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こちらの記事で紹介している優待株は、100株保有でクオカードが貰える優待株を対象としており、ZAi探編集部選りすぐりの10銘柄となります。
目次
クオカード優待株10選
株主優待において、優待品がクオカードというのは、セブンイレブンやローソンなどのコンビニだけでなく、全国およそ6万店で使うことができる全国共通のギフトカードです。
今回は、そんなクオカードが貰える優待株10銘柄を紹介します。
紹介する優待株は、「100株保有でクオカードが貰える優待株」を対象としており、ZAi探編集部選りすぐりの銘柄となります。
また、紹介する優待株における優待利回りですが、それぞれ2021年7月16日終値ベースで算出しています。
それでは、100株で貰えるクオカード優待株10選を紹介していきます。
【3458】シーアールイー
出典:シーアールイー
権利確定月は1月と7月の年2回で、1月末日現在・7月末現在の株主名簿に記載された株主が対象となります。
・1月分権利は100株保有で500円分のクオカード
・7月分権利は100株保有で1000円分のクオカード
が贈呈されます。
権利月でクオカードの額面が変わりますが、以前は7月権利分も1月権利分と同じく500円分でしたが、2019年度より7月権利分の額面が1000円に増額されています。
物流施設中心の事業用不動産の総合サービスを展開するシーアールイーですが
2021年7月16日時点で株価は1606円ですので、100株取得の最低投資金額は160,600円となります。
優待利回りは、優待価値1500円計算で、0.94%になります。
またシーアールイーは業績も絶好調となっており、今期は前期比で11%増益の予想となっていますが、期初から絶好調で第2四半期終了時点で通期計画を超過と飛ばしています。
上期経常は前期比で13倍増益と文句なしの推移。
一番直近の決算である今年6月発表の第3四半期決算も前年同期比5.4倍と勢い止まらず、絶好調が続いています。
そもそも会社予想が保守的という見方もありますが、さすがにこれだけ好調ということで今期の上ぶれ着地はほぼ確定的、株価も堅調な推移を見せています。
【7085】カーブスホールディングス
出典:カーブスホールディングス
権利確定月は8月で、毎年8月31日現在、株主名簿に記載された株主が対象となり、100株以上保有で一律500円のクオカードが贈呈されます。
ちなみにカーブスの2020年度優待では、アンケートに答えるだけで通常の優待品のクオカードとは別で、500円分のクオカードが進呈されるいわゆる”隠れ優待”が存在しました。
ただし、隠れ優待ですがカーブスに限らず、その企業のHP等にも公開されない、基本的には非公式なものであり、毎年実施されるとは限りません。
「カラオケまねきねこ」や「まねきの湯」といったカラオケ事業・温浴事業を手掛けるコシダカHDから2020年3月、スピンオフにより分離独立、東証一部に単独上場したカーブスホールディングスですが
2021年7月16日時点で株価は917円ですので、100株取得の最低投資金額は91,700円となります。
優待利回りは、優待価値500円計算で、0.55%になります。
カーブスは女性体操教室を展開していますが、業績面に関してはどうしてもコロナの影響が大きい事業で沈んでいました。
ですが、目先は既に底打ちはしたのかなという推移となっています。
今期は元々前期比で19%減益の見通しでしたが、今年7月に今期経常を一転36%増益に上方修正を行い配当も1円増額としました。
店舗数は減らしましたが、キャンペーンなどを駆使して会員数は増やしているなど企業努力が見て取れます。
どうしてもコロナの状況次第で数字は変わってくるでしょうが、昨年から今年までの状況よりも今後悪くなるという事は考えにくいということで、今後上向きに推移してくれる事に期待の銘柄となります。
【1419】タマホーム
出典:タマホーム
権利確定月は11月と5月で、11月30日および5月31日現在の株主名簿に記載された株主を対象に、100株以上保有で株主限定特製クオカードが贈呈されます。
保有期間によってクオカードの額面が変わり、100株以上保有、
・継続3年未満で500円分
・継続3年以上で1000円分
となっています。
出典:タマホーム
今期の年間配当を110円(前期比10円増)に増配する方針のタマホームですが、
2021年7月16日時点で株価は3165円ですので、100株取得の最低投資金額は316,500円となります。
優待利回りは、保有期間に応じて額面が変わりますので、
・100株保有・継続3年未満の500円分計算で0.16%
・100株保有・継続3年以上の1000円分計算で0.32%
になります。
業績面に関しては、割と文句なしで好調が続いている状況です。
首都圏郊外や地方を中心に展開している注文住宅会社ですが、戸建て人気の高まりもあり業績は堅調。
今年7月に発表したばかりの本決算では、今期経常は2%増で4期連続の最高益更新の見通しを発表しました。
同時に今期の年間配当も前期比10円増の110円に増配する方針と、業績を伸ばして株主還元を行うという理想的なサイクルとなっています。
