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FOMC議事録とは

FOMC議事録(読み方:えふおーえむしーぎじろく)

 

FOMC議事録とは、FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録の要旨のことをいいます。

FOMC議事要旨とも呼ばれるもので、簡単に言うと「FOMCの議事録の要約版」です。

FOMCは、米国の金融政策を決定する重要な会合となっており、金融政策に変更があった場合は直ちに発表されますが、会合そのものは非公開で行われます。

そのため会合内でどのような話し合いが行われたのかはわかりません。

そこで注目されるのがFOMC議事録となります。

FOMC議事録は、FOMCで議論された詳細が記録されており、金融政策の変更や現状維持に関してどのような議論が交わされたのか、どのような判断で今回の金融政策に至ったのかなどを把握することができます。

あくまで議事録の要約版であるため、全ての発言が確認できるわけではありませんが、米国の金融政策を占ううえで市場関係者の関心が高いものとなっています。

FOMC議事録はいつ公表されるのか

FOMC議事録は金融政策が決定されるFOMC開催最終日の3週間後に公表されます。

議事録には、先ほど説明したとおり、金融政策決定に至った判断に関することや各メンバーの意見などが記録されており、市場参加者や投資家にとって重要な情報源となります。

なお、議事録はFOMCの会合終了後に作成され、公表されるまでの間は非公開となっています。

そもそもFOMCとは

そもそもFOMCとは何か、こちらについても簡単に説明します。

FOMCとは、Federal Open Maket Committeeの略称で、米国の金融政策を決定する会合のことをいいます。日本語では「連邦公開市場委員会」や「米国連邦公開市場委員会」などと訳されます。

日本で言うところの「日銀金融政策決定会合」にあたるものです。

FOMCは、米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備理事会)が開く会合で、FRB理事や地区ごとの連邦準備銀行総裁で構成されています。約6週間ごとに年に8回開催され、現在の景況判断や政策金利(FF金利)の方針が発表されます。

その結果が市場予想と大きく乖離した場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあるので、非常に注目度が高いものとなっています。

FOMC議事録の内容

FOMC議事録には、FOMCのメンバーが金融政策についてどのような議論を行ったのか、またどのような意見があったのかが詳細に記録されています。現在の景気動向や将来の経済見通し、金融政策の方針などを把握することができます。

FOMC後の声明文や会見では出てこなかった情報などが含まれることもあるので、今後の見通しを判断する上で非常に重要な情報源となります。

FOMC議事録を読む時のポイント

FOMC議事録には、FOMCメンバーの金融政策に関する議論や意見が含まれています。これにより、将来の金利動向や景気見通しに関するヒントを得ることができます。

もっとわかりやすく言えば、FOMC議事録の内容がタカ派寄りか、ハト派寄りかを見ておくのがいいでしょう。

FOMCメンバーには、引き締め的な金融政策を支持する「タカ派」のメンバーと、緩和的な金融政策を支持する「ハト派」のメンバーがいます。そのため、双方の意見の違いや、どちらに偏りがあるかで見通しを判断するヒントにもなります。

例えば、前回のFOMCは全体的にタカ派寄りだったものの、今回のFOMCでタカ派トーンが後退していた場合、利上げ停止、利下げの時期が近づいたと判断され、一般的に「ドル安株高」になりやすくなります。

FOMC議事録が市場に与える影響

FOMC議事録によって将来の金利動向や経済見通しなどが示唆されるため、市場にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

その時々の相場状況によるので、一概にどうなればどう動くとは断言できませんが、一般的にこれまでタカ派だったものがハト派に転じると「ドル安株高」、反対にハト派からタカ派に転じると「ドル高株安」へ動いたりすることがあります。

しかし、FOMC開催最終日には、声明文や議長の会見などもあり、そこで将来の金利動向や景気見通しに関して語られることも多いです。

そのため、FOMC議事録が公表される頃には、既に市場がその情報を織り込んでいることも多く、そこまで市場に影響を及ぼさないこともあります。

逆に声明会見等で公表されなかった情報などが出てきた場合は、市場が大きく反応することがあります。

いずれにせよ、FOMC議事録は会合での意見や議論の詳細な情報を知る事ができる重要な情報源となっており、米国の金融政策を占ううえで市場関係者の関心が高いものとなります。将来の見通しを判断する材料にもなるので、公表される時期やその内容には注目しておくと良いでしょう。

 

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