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はじめに

当記事は、2025年6月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2025年6月5日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2025年6月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(9416)ビジョン

株価 1,233円(6/5終値)
年間配当金額(予) 45円
配当利回り(予) 3.64%

第15位は、証券コード9416、ビジョンです

ビジョンは、訪日外国人向けにWi-Fiレンタルサービス「グローバルWiFi」などを展開。通信インフラに加え、法人向けにクラウドPBXやセキュリティサービスなど通信関連のソリューションを提供。

足元の業績は絶好調です。柱のWi‐Fiレンタルは上期広告宣伝費重いが、法人利用好調で続伸。法人向け情報通信は経験者採用拡大効いて順調。育成中のグランピング着実。営業益続伸となっています。

第14位(2428)ウェルネット

株価 760円(6/5終値)
年間配当金額(予) 28円
配当利回り(予) 3.68%

第14位は、証券コード2428、ウェルネットです

ウェルネットは、コンビニ決済や交通系電子チケットのシステム提供など、決済ソリューションに強みを持つIT企業。交通・観光分野を中心にデジタル化支援を進め、キャッシュレス社会に貢献。

足元の業績は強くて続伸となっています。返金対応需要で送金サービス牽引。決済代行着実増。MaaS型販売基幹系システム改善。採算よい札幌地域振興券業務が上期上乗せ。営業増益となっています。

2026年6月期は送金サービス軸に堅調続く見通しです。

第13位(3688)CARTA HOLDINGS

株価 1,563円(6/5終値)
年間配当金額(予) 58円
配当利回り(予) 3.71%

第13位は、証券コード3688、CARTA HOLDINGSです。

CARTA HOLDINGSは、デジタル広告やEC支援を展開するマーケティングテック企業。電通との合弁会社「サイバー・コミュニケーションズ(CCI)」などを傘下に持ち、メディア運用やデータマーケティングに強み。

足元の業績は良好です。収益柱のデジマはユーチューブやTVerの普及追い風に動画広告伸長。電通協業案件は一段増。DtoCは医薬部外品等でリピート客積み上げ。広告宣伝費増こなして、営業益続伸となっています。

第12位(3950)ザ・パック

株価 3,325円(6/5終値)
年間配当金額(予) 124円
配当利回り(予) 3.72%

第12位は、証券コード3950、ザ・パックです。

ザ・パックは、紙袋やパッケージなどの包装資材を製造・販売する大手メーカー。小売・食品業界など幅広い業種の包装ニーズに対応。エコ対応製品やデザイン性の高い商品提案にも注力。

紙袋は訪日客の増加追い風に観光土産用が増勢。小売り向けも専門店からの受注増える。紙器はテイクアウト、EC用が、段ボールも製造業の製品輸送用が好調を維持。紙など原材料高重いが、営業益堅調。政策保有株の売却特益続く。増配。

第11位(3486)グローバル・リンク・マネジメント

株価 2,056円(6/5終値)
年間配当金額(予) 77.50円
配当利回り(予) 3.76%

第11位は、証券コード3486、グローバル・リンク・マネジメントです。

グローバル・リンク・マネジメントは、東京都心部で投資用不動産の開発・販売を行う不動産会社。自社ブランド「アルテシモ」シリーズで単身者向け物件を展開。用地仕入れから販売まで一貫対応が強み。

業績は絶好調となっています。マンション販売は高水準を維持。好採算の土地企画や中古再生が伸びています。ホテル・商業施設開発開始で開発負担や人件費増あるが、連続最高純益となっており、連続増配も行っています。

第10位(2689)オルバヘルスケアホールディングス

株価 2,117円(6/5終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 3.77%

第10位は、証券コード2689、オルバヘルスケアホールディングスです。

オルバヘルスケアホールディングスは、医療機関向けに医療機器や消耗品などを卸販売する医療商社。地域密着型で病院との強固な関係を築く。物流効率化やIT導入を進め、医療現場の課題解決に貢献。

