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はじめに

当記事は、2024年10月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2024年10月1日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2024年10月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(3121)マーチャント・バンカーズ

株価 332円(10/1終値)
年間配当金額(予) 2円
配当利回り(予) 0.6%

第15位は、証券コード3121、マーチャント・バンカーズです。

マーチャント・バンカーズは、賃貸不動産や国内外企業へ投資するマーチャントバンキング事業が柱の会社です。不動産業に注力しています。足元の業績は堅調です。主力の不動産事業は賃貸収入が安定。上期1件にとどまった物件売却は下期に増加して、営業益高水準の数字を出しています。25年10月期も不動産は堅調の見通しです。

第14位(9279)ギフトホールディングス

株価 2,929円(10/1終値)
年間配当金額(予) 18円
配当利回り(予) 0.61%

第14位は、証券コード9279、ギフトホールディングスです。

ギフトホールディングスは、横浜家系ラーメン『町田商店』を直営展開している会社です。麺やスープなど食材を提供するプロデュース事業も行っています。業績は良さそうでしっかり伸びている印象。直営店もプロデュース店も順調に出店加速。直営店は『町田商店』などの客足活況で、値上げも効いて粗利拡大。プロ向け食材販売も伸びています。食材費や人件費増をこなして大幅増益。引き続き今後も好調見込みで新店も貢献して増益続く見通しだそうです。

第13位(7604)梅の花

株価 948円(10/1終値)
年間配当金額(予) 10円
配当利回り(予) 1.05%

第13位は、証券コード7604、梅の花です。

梅の花は、高級和食『梅の花』が主力の会社です。M&Aでデパ地下向けの持ち帰り寿司『古市庵』や、居酒屋『さくら水産』なども展開しています。業績はそれなり足元順調そうです。新店舗もそれなり増えてきており、アプリ施策強化で『梅の花』など既存店が伸長。テイクアウトも増勢で人件費や光熱費の膨張をこなしています。

第12位(8079)正栄食品工業

株価 4,680円(10/1終値)
年間配当金額(予) 50円
配当利回り(予) 1.06%

第12位は、証券コード8079、正栄食品工業です。

正栄食品工業は、製パン・製菓用材料などの食品商社です。世界各地から原料、製品を輸入しています。国内だけではなく、米国や中国にも加工工場を持ちます。業績は良好です。国内は乳製品、乾果実、菓子類の販売増に加えて、乳製品の採算が向上。国外では中国のナッツなどが増勢。値上げ効果と生産効率化が効いて営業増益となっています。

第11位(2375)ギグワークス

株価 361円(10/1終値)
年間配当金額(予) 5円
配当利回り(予) 1.38%

第11位は、証券コード2375、ギグワークスです。

ギグワークスは、IT営業支援やPC導入等の受託・派遣が柱の会社です。ほかコールセンターも注力。2022年に日本直販など通販買収しています。その通販は苦戦が続いていますが、EV充電器工事や非IT関連の軽作業など派遣案件が増加。システム受託も後半に好採算案件が多いです。シェアオフィスも黒字化を果たし、営業益は反発を見せています。

第10位(7831)ウイルコホールディングス

株価 136円(10/1終値)
年間配当金額(予) 2円
配当利回り(予) 1.47%

第10位は、証券コード7831、ウイルコホールディングスです。

ウイルコホールディングスは、情報・印刷でシール製品・ポップアップ等、独自技術に定評があります。絵本、玩具などの知育関連を育成中です。ただその知育関連が直近低迷気味。また印刷も市場縮小続く柱のチラシが想定超の下落となり苦戦しています。ただデジタル印刷は堅調で、前期値上げが通期化。営業黒字化しましたが、不正関連特損等で最終は赤字となっています。

第9位(2910)ロック・フィールド

株価 1,486円(10/1終値)
年間配当金額(予) 23円
配当利回り(予) 1.54%

第9位は、証券コード2910、ロック・フィールドです。

ロック・フィールドは、サラダ主体の高級総菜『RF1』が主力の会社です。『神戸コロッケ』等、業態を複数持ちます。出店は百貨店地階が中心です。業績は良さそうで、RF1など主力既存店は客単価が増加傾向にあります。神戸コロッケ、冷凍食品も販路拡大。食材価格高騰や人件費増は値上げ、生産設備合理化でこなして営業益伸長と順調です。

第8位(9678)カナモト

株価 2,976円(10/1終値)
年間配当金額(予) 75円
配当利回り(予) 2.52%

第8位は、証券コード9678、カナモトです。

カナモトは、建機レンタル大手。北海道を基盤に広域展開、関東への拡大を図っています。また豪州、中国等海外にも拠点を持ちます。足元の業績は良好。主力の建機レンタルは公共投資が底堅く、民間設備投資も回復。ただ豪州子会社の公共案件失注響くほか、国内既存案件で値上げに遅れがありました。会社計画はやや強気。25年10月期は中古建機販売含め安定の見通しです。

