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トレンドに逆らうなとは
トレンドに逆らうな(読み方:とれんどにさからうな)
「トレンドに逆らうな」とは、わかりやすく説明すると「相場の流れには逆らうな」という意味があり、相場の流れに逆らった投資はするべきではないという教えとなります。
この相場格言は米国のウォール街で生まれたとされるもので、英語表記は「Don’t fight the trend」となります。
トレンドとは「相場の流れ」を指す言葉となります。
この相場の流れ(トレンド)というは、一度方向性が出るとその方向へ進む力が強くなる傾向があり、その流れが継続することが多いという特徴があります。
つまり、「トレンドに逆らうな」は、相場の流れに逆らった投資をすると上手くいかないことも多いということを表現した相場格言となります。
「トレンドに逆らうな」を投資に活かすには?
逆張りする時は「トレンドに逆らうな」を思い出そう!
初めて株式投資をした時は、相場がどのように動くのかわからないので誰もが慎重な姿勢で取引を行うと思います。
しかし、何度か取引を行っていくうちに、自分なりの相場観というものが芽生えてきます。
利益を得られる回数が増えると自信にもつながるでしょう。
そうすると今度はいち早くトレンドに乗るために、下落が続いているのに買いで入ったり、上昇が続いているのに売りで入ったりとトレンドに逆らった投資行動を取ることも増えてきます。
いわゆる「逆張り」のことですが、そうした取引は上手くいけばいち早くトレンドに乗れるのでリターンが大きくなることもありますが、その分リスクも高い投資手法と言えます。
そのため、自分の相場観に自信があるからといって、トレンドに逆らうと結果がうまく付いてこないということもよくあります。
ですから「トレンドに逆らうな」を戒めの言葉として頭に入れておき、実際にトレードをする前に冷静になって判断をするように心がけると良いかもしれません。
売買のタイミングに悩んだら「トレンドに逆らうな」を思い出そう!
「トレンドに逆らうな」は、相場の流れに逆らった投資はするべきではないという教えですが、わかりやすく言い換えれば「相場の流れに沿って投資をした方が利益を得られる確率は高いよ」という考えを示したものです。
冒頭で説明したようにトレンドは一度方向性が出るとその方向へと進む傾向にあり、大きな流れになるとしばらく続くこともあります。
そのため、「そろそろ上がるかな?」といった雰囲気で、下手にトレンドに逆らって投資するより、トレンドに乗ったほうが利益獲得のチャンスを増やせる可能性があります。
ですから売買のタイミングに悩んでしまった時は「トレンドに逆らうな」を思い出して、冷静にトレンドを分析し、その流れに沿った投資行動を取ると良いかもしれません。
ただし、「トレンドに逆らうな」が絶対に正しいということはありません。
「トレンドに逆らうな」の注意点
ここで気をつけたいのは「トレンドはいつまでも続かない」という点です。
「トレンドに逆らうな」という格言を素直に受け取ると「トレンドに沿った順張り投資を行うのが良い」という見方ができます。
しかし「相場は生き物」と言われてるように、相場は常に動いており、様々な要因で流れが変わってしまうことがあります。
ですので「トレンドはしばらく続くことも多いが、いつまでも続くわけではない」ということは念頭においてトレードに活かすようにしましょう。
相場格言は投資の本質を表すものとして様々な言葉があり、投資に役立てることもできます。
ただ、相場の状況は刻々と変化するものなので必ずしも当てはまるとは限りません。
ですので相場格言を投資に役立てる時は鵜呑みにせず、あくまでも投資に向き合う考え方の1つとして活用するようにしましょう。