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ヒンデンブルグオーメンとは

ヒンデンブルグオーメン(読み方:ひんでんぶるぐおーめん)

ヒンデンブルグオーメンとは、簡単に言うと暴落を察知するシグナルです。

株価予測のためのテクニカル分析指標の一つで、ヒンデンブルグオーメンが発生するとその後一カ月間は有効とされ、株価の急落が起きるといわれています。

過去のデータによると、ヒンデンブルグオーメンの点灯が確認された後は以下のようなことが起こるとされています。

・77%の確率で株価が5%以上の下落をする
・41%の確率でパニック売りが出るような局面になる
・24%の確率で株価暴落により重大なクラッシュ局面となる

このように的中率は100%ではなく、ヒンデンブルグオーメンが発生しても暴落しないケースもあります。
ただし、1985年以降の米株式市場では重大な株価暴落局面ではいずれの場合もこのシグナルが現れています。

ヒンデンブルグオーメンの名前の由来

1937年に米国のレイクハースト海軍飛行場で発生した、ドイツの飛行船「ヒンデンブルク号」の炎上事故に由来してヒンデンブルグオーメンは名づけられました。

オーメンとは「良くないことが起こる前兆」という意味があり、これらをかけあわせてできた名前がヒンデンブルグオーメンです。

なおヒンデンブルグオーメンは一般に2010年頃から話題となり広く知れ渡りました。

それ以降、株式市場における重要なシグナルの一つとして『大暴落の前兆』『証券市場における呪いの指標』として市場関係者から注目されています。

ヒンデンブルグオーメンメモ

・ヒンデンブルグオーメンとは暴落を察知するシグナル
・ヒンデンブルグオーメンが発生すると一か月内に株価の急落が起きるとされている
・的中率は100%ではないが1985年以降の米株では暴落局面ではいずれもこのシグナルが現れている

ヒンデンブルグオーメンの条件・計算式

ヒンデンブルグ・オーメンの発生条件は諸説ありますが、現在は主に以下の4つを満たすと点灯といわれております。

1.ニューヨーク証券取引所(NYSE)での高値更新銘柄と安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.2%以上

2.NYSE総合指数の値が50営業日前を上回っている

3.短期的な騰勢を示すマクラレン・オシレーター(※)の値がマイナス

4.高値更新銘柄数が安値更新銘柄数の2倍を超えない

※マクラレン・オシレーターとは、値上がり株と値下がり株の二種類の指数平滑移動平均の差のこと

ヒンデンブルグオーメンは一度点灯すると30営業日は有効とされています。
ですが、マクラレン・オシレーターがプラスとなれば無効となります。

またヒンデンブルグオーメンの条件に諸説ある理由は、上記の4条件についてどの株式市場を用いるかなどが議論されています。

ヒンデンブルグオーメンメモ

・ヒンデンブルグオーメンは4つの条件を満たすと点灯する
・点灯後30日間は有効
・マクラレン・オシレーターがプラスとなれば無効になる

ヒンデンブルグオーメンに関してよくある質問

「ヒンデンブルグオーメン」とは、一体何ですか?
1937年に起きたドイツの飛行船「ヒンデンブルグ号」の爆発事故に由来する、株式市場の暴落を予兆するテクニカル指標です。複数の条件が同時に満たされた時に「点灯」し、市場にパニックや急落が近いことを警告する「呪いのサイン」として投資家に恐れられています。
具体的にどのような条件で「点灯」するのですか?
以下の4つの条件(一部5条件とされる場合もあり)が、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で同一日に満たされた時に点灯します。52週高値更新銘柄数と52週安値更新銘柄数が、共に全銘柄数の $2.2\%$ 以上であること。短期的な騰落トレンドを示す「マクレランオシレーター」の値がマイナスであること。52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えないこと。長期トレンド(10週間移動平均など)が上昇していること。
なぜ「高値更新」と「安値更新」の両方が増えると暴落の予兆になるのですか?
本来、強い相場なら高値更新銘柄が多くなり、弱い相場なら安値更新銘柄が多くなります。両方が同時に増えるということは、市場が極端に不安定になり、投資家の意見がバラバラに割れていることを示します。この「迷い」が限界に達した時に、大きな崩れ(暴落)が起きやすいと考えられています。
このサインが点灯したら、必ず暴落が起きるのですか?
いいえ、「空振り(偽サイン)」も非常に多いことで知られています。過去の統計では、点灯後に実際に暴落に至った確率は $25\%$ 程度という説もあります。ただし、「過去の歴史的な大暴落(1987年のブラックマンデーや2008年のリーマンショック等)の直前には、高確率で点灯していた」という事実が、投資家を不安にさせるのです。
点灯したというニュースを見たら、すぐに全銘柄を売るべきですか?
狼狽売りは禁物です。ヒンデンブルグオーメンは「30日間」有効とされますが、点灯直後に下がることもあれば、数週間後に下がることもあります。まずは「全力買い(フルレバレッジ)」を控え、キャッシュ比率を高める、あるいは「逆指値(損切り)」を徹底するといった、防御力を上げる対応が推奨されます。
日本株(日経平均)にもヒンデンブルグオーメンはありますか?
本来はNYSE(ニューヨーク証券取引所)のデータを基にした指標ですが、現在は日本市場のデータを基に算出しているサイトもあります。しかし、米国市場が崩れれば日本株も連動することが多いため、「本家(米国)の点灯ニュース」をチェックしておくことが日本株投資家にとっても重要です。
「点灯」がキャンセル(消灯)される条件はありますか?
一度点灯すると、通常は30営業日はその効力が続くとされています。ただし、その期間内に市場が大きく上昇してマクレランオシレーターがプラスに転じたり、新たな点灯条件を満たさなくなったりすることで、警戒感が徐々に薄れていくのが一般的です。
初心者がこの指標を投資に取り入れる際、最も注意すべきことは?
「これ一つで判断しない」ことです。ヒンデンブルグオーメンはあくまで「市場に歪みが生じている」という警告灯です。VIX指数(恐怖指数)や騰落レシオ、主要な移動平均線など、他の指標も併せて確認し、総合的に判断する姿勢が大切です。
逆に、このサインが出ても「無視して良い」ケースはありますか?
市場全体がバブル的な上昇の途上にあり、あまりに勢いが強すぎる時は、このサインを無視して上がり続ける「踏み上げ」が起きることもあります。しかし、「不吉な名前が出るほど市場が過熱している」という事実は変わらないため、楽観視しすぎるのは危険です。

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