SBI証券のIPOとは?チャレンジポイントの使い方

SBI証券のIPOは、申し込んで外れても無駄になりません。落選するたびに「IPOチャレンジポイント」が1ポイント貯まり、将来の当選確率を上げられるからです。

この仕組みを持っているのはSBI証券だけです。他社では落選しても何も残りませんが、SBI証券では外れた回数そのものが資産になります。

この記事では申し込みから購入までの流れと、知らないと損をするルールを整理します。

\\\SBI証券の口座開設はこちらから///
SBI証券

この記事でわかること

・申し込みから購入までの5ステップ
・配分ルール(完全抽選60%・ポイント30%・実績10%)
・IPOチャレンジポイントの貯め方と使いどころ
・買付余力が足りないと抽選対象外になること
・補欠当選で必ず必要になる手続き
・辞退したときに何が起きるか

SBI証券のIPOの特徴

IPOは証券会社ごとに配分ルールが違います。SBI証券の特徴は次の3点です。

特徴 内容
① 取扱数が多い 主幹事・引受を合わせた取扱件数が国内で最多クラス
② IPOチャレンジポイント 落選するたびに1ポイント貯まる。有効期限なし
③ 資金量が効く枠がある 申込株数が多いほど抽選券が増える方式

②があるため、SBI証券は「当たらなくても申し込む価値がある」唯一の証券会社です。

③は資金力のある人に有利ですが、逆に言えば資金が少ない人は②を積み上げる戦略に集中したほうが合理的ということでもあります。

配分ルールは3つの枠に分かれている

ここを知らずに申し込んでいる人が多い部分です。SBI証券の個人向け配分は3つの枠に分かれています。

個人配分枠の内訳
60% … 完全抽選(申込株数に応じた抽選)
30% … IPOチャレンジポイントの使用数が多い順
10% … 取引実績などによる配分

30%の枠は抽選ではありません。ポイントを多く使った人から順に、割当がなくなるまで配分されます。

つまりポイントさえ十分に貯まっていれば、運に関係なく当選できるということです。これがSBI証券のIPOの最大の特徴です。

※ 配分比率は銘柄や時期によって変更される場合があります。申込前に必ずSBI証券の公式情報をご確認ください。

申し込みから購入までの5ステップ

手順そのものは一本道です。

ステップ やること 期限
① 入金 申込に必要な買付余力を用意する 申込前まで
ブックビルディングに参加 株数と価格を指定して申し込む 需要申告期間内
③ 抽選結果を確認 当選・補欠当選・落選のいずれか 抽選日以降
④ 購入意思表示 当選しても、これをしないと権利が消える 購入意思表示期限まで
⑤ 上場後に売却 初値で売るか、保有を続けるか判断する 上場日以降

初心者が最もつまずくのは④です。当選しただけでは株は買えません。期限内に「買います」と意思表示をして初めて購入が確定します。

買付余力が足りないと抽選対象外になる

SBI証券のIPOで最も痛いミスがこれです。

資金拘束の仕組み
申込時点で 申込株数 × 仮条件の上限価格 の資金が必要
 ↓
申込と同時にその金額が拘束される
 ↓ 資金が不足していると
その申込は抽選の対象から外れる

「申し込んだつもり」で抽選に参加できていない、という事態が起こります。しかも通知されるわけではないので、気づかないまま終わります。

対策は単純で、余裕を持って入金しておくことです。複数のIPOに同時に申し込む場合は、その合計額が必要になる点にも注意してください。

IPOチャレンジポイントの貯め方と使い方

SBI証券を使う最大の理由がこの仕組みです。

項目 内容
貯まる条件 ブックビルディングに参加して落選すると1ポイント
有効期限 なし(何年でも貯め続けられる)
使い方 申込時にポイント使用数を指定する
使ったポイント 当選すれば消費される。落選すれば戻る
配分の順番 使用数の多い順。抽選ではない

4行目が重要です。ポイントを使って落選した場合、ポイントは減りません。つまり使うこと自体にリスクはありません。

ただし「使うタイミング」を間違えると価値を捨てることになります。

ポイントを使うべき銘柄・使うべきでない銘柄
使うべき … 人気が高く、初値の上昇が大きく期待される銘柄
 … ポイントを使う人が多いため、必要ポイント数も高くなる

使うべきでない … 大型で公募割れの懸念がある銘柄
 … 少ないポイントで当たるが、それは人気がないから

少ないポイントで当選できる銘柄は、たいてい人気がない銘柄です。数年かけて貯めたポイントを、公募割れする銘柄に使ってしまうのが最もよくある失敗です。

当選・補欠当選・落選の違い

抽選結果は3種類あります。それぞれ次にやることが違います。

結果 意味 次にやること
当選 購入する権利を得た 期限内に購入意思表示
補欠当選 辞退者が出れば繰上当選になる 期限内に購入意思表示(これをしないと繰上対象外)
落選 今回は割当なし IPOチャレンジポイントが1ポイント加算される

補欠当選の扱いを知らない人が非常に多いところです。

補欠当選で何もしないと、繰上当選のチャンス自体が消えます。「補欠だからどうせ当たらない」と放置せず、必ず購入意思表示をしてください。

辞退したときのペナルティ

当選後に購入意思表示をしなかった場合、どうなるのでしょうか。

項目 SBI証券での扱い
購入意思表示をしなかった場合 辞退したものとして扱われる
その回のポイント 当選しているため、加算されない
拘束されていた資金 解放される

