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見切り千両

見切り千両(読み方:みきりせんりょう)


 

見切り千両とは、含み損を抱えた際、損失が少ないうちに見切りを付けることは「千両の価値」があるということを言い表した相場格言です。

また、含み損となった際に損失を拡大させないように、損失が小さいうちに売買することは「万両の価値」があるということから、「見切り千両、損切り万両」とも言われます。

見切り千両を投資に活かす

株式投資において、自身が買った株が値下がりした際、その投資家心理は何とも言えないものです。

「このまま保有していてプラ転するだろうか?」
「損失が膨れ上がったらどうしよう」

といったように次の判断に至るまで迷ってしまうというケースはよくあります。

損失を抱えたまま保有し続けて、その判断が裏目に出た場合、「損失が小さい内に売っておけばよかった」と後悔することになってしまいます。

そのような場合に、今回の相場格言「見切り千両」が活きます。

損失を抱えた場合の全てのケースに当てはまるわけではありませんが、見切り千両を意識して実行するようにしていれば、結果として大損する前に損切りする・大きな損失を避けることができた、ということになるケースがあるということです。

損切りのタイミングは投資家によって異なるものだと思いますが、自身が判断に迷いや間違った結果となった際、「見切り千両」という相場格言を意識してみることも手法の1つになると言えます。

ただし、見切り千両の意味合いが頭にあったとしても、つまりわかっていたとしても実際にはなかなか実行しづらいものです。

だからこそ、大損のケースを加味して「見切り千両、損切り万両」とも言われるのだと考えられます。

ちなみに、見切り千両と同じ意味合いを持つ格言として「損は落とせ、さらば利益は大ならん」というウォール街の格言もあります。

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