単位株数とは
単位株数(読み方:たんいかぶすう)
はじめに、単位株数・単位株制度は2020年現在、すでに廃止されている制度です。
単位株数(単位株式数)とは、現在の単元株になる前の制度の株式のことです。
具体的には単位株数=売買単位*のことをいいます。(株式取引においては単元=売買単位のことを指します)
※現在の単元株数のこと
銘柄ごとに決められている最低売買単位のことを単位株、株式売買を単位株の整数倍で行う制度のことを単位株制度といわれていました。
単位株制度とは
株式売買において、現在の単元株制度以前は単位株制度が敷かれていました。
単位株制度は1981年(昭和56年)商法改正によって導入され、2001年(平成13年)の商法改正で廃止となりました。
単位株制度を要約すると、株式の額面合計5万円を1単位とし、単位未満株(1単位未満の株式)保有の株主は議決権など株主の権利が認められないという制度でした。
1981年の商法改正時、株式会社設立時の額面株式の最低額を5万円に引き上げ、それに伴って改正以前の既存会社に同制度が適用されることとなりました。
額面金額の合計が5万円になる株式を1単位とし、
・額面50円なら1,000株を1単位
・額面500円なら100株を1単位
として扱われていましたが、1単位あたりの純資産が5万円以上の場合は、額面金額合計が5万円に満たなくてもよいとされていました。
額面株式とは
額面株式とは、額面金額が記載された株券(株式)のことです。(⇔無額面株式)
円滑な資金調達の弊害になる等の意見もあり、2001年の商法改正によって株式会社が発行する株式は全て無額面株式となり、額面株式は廃止されました。
そして、単位株制度に代わり新たに導入されたのが、現行の単元株制度です。
単元株については【単元株数とは何か?わかりやすく解説】にて詳しく解説しています。
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単位株数メモ
・単位株数とは売買単位のことで、株式売買における旧制度(単位株制度)の株式
・単位株制度とは、現在の単元株制度以前の制度(1981年に導入され2001年に廃止)
・単位株制度は額面株式の最低額を5万円に引き上げに伴い、改正以前の既存会社に適用
単位株数に関してよくある質問
なぜ以前はバラバラだった単位株数が「100株」に統一されたのですか?
投資家の利便性を向上させ、誤発注を防ぐためです。 かつては1株、1,000株など銘柄ごとに単位が異なり、非常に分かりにくい状態でした。2018年10月までに全上場銘柄が100株へ統一されたことで、誰もが等しく計算しやすく、取引しやすい環境が整えられました。
1単位(100株)持っていないと、配当金はもらえませんか?
いいえ、配当金は1株からでも権利があります。 単位株数に関わらず、保有している株数に応じて分配されます。例えば、単元未満株として10株だけ持っている場合でも、10株分の配当金を受け取ることが可能です。
議決権(株主総会での投票権)を得るには何株必要ですか?
1単位(100株)以上が必要です。 議決権は「1単元(1単位)につき1個」と定められているため、100株に満たない株主には議決権が与えられません。会社の経営判断に参加したい場合は、最低でも単位株数分を保有する必要があります。
株主優待をもらうために必要な「単位数」の注意点は?
多くの企業が「100株(1単位)以上」を条件としています。 ただし、銘柄によっては「500株(5単位)以上」でないと優待が発生しないものや、逆に「1株(単元未満)」でも長期保有特典として認められる特殊なケースもあります。必ず企業の優待条件を確認してください。
単位株数に満たない「単元未満株」が発生するのはどんな時ですか?
主に「株式分割」や「合併」が行われた時に発生します。 例えば、100株保有している状態で「1株を1.5株にする分割」が行われると、持ち株は150株になります。このうち100株は通常通り売買できますが、端数の50株は単位株数に満たないため、通常の注文では売れなくなります。
単位株数に満たない株(端株)を売却するにはどうすればいいですか?
証券会社の「単元未満株(S株、ミニ株など)の売却」メニューから手続きします。 取引所でのリアルタイム売買はできませんが、証券会社が窓口となって買い取ってくれます。手数料体系が通常の単位株取引とは異なる点に注意が必要です。
外国株(米国株など)も単位株数は100株ですか?
いいえ、米国株などは原則として「1株単位」です。 日本独自の「100株単位」というルールはないため、1株から自由に売買できます。少額から有名企業の株を「単位」を気にせず買えるのが、米国株投資の大きな特徴です。
単位株数(100株)を買う資金がない場合、どうすればいいですか?
ネット証券各社が提供している「単元未満株サービス」を利用しましょう。 「LINE証券」や「SBI証券(S株)」、「楽天証券(かぶミニ)」などを使えば、1株から購入可能です。これを利用すれば、本来数十万円する銘柄も、数千円の「単位」でコツコツ買い集めることができます。