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信用評価損益率とは
信用評価損益率(読み方:しんようひょうかそんえきりつ)
信用評価損益率とは、信用取引で株を買っている投資家がどれくらいの損益状況になっているのかを表した指標のことです。
全体相場の天井や底を探るときの判断材料として注目される指標となります。
信用評価損益率の数値がプラスである場合は、信用取引で買われた株(信用買い残)の多くは含み益が出ていることを表しています。
反対に数値がマイナスである場合は、信用取引で買われた株(信用買い残)の多くは含み損を抱えた状態であることを表しています。
個人投資家は含み益が出ると早い段階で利益確定に動きますが、含み損を抱えた場合は利益になるのを待ったり、様子を見る傾向があります。
そのため、信用評価損益率はマイナスで推移することが多い指標となります。
信用評価損益率の見方や目安
信用評価損益率は相場状況にもよりますが、一般的には次の数値が目安とされています。
・0%~-5%前後で相場の天井圏が近い
・-15%~-20%前後で相場の底入れが近い
大まかな目安となりますので前後することもありますが、概ねこの近辺が相場の天井・底になるとされています。
信用評価損益率はマイナスで推移することが多く、通常は0%から-20%の範囲で推移しており、-20%を下回ると「追証」が発生する水準といわれています。
そのため、信用評価損益率の数値がマイナスになるほど、追証の発生を回避するための反対売買が活発となり、相場はさらに下落する傾向にあります。
そして、最終的には追証発生による最後の投げ売りが出て相場は反転していきます。
信用評価損益率メモ
・全体相場の天井や底入れの判断材料として注目されている
・信用評価損益率は通常0%から-20%の範囲で推移している
・-20%を下回ると追証が発生する水準と言われている
・目安は「0%~-5%前後で天井圏」「-15%~-20%前後で底入れ」とされているる
信用評価損益率の調べ方
信用評価損益率は、証券会社や日本経済新聞社などが公表しています。
ただ、証券会社によって公表の仕方に違いがあったりします。
例えば、楽天証券の場合は「毎週木曜日更新」となっており
・楽天証券利用者と二市場(東証・名証)の信用評価損益率(買建のみ)の推移
・二市場との較差の比較推移
を確認することができます。
また、ほかの証券会社では、その証券会社を利用している人の信用評価損益率を「月次」で公表しているところなどもあり、タイムラグが大きいところもあります。
そのため、速報性に欠ける情報となってしまいます。
しかし、松井証券の場合は、松井証券店内の信用評価損益率を「毎日」公表していたり、ほかの証券会社では「二市場(東証・名証)」のみ公表となっていますが、「マザーズ銘柄の信用評価損益率(松井証券店内)」も公表しています。
ですのでいち早く情報を察知したい方は松井証券で確認するのが良いでしょう。
松井証券については「こちら」でも紹介していますので、まだ口座をお持ちじゃない方はあわせてご覧ください。