証券会社によっては一定期間の申込制限を設ける場合がありますが、SBI証券では明示的な申込停止のペナルティは設けられていません。

ただし「当選した回はポイントが貯まらない」という点は実質的な損失です。買う気がないなら、そもそも申し込まないほうが合理的です。

※ 辞退の取扱いは変更される可能性があります。最新の規定はSBI証券の公式情報でご確認ください。

当選確率を上げる4つの方法

方法 効き方
① すべてのIPOに申し込む 落選してもポイントが貯まる。申し込まないと何も残らない
② 申込株数を増やす 完全抽選枠は申込株数に応じて抽選券が増える
③ 上限価格で申し込む 仮条件の下限で申し込むと配分対象外になりうる
④ 家族名義の口座を使う 口座数が増えれば抽選機会も増える(本人が管理する口座に限る)

①が最も費用対効果が高い方法です。人気のない銘柄でも申し込んで落選すれば、ポイントは確実に1つ増えます。

「どうせ当たらない」と申し込まないことが、長期で見ると最大の機会損失になります。

※ 借名口座は禁止されています。④は本人が管理する家族の口座での申込を指します。

上場後に売るかどうかの判断

当選して買えた後の話です。IPOは「初値で売る」のが基本とされますが、根拠を押さえておきましょう。

選択 考え方
初値で売る 公募価格との差が最も開きやすいのが初値。判断が要らない
保有を続ける 初値が高すぎた場合、その後は下落することが多い
ロックアップの確認 解除日以降は既存株主の売却が出る可能性がある

初値が公募価格を大きく上回った銘柄は、その後しばらく上値が重くなる傾向があります。短期の需給で買われた分が売りに転じるためです。

保有を続けるなら「IPOだから」ではなく、その企業の業績を根拠に判断してください。あわせてオーバーアロットメントの有無も確認しておくと、需給の読みが変わります。

SBI証券のIPOに関するよくある質問

IPOチャレンジポイントはどうやって貯まりますか?
ブックビルディングに参加して落選すると1ポイント貯まります。有効期限はないため、何年でも貯め続けられます。当選した回は加算されません。ポイントを使って落選した場合はポイントが戻るため、使うこと自体にリスクはありません。
SBI証券の配分ルールを教えてください。
個人配分枠のうち60%が完全抽選、30%がIPOチャレンジポイントの使用数が多い順、10%が取引実績などによる配分です。30%の枠は抽選ではなく、ポイントを多く使った人から順に割り当てられます。配分比率は銘柄や時期により変更される場合があります。
申し込んだのに抽選されていないことはありますか?
あります。申込には「申込株数×仮条件の上限価格」の買付余力が必要で、資金が不足しているとその申込は抽選の対象から外れます。通知はされないため気づきにくく、複数のIPOに同時に申し込む場合は合計額が必要になる点にも注意が必要です。
補欠当選になったら何をすればいいですか?
期限内に購入意思表示をしてください。これをしないと、辞退者が出ても繰上当選の対象になりません。「補欠だからどうせ当たらない」と放置すると、チャンス自体が消えます。
当選したのに購入意思表示を忘れるとどうなりますか?
辞退したものとして扱われ、株は購入できません。拘束されていた資金は解放されますが、当選している以上IPOチャレンジポイントも加算されないため、実質的には何も得られません。買う気がないなら最初から申し込まないほうが合理的です。
IPOチャレンジポイントはどの銘柄で使うべきですか?
人気が高く初値の上昇が期待される銘柄に使うのが基本です。少ないポイントで当選できる銘柄は、たいてい人気がなく公募割れの懸念がある銘柄です。数年かけて貯めたポイントをそうした銘柄に使ってしまうのが、最もよくある失敗です。
仮条件の下限で申し込んでもいいですか?
避けてください。人気の銘柄では上限価格で公募価格が決まることが多く、下限で申し込むと配分の対象外になる可能性があります。特別な理由がなければ、上限価格またはストライクプライス(成行に相当)で申し込むのが基本です。
当選した株は初値で売るべきですか?
公募価格との差が最も開きやすいのは初値であり、判断が要らないという意味では合理的です。初値が公募価格を大きく上回った銘柄は、短期の需給で買われた分が売りに転じ、その後上値が重くなる傾向があります。保有を続けるなら「IPOだから」ではなく企業の業績を根拠に判断してください。

まとめ

SBI証券のIPOは「外れても損をしない仕組み」を持つ唯一の証券会社です。だからこそ、申し込み続けることそのものが戦略になります。

この記事のまとめ

・配分は完全抽選60%・ポイント使用数30%・取引実績10%
・ポイント枠は抽選ではなく、使用数の多い順に割り当てられる
・IPOチャレンジポイントは落選するたびに1ポイント。有効期限なし
・ポイントを使って落選すればポイントは戻る
・買付余力が足りないと抽選の対象から外れる(通知されない)
・当選しても購入意思表示をしないと権利は消える
・補欠当選でも購入意思表示が必要。しないと繰上対象外
・少ないポイントで当たる銘柄は、人気がない銘柄
・仮条件の下限で申し込むと配分対象外になりうる

※ 本記事は2026年8月時点の情報にもとづく解説であり、特定の銘柄や投資判断を推奨するものではありません。配分ルールや手続きは変更される場合があるため、申込前に必ずSBI証券の公式情報をご確認ください。

あわせて読みたい:IPOとはブックビルディングとはSBI証券の特徴オーバーアロットメントとは目論見書とは立会外分売とは

おすすめの記事