントを使った株式投資も可能となっています。
そのため、dポイントを有効活用したいという方にもオススメの証券会社となります。

 

SMBC日興証券の特徴

はじめにSMBC日興証券の特徴やサービスなどを簡単に紹介します。

・2つの取引コースから選択できる
・SMBC日興証券の手数料について
・「株式ミニ投資」や「キンカブ」など株式投資の選択肢が多い
・「日興フロッギー」ならdポイントで株が買える
・IPOの取扱実績が豊富
・AIを活用したサービスも提供

それでは1つずつ内容を確認していきましょう。

※2021/03/08時点情報となります。

2つの取引コースから選択できる

SMBC日興証券では、以下の2つの取引コースが用意されています。

・総合コース
・ダイレクトコース

総合コースは、支店担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けながら取引できるコースです。
エクイティアドバイザリー部や投信アシストセンター、オーダーメイドの資産運用など、お預り資産に応じてご提供している、総合コースならではのサービスもございます。

ダイレクトコースは、パソコンやスマホを使って、自分のペースで取引できるコースです。
現物株式の委託手数料は最低137円(約定代金10万円以下の場合)で、総合コースよりもお得に利用することができます。
また、ダイレクトコース限定でAIを活用した資産運用サポートサービスやIPO優遇特典などがあります。

SMBC日興証券では、いずれかのコースを選択して利用することになりますが、途中でコース変更を行うことも可能です。

SMBC日興証券の手数料について

SMBC日興証券の手数料は取引コースや注文方法によって異なります。
ここでは「オンライントレード」の手数料を紹介します。

総合コースの手数料(国内現物株式)

総合コースの手数料は次の通りです。

約定代金 手数料
~100万円 0.8855%(最低1,925円)
~200万円 0.6930%+1,925円
~300万円 0.6160%+3,465円
~400万円 0.5775%+4,620円
~500万円 0.5390%+6,160円
~1,000万円 0.4620%+10,010円
~2,000万円 0.4235%+13,860円
~3,000万円 0.3850%+21,560円
~5,000万円 0.2310%+67,760円
5,000万円超 192,500円

総合コースの場合は約定代金に対する料率(%)がかかります。
そのため、約定代金によって手数料は変動することになります。

ダイレクトコースの手数料(国内現物株式)

約定代金 手数料
~10万円 137円
~20万円 198円
~30万円 275円
~50万円 440円
~100万円 880円
~200万円 1,650円
~300万円 2,200円
~400万円 3,300円
~500万円
~1,000万円 4,950円
~2,000万円 9,900円
~3,000万円 16,500円
~5,000万円 27,500円
5,000万円超

ダイレクトコースの手数料は、あらかじめ決められた価格となっているのでわかりやすいです。
総合コースよりもお得に利用できるので、パソコンやスマホを使って、自分のペースで取引するのならダイレクトコースがおすすめとなります。

 

 

「株式ミニ投資」や「キンカブ」など株式投資の選択肢が多い

通常の株式投資は一単元(100株単位)で売買を行いますが、SMBC日興証券では単元未満株の売買も行うことができます。

単元未満株自体は珍しいものではないですが、SMBC日興証券では「株式ミニ投資」や「キンカブ」といった複数の選択肢があります。

それでは「株式ミニ投資」と「キンカブ」について見ていきましょう。

株式ミニ投資

株式ミニ投資とは、一単元の1/10単位で株式を売買できる制度のことです。

株価が高い銘柄を一単元で購入する場合、投資額も大きくなってしまいますが、株式ミニ投資を使えば1/10の投資額で株式を購入することができます。

例えば、株価が10,000円の銘柄なら、投資額100万円が必要となります。
ですが、株式ミニ投資なら1/10の投資額10万円で投資することができます。

株式ミニ投資の注文受付時間は「午前5:00~翌午前2:00(平日のみ20:15~20:20まで受付中断)」で、約定タイミングは「原則として売買注文受付日の翌営業日の始値」となります。