株価も大幅に伸ばしており、上場来高値を更新する絶賛青天井相場中です。
【9760】進学会ホールディングス
出典:進学会ホールディングス
権利確定月は3月で、100株以上保有で一律1000円分のクオカードが贈呈されます。
さらに、希望される株主には同社学習塾およびスポーツクラブの利用割引優待券が贈呈されます。
出典:進学会ホールディングス
優待割引券はお一人様3,000円相当の割引券となっており、ご利用できる場所等、進学会のHP上で確認することができます。
また、進学会ホールディングスは2021年5月17日付で「株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ」の開示を出しています。
出典:進学会ホールディングス
創業50周年を迎えるに当たり、優待品の拡充が決定されたという内容のお知らせで保有株数に応じた優待品の拡充となります。
ただし、こちらは500株以上保有の株主が変更(拡充)の対象となっており、100株~499株保有の株主は先ほど触れた通り一律1000円分のクオカードと、希望者へ同社利用割引券3000円分となります。
北海道を地盤に全国400以上の学習塾を運営する進学会ホールディングスですが、
2021年7月16日時点で株価は426円ですので、100株取得の最低投資金額は42,600円となります。
優待利回りはクオカードのみで換算すると1000円分ですので2.35%、希望することで贈呈される割引券3000円を含めて換算すると、9.39%となります。
業績面では、前期は12億円の黒字の予想だったことろ、下振れ着地となり一転赤字で終了とコケてしまった感があります。
ただ今期は黒字へ浮上する見通しで復活を見込みます。
集団塾のかき入れ時である夏に向けて生徒数がコロナ前に戻ってきているとのことで、徐々に状況は改善されていると言って良さそうでしょう。
【7172】ジャパンインベストメントアドバイザー
出典:ジャパンインベストメントアドバイザー
権利確定月は12月で、毎年12月末日現在、株主名簿に記載された株主が対象となります。
クオカード「日本証券新聞デジタル版」の購読券が進呈されます。
出典:ジャパンインベストメントアドバイザー
それぞれ継続保有期間によって増額され、
■100株保有、継続1年未満
└「クオカード1000円分」と「日本証券新聞デジタル版3ヶ月購読券9000円」
■100株保有、継続1年以上2年未満
└「クオカード3000円分」と「日本証券新聞デジタル版6ヶ月購読券18000円」
■100株保有、継続2年以上
└「クオカード5000円分」と「日本証券新聞デジタル版6ヶ月購読券18000円」
となっています。
航空機オペレーティング・リースを中心に、金融ソリューション事業、太陽光商品やM&A支援事業など展開するジャパンインベストメントアドバイザーですが、
2021年7月16日時点で株価は1564円ですので、100株取得の最低投資金額は156,400円となります。
優待利回りについて、保有期間別に算出すると
■100株保有1年未満の場合
└「クオカード1000円分」+「購読券9000円分」ですので「優待利回り6.39%」
■100株保有1年以上2年未満の場合
└「クオカード3000円分」+「購読券18000円分」ですので「優待利回り13.4%」
■100株保有2年以上の場合
└「クオカード5000円分」+「購読券18000円分」ですので「優待利回り14.7%」
となります。
業績面は、どうしてもコロナ影響が大きい事業ということで沈んでいます。
前期は減益着地となり、今期は更に下がる見通しの33%減益を想定、3期連続減益となっています。
ただ悪めの想定をしているので、今年4月末発表の第1四半期は前期比で15%減益ながらも上期計画を既に超過しており、進捗としては悪くありません。
コロナ以前は高成長の企業だったということで、今後の復活に期待したい企業のひとつとなります。
【9405】朝日放送グループホールディングス
出典:朝日放送グループホールディングス
権利確定月は3月と9月で、毎年3月31日現在、9月30日現在の株主名簿に記載された株主が対象となります。
100株保有で、保有期間に関係なく、一律500円分の番組特製クオカードが贈呈されます。
年2回の贈呈になりますので、年間で1000円分のクオカードがもらえるということになります。
番組特製クオカードのデザインは朝日放送グループならではで、これまでも「アタック25」や「探偵ナイトスクープ」「M1グランプリ」や「熱闘甲子園」といった著名な番組の特製クオカードが贈呈されています。
そんな、大阪を地盤とする西日本の民放大手の朝日放送グループですが、
2021年7月16日時点で株価は698円ですので、100株取得の最低投資金額は69,800円となります。
優待利回りは、年間2回のクオカード1000円分で計算すると、1.43%となっています。
テレビ業界は下火となっており、業績面は正直にやや下向いています。
前期は前々期から16.5%減で着地、今期経常も18%減益の見通しということで3期連続減益となっています。