足元の業績は良好です。設備備品は伸び悩むが、消耗品は関西で循環器向け新規獲得、福島の消化器内視鏡関連も順調です。営業益は小幅増となっています。

2026年6月期も消耗品が安定成長して、新規事業も軌道化する見通しです。

第9位(8945)サンネクスタグループ

株価 1,044円(6/5終値)
年間配当金額(予) 40円
配当利回り(予) 3.83%

第9位は、証券コード8945、サンネクスタグループです。

サンネクスタグループは、マンション管理やビルメンテナンスなどを手がける建物管理会社。大和ハウスグループの一員で、安定した受注基盤を持つ。防災・セキュリティ対策などサービス領域を拡充中。

足元の業績はやや苦戦気味。社宅は新規受託が復調。ただ採算よいインボイス関連特需が剥落。人件費増、開発費続き部門益続落。マンション管理は工事増、買い取り再販の回復、値上げで好転するが営業減益となっています。

2026年6月期は社宅復調が寄与。コスト増一服となる見通しです。

第8位(9441)ベルパーク

株価 1,890円(6/5終値)
年間配当金額(予) 74円
配当利回り(予) 3.91%

第8位は、証券コード9441、ベルパークです。

ベルパークは、ソフトバンクやワイモバイルの携帯ショップを中心に運営する携帯販売代理店。接客力に強みがあり、業界内で高い販売実績を誇る。スマホ以外の家電・通信サービスも取り扱い拡大中。

業績は好調が続いています。ショップは高単価の端末販売が買い替え長期化で停滞。だが回線単体の契約は着実増。好採算のオプションも貢献しています。法人向けは端末販売が順調。販促費増を吸収して連続営業増益となっています

第7位(6498)キッツ

株価 1,166円(6/5終値)
年間配当金額(予) 46円
配当利回り(予) 3.94%

第7位は、証券コード6498、キッツです。

キッツは、バルブ製品の大手メーカー。工場や建築物などの配管に使われる各種バルブを国内外で展開。水処理やガス、空調など多分野に製品を提供。高機能素材や自社工場による一貫生産が強み。

足元の業績はまずまず。バルブは半導体装置向けの受注回復遅れ厳しい。だが北米データセンター、水処理向けが伸長。半導体フィルターはやや増。 石油化学も海外販売軸に微増。伸銅品は歩留まり向上で利益確保。販管費増こなし営業益小幅増となっています。

第6位(7915)NISSHA

株価 1,255円(6/5終値)
年間配当金額(予) 50円
配当利回り(予) 3.98%

第6位は、証券コード7915、NISSHAです。

NISSHAは、高機能印刷技術をベースに、電子部品やメディカル分野など多角化を進める技術メーカー。静電容量方式タッチセンサーや化粧品向け部材など、独自の技術力でグローバルに展開。

足元の業績は上向いて回復傾向です。タブレット向け需要収縮でタッチパネル製品反落。ただ柱の蒸着紙、加飾等産業資材が堅調です。ほか採算よい医療機器が買収会社寄与で好伸。営業益は回復基調となっています。

第5位(2311)エプコ

株価 730円(6/5終値)
年間配当金額(予) 32円
配当利回り(予) 4.38%

第5位は、証券コード2311、エプコです。

エプコは、住宅関連に特化した建築設計や給排水設備の設計支援などを行う企業。住宅メーカー向けに省エネ提案やコンサルティングサービスも展開。エネルギー関連のサポートにも注力。

足元の業績はやや苦戦気味です。設計は住宅着工減で人員減らす業務自動化に先行投資。メンテナンスも受託の伸びを欠き、AI回答など新システムのDX投資重い。営業益反落となっています。