手数料は次の通りです。

約定代金 支店 オンライントレード
注文専用ダイヤルオペレータ
てれトレ
2,000円未満 約定代金×2.53%
2,000円以上 約定代金2.53%
(最低手数料1,100円)
1約定あたり770円

キンカブ

キンカブとは、金額もしくは株数を指定して100円から株式投資ができるサービスです。
金額指定の場合は「1銘柄につき100円以上100円単位の金額を指定」、株数指定の場合は「小数点第5位までの株数を指定」(概算注文金額が100円以上)で取引が可能です。

他の証券会社でも金額・株数を指定した単元未満株の取引サービスはありますが、一般的には1株単位で売買されます。
そのため、株価1,000円なら投資金1,000円が必要となります。

SMBC日興証券のキンカブなら取引単位は「小数点第5位まで」となっているため、株価1,000円の株を100円から購入することができます。

株式ミニ投資よりもさらに小額投資ができますし、今まで購入できなかった株価が高い銘柄を組み合わせて購入することなどもできます。

キンカブの約定価格、タイミングについては「前場または後場の始値」となります。
注文受付時間によって約定のタイミングは異なります。

また、キンカブの手数料はかかりませんが、その代わりに実質的なコストとして「スプレッド(売買価格の差)」で調整される仕組みとなります。

概算注文金額 スプレッド
買付 売却
100万円以下 0.0% 0.5%
100万円超 1.0% 1.0%

買付する時はスプレッド分高い価格で買付、売却する時はスプレッド分安い価格で売却することになります。

「日興フロッギー」ならdポイントで株が買える

日興フロッギーとは、情報メディアと取引機能が一体化した投資サービスのことです。

例えば、防災関連に関する記事であれば「情報記事」と「防災関連株」がいくつか掲載されていますが、日興フロッギーではその記事内から直接掲載銘柄を購入することができます。

取引方法はキンカブの「金額指定取引」と同様で、100円以上100円単位で株を買うことができます。
手数料やスプレッドについてもキンカブと同じです。

また、日興フロッギーでは「dポイント」を使って株を買うことができます。
そのため、dポイントをお持ちの場合は現金を使わずに株式投資を始めることもできますし、貯まったdポイントを有効活用することができます。

 

 

IPOの取扱実績が豊富

SMBC日興証券は、IPOの取扱銘柄数が多く、主幹事としての実績も多数あります。
そのため、IPO投資家に人気の証券会社でもあります。

また、ダイレクトコースなら「IPO優遇特典」があります。
「IPO優遇特典」は、4つのステージが用意されており、預かり資産残高や信用取引建玉金額に応じて割り振られます。

 

ステージが高くなるほどIPOの当選確率がアップする仕組みとなります。
なお、新規口座開設から3ヶ月はブロンドステージが保証されています。

AIを活用したサービスも提供

SMBC日興証券では「AI株式ポートフォリオ診断」や「AI株価見守りサービス」といったAIを活用したサービスも提供しています。
ダイレクトコースを選択している方なら無料でご利用いただけます。

「AI株式ポートフォリオ診断」は、簡単に言うとAIがポートフォリオを提案してくれるサービスです。
HEROZ株式会社と共同で開発したAIがリスク許容度を踏まえ、より効率的な運用が期待できるポートフォリオを提案してくれます。
新規ポートフォリオの提案はもちろんですが、保有ポートフォリオのリバランス提案も行ってくれます。

「AI株価見守りサービス」は、簡単に言うと保有株の株価をリアルタイムで見守り、売却タイミングをお知らせしてくれるサービスです。
SMBC日興証券の投資戦略のひとつである「ロスカット&プロフィットホールド戦略(LC-PH戦略)」と、HEROZ株式会社と共同開発したAIによる高精度な株価トレンド予測を組み合わせることで、高度な投資戦略に基づいた株式投資をサポートしてくれるサービスとなります。

・投資スタイルを見直したい
・最適なポートフォリオがわからない
・頻繁に株価チェックすることが難しい

という方にはこういうサービスは注目ポイントになるのではないでしょうか。

 