それでも今期の年間配当は前期比1円増の11円に増配する方針と、株主還元を強める事で株価を保っている状況です。
自己資本比率などには余裕があり知名度はある会社ですので、そういった面での安心感はあるかと思います。
【6654】不二電機工業
出典:不二電機工業
権利確定月は1月と7月で、毎年1月末、7月末時点の株主が対象となります。
・100株保有で継続保有期間3年未満で500円分のクオカード
・100株保有で継続保有期間3年以上で1000円分のクオカード
が進呈されます。
年に2回ですので、3年未満の保有ですと1000円分、3年以上の保有で年間2000円分もらうことができます。
制御用開閉器大手で、電子応用機器に展開する不二電機工業ですが、
2021年7月16日時点で株価は1292円ですので、100株取得の最低投資金額は129,200円となります。
優待利回りは、
・継続保有期間3年未満で0.77%
・継続保有期間3年以上で1.55%
となります。
業績面ではこちらもやや苦戦している印象の会社です。
前期は23.3%の減益となり、今期経常も14%減益の見通しとなっています。
ただし柱の電力関連は底堅い推移を見せており、一番直近の第1四半期決算では前期比で12%増益で着地しています。
上期計画に対しての進捗率は83.1%に達し、5年平均の43%を大きく上回っているなど、今期の復活に期待は持てる状況かと思います。
【3168】黒谷
出典:黒谷
権利確定月は8月で、毎年8月31日時点の株主が対象となります。
100株保有で保有期間に関係なく、500円分のクオカードが贈呈されます。
銅スクラップや船舶用のスクリュー向け材料の販売・回収を柱とする黒谷ですが、
2021年7月16日時点で株価は824円ですので、100株取得の最低投資金額は82,400円となります。
優待利回りは、クオカード500円計算で0.61%となっています。
業績面では足元好調となっています。
今期は元々34%減益予想ではありましたが、今年の4月に早くも今期経常を一転2.7倍増益にと、大幅な上方修正を発表しています。
一番直近の決算である、今年7月発表の第3四半期は、経常利益が前年同期比13倍へと急拡大しました。
銅市況が一段高で、その恩恵を素直に受けている形で好調が続いております。
スクラップの取り扱い数量は仕入れ・加工販売ともに拡大しており、今期の上ぶれ着地に期待が持てる状況でしょう。
【3969】エイトレッド
出典:エイトレッド
権利確定月は3月と9月で、毎年3月31日、9月30日現在の株主が対象となります。
100株で保有期間に関係なく、1000円分のクオカードが贈呈されます。
年に2回ですので、年間2000円分のクオカードがもらえます。
ITソリューション企業として歴史と実績のあるソフトクリエイトHD傘下で、ワークフローソフト専業のエイトレッドですが、
2021年7月16日時点で株価は2471円ですので、100株取得の最低投資金額は247,100円となります。
優待利回りは、クオカード2000円計算で0.81%となっています。
業績に関しては文句なしに好調な企業でしょう。
前期は大幅増益で着地。
今期経常も11%増で、10期連続の最高益更新の見通しとなっています。
同時に、今期の年間配当を前期比2円増の22円に増配する方針も発表しており、株主還元にも力を入れています。
テレワークの普及やDXの推進など、事業のデジタル化が明確に追い風となっています。
人員も積極的に増やしている中で、人件費や広告費の増加をこなしながらもしっかり利益を積み重ねている状況です。
今後も好調の流れは変わらなそうな会社かと思います。
【2373】ケア21
権利確定月は10月で、毎年10月31日現在の株主が対象となります。
ケア21の株主優待制度ですが、
出典:ケア21
2021年3月22日付でこちらの開示を出しており、
2021年4月30日(金)を基準日とした株式分割実施とあわせて、株主優待の実質的拡充を行っています。
優待品が100株以上保有で一律1000円分のクオカードというのは従来と変わりありませんが、株式分割が普通株式1株につき3株の割合ということで、実質的拡充となっています。
関西を地盤に、老人ホームや在宅介護など施設介護を軸とするケア21ですが、
出典:ケア21
2021年7月16日時点で株価は893円ですので、100株取得の最低投資金額は89,300円となります。
優待利回りは、クオカード1000円計算で1.12%となっています。
こちらも業績は好調な会社となります。
今期経常は20%増益の予定で、3期連続の最高益更新の見通しです。
一番直近の第2四半期決算も数字は良く、上期経常は上振れ着地となっています。
通期計画に対する進捗率は59.9%となっており、5年平均の41.4%を上回っているということで、今期の上ぶれ着地に期待が持てます。
以上が【株主優待】100株で貰えるクオカード優待株10選になります。
株主優待において、少しでも参考になりましたら幸いです。
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※当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。