第4位(3538)ウイルプラスホールディングス

株価 1,014円(6/5終値)
年間配当金額(予) 45.06円
配当利回り(予) 4.44%

第4位は、証券コード3538、ウイルプラスホールディングスです。

ウイルプラスホールディングスは、輸入車ディーラーを中心に自動車販売事業を展開。メルセデス・ベンツやフィアットなどのブランドを取り扱い、高級車ニーズの取り込みを図る。アフターサービスや中古車販売も収益の柱。

業績は絶好調で急拡大気味に伸びています。新車販売は受注好調で下期に急回復、子会社化したオリオン自動車上乗せ。中古車輸出は前期買収のENG社寄与し伸長。人件費増などこなし営業益急反発となっています。

2026年6月期は店舗数増を追い風に新車販売台数の回復進む見通しです。

第3位(3242)アーバネットコーポレーション

株価 468円(6/5終値)
年間配当金額(予) 21円
配当利回り(予) 4.48%

第3位は、証券コード3242、アーバネットコーポレーションです。

アーバネットコーポレーションは、首都圏を中心に投資用ワンルームマンションの開発・販売を行う不動産会社。自社ブランド「アーバンパレス」などを展開。用地仕入れから設計・販売まで一貫体制を強みとする。

業績は良好。都市型賃貸マンションは戸数減っていますが、好立地での販価上昇で補えています。買収会社が好調で戸建て、アパート、用地などが通期化効果上回る貢献。本社移転や増員負担こなし営業益増額です。

2026年6月期は高額物件増、子会社好調で続伸となる見通しです。

第2位(7272)ヤマハ発動機

株価 1,067円(6/5終値)
年間配当金額(予) 50円
配当利回り(予) 4.68%

第2位は、証券コード7272、ヤマハ発動機です。

ヤマハ発動機は、バイクや船外機、産業用ロボットなど多彩な製品をグローバル展開する輸送機器メーカー。高性能な二輪車で世界的なシェアを誇り、電動アシスト自転車やマリン事業にも注力。

業績は上向いて復調気味です。2輪はインドやフィリピン台数増勢で好調。在庫調整一巡の船外機やロボが上向いて、電動自転車も赤字縮小となっています。労務費や資材費高は価格改定などでこなし、大幅営業増益です。

第1位(4767)テー・オー・ダブリュー

株価 315円(6/5終値)
年間配当金額(予) 15円
配当利回り(予) 4.76%

第1位は、証券コード4767、テー・オー・ダブリューです。

テー・オー・ダブリューは、企業イベントやプロモーションを手がける大手。リアル・デジタルを融合したマーケティング支援に強みを持ち、クライアントのブランド価値向上に貢献。大規模イベントや展示会、キャンペーンの企画・運営を展開。

業績は上向き。イベントはハイブリッド型が前期の大型案件剥落で痛手だが、柱のリアル型は街頭販促支援が順調。大阪万博も貢献。動画、SNS組み合わせたプロモーション好調。人件費増こなし営業増益。

2026年6月期は引き続きリアルイベント牽引して好調続く見通し。

まとめ

  • 第1位 (4767)テー・オー・ダブリュー
  • 第2位 (7272)ヤマハ発動機
  • 第3位 (3242)アーバネットコーポレーション
  • 第4位 (3538)ウイルプラスホールディングス
  • 第5位 (2311)エプコ
  • 第6位 (7915)NISSHA
  • 第7位 (6498)キッツ
  • 第8位 (9441)ベルパーク
  • 第9位 (8945)サンネクスタグループ
  • 第10位 (2689)オルバヘルスケアホールディングス
  • 第11位 (3486)グローバル・リンク・マネジメント
  • 第12位 (3950)ザ・パック
  • 第13位 (3688)CARTA HOLDINGS
  • 第14位 (2428)ウェルネット
  • 第15位 (9416)ビジョン

以上が、【高配当銘柄】2025年6月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、「当サイト(ZAi探)」及び「YouTubeチャンネル(ZAi探の解説動画チャンネル)」で提供する情報は、特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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