SMBC日興証券のメリット

SMBC日興証券の特徴を紹介してきましたが、続いてはメリットについて解説していきます。

・ダイレクトコースなら信用取引手数料が無料
・dポイントや金額、株数指定で株が買える
・IPOに強く、ダイレクトコースなら優遇特典あり

それでは1つずつ見ていきましょう。

ダイレクトコースなら信用取引手数料が無料

SMBC日興証券は、ダイレクトコースなら信用取引手数料が0円となります。

一定の条件を満たすことで無料になる証券会社もありますが、SMBC日興証券では約定代金・建玉金額にかかわらず0円で利用することができます。
また、現引き・現渡しの手数料も0円となっているので、主に信用取引をされる方は取引コストを抑えることができます。

dポイントや金額、株数指定で株が買える

SMBC日興証券では、通常の単元株取引はもちろんですが、「株式ミニ投資」や「キンカブ」、「日興フロッギー」などさまざまな株式投資サービスを提供しています。

同じ株式投資でも取引方法の選択肢が多いので、大きな資金を使って投資したい方や投資初心者、小額投資から始めたい方、ポイント投資をしたい方などさまざまな投資家が利用できる証券会社となります。

この点はSMBC日興証券の大きなメリットになるでしょう。

IPOに強く、ダイレクトコースなら優遇特典あり

IPOに強いところもメリットの一つです。

IPOの取扱銘柄数については、証券会社によって大きな差があります。
SMBC日興証券のように年間50件以上のIPOに関与しているところもあれば、年間数件、0件といったところもあります。

そのため、IPO投資を行いたい方にとっては「IPOの取扱銘柄数が多い」という点はメリットになると思います。
またダイレクトコースなら優遇特典もあるため、使い方次第で当選確率をアップさせることもできます。

 

SMBC日興証券のデメリット

SMBC日興証券のデメリットは手数料が高いところです。

SMBC日興証券は2つのコースが用意されていますが、特に総合コースの手数料は高いです。
取引方法によって変わりますが、一番安いオンライントレードでも最低1,925円かかります。

ダイレクトコースの場合は最低137円と大分安くなります。
ただ、業界最安値水準のSBI証券や楽天証券などと比べると割高感はあります。

この点はSMBC日興証券のデメリットになりそうです。

SMBC日興証券はこんな人におすすめ

SMBC日興証券は「総合コース」と「ダイレクトコース」の2つのコースが用意されているので、いろいろな方におすすめできる証券会社だと思います。

その中でも特におすすめとなるのが次のような方です。

・dポイントで株式投資をしたい人
・小額から株式投資を始めてみたい人
・IPO投資を積極的に行いたい、または行っている人

dポイントで株式投資をしたい人

SMBC日興証券の「日興フロッギー」を使えば、dポイントで株式投資も可能です。

各証券会社でポイントを使った投資サービスが提供されていますが、dポイントで本格的に株式投資ができるのはSMBC日興証券だけです。

dポイントが貯まるサービスを利用している方で、株式投資を始めてみたい方にはおすすめの証券会社となります。

小額から株式投資を始めてみたい人

SMBC日興証券では、金額指定・株数指定で投資ができる「キンカブ」があります。

単元未満株の取引サービスとしては「ネオモバ」もありますが、ネオモバの場合は1株単位での売買となります。
そのため、1株買うのに数千円から数万円必要な株もあります。

ですが、キンカブなら取引単位は「小数点第5位まで」となっているので、そういう株も100円以上100円単位で買うことができます。
つまり、小額から株式投資をしたい方にぴったりのサービスとなっています。

IPO投資を積極的に行いたい、または行っている人

IPOは証券会社によって取扱銘柄が異なるため、IPOの取扱実績が豊富にあるSMBC日興証券は注目しておくべきでしょう。

また、抽選は証券会社ごとに行われるので、1つの証券会社を使うより複数の証券会社を使ったほうが当選の期待値は高まります。

そのため、IPO投資を積極的に行いたいと考えている方にもおすすめの証券会社となります。

 

 

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