第7位(9824)泉州電業

株価 4,995円(10/1終値)
年間配当金額(予) 130円
配当利回り(予) 2.6%

第7位は、証券コード9824、泉州電業です。

泉州電業は電線の専門商社です。SWCCが最大仕入れ先で即納に強みがあります。売上高は銅価と連動性が高いです。足元の業績は良好。好採算のFA向けハーネスは自動車向けが好調。停滞していた工作機械や半導体関連も回復が早まっています。建設向けケーブルは需要拡大基調、銅価も高水準で営業益続伸、増配となっています。

第6位(9251)AB&Company

株価 995円(10/1終値)
年間配当金額(予) 28.07円
配当利回り(予) 2.82%

第6位は、証券コード9251、AB&Companyです。

AB&Companyは純粋持株会社です。美容室『Agu.』を運営。FC柱で内装工事も展開しており、スタイリストと業務委託契約を結んでいます。業績は悪くないですが、伸びがやや鈍化気味です。採用等に苦戦しており、出店計画が未達となりそうな進捗に。継続客は増えて客単価は向上。FC加盟金も増加していますが、インボイス経過措置費もあり営業増益幅は縮小しています。25年10月期は郊外、地方への展開で出店ペース上げる事を目標に動いていく模様です。

第5位(9444)トーシンホールディングス

株価 692円(10/1終値)
年間配当金額(予) 20円
配当利回り(予) 2.89%

第5位は、証券コード9444、トーシンホールディングスです。

東海地盤に携帯電話販売代理店を展開している会社です。au、ソフトバンクが主力で、ほか不動産・ゴルフ場運営なども行っています。足元の業績はまずまず良さそうです。主力の携帯販売は契約台数減でも物販、法人営業等で稼ぎ横ばい堅守。会食を伴うコンペ等が戻り歩調で、ゴルフ場の貢献が増してきています。マンションも入居率が向上して、稼ぎ頭となっている不動産が堅調増となり営業微増益が続いてる格好です。

第4位(2301)学情

株価 1,786円(10/1終値)
年間配当金額(予) 52円
配当利回り(予) 2.91%

第4位は、証券コード2301、学情です。

学情は若手向け人材サービス特化の会社です。20代転職向け『Re就活』や、新卒向け『あさがくナビ』などを展開しています。業績は好調で上向き。『Re就活』はDX人材需要旺盛で大幅増。新卒向け『あさがくナビ』も就活早期化対応で伸長しています。下期積み増す広告宣伝費も吸収して数字上向きで連続増配に。25年10月期もRe就活やイベントが活況で好調の見通しです。

第3位(6309)巴工業

株価 4,310円(10/1終値)
年間配当金額(予) 126円
配当利回り(予) 2.92%

第3位は、証券コード6309、巴工業です。

巴工業は中堅の化学機械メーカーです。デカンター型遠心分離機で国内首位の会社になります。輸入化学品商材の扱いが大きいです。業績は良好で、化学工業製品はパワー半導体製造装置向け機能材料が絶好調。工業材料も伸長して機械は中国期ずれ上乗せ、国内部品修理が堅調。給与増をこなして営業増益幅は上振れ。また連続増配と株主還元もしっかりです。

第2位(7856)萩原工業

株価 1,566円(10/1終値)
年間配当金額(予) 50円
配当利回り(予) 3.19%

第2位は、証券コード7856、萩原工業です。

萩原工業は樹脂繊維製品のほか機械部門も持ち原糸からの一貫生産に強みがある会社です。インドネシアや中国でも生産を行っています。業績は好調。合成樹脂加工はフレコンバッグが伸び悩んでいますが、粘着テープが好調。コンクリート補強繊維はパラグアイ工場が本格寄与。機械製品はリサイクル機器が続伸して営業増益となっています。

第1位(8917)ファースト住建

株価 1,125円(10/1終値)
年間配当金額(予) 43円
配当利回り(予) 3.82%

第1位は、証券コード8917、ファースト住建です。

ファースト住建は木造中心の戸建て分譲住宅が主力の会社です。1次取得者層向け中心で、近畿圏を地盤に活動しています。業績はやや苦戦気味でしょう。建売住宅の在庫が滞留。中京・首都圏も販売苦戦で、分譲1080棟は前期比17%減となっており、目標は達成しつつも採算低下。モデルハウス効果の注文住宅はまずまず数字維持していますが利益は続落となっています。

まとめ

  • 第1位(8917)ファースト住建
  • 第2位(7856)萩原工業
  • 第3位(6309)巴工業
  • 第4位(2301)学情
  • 第5位(9444)トーシンホールディングス
  • 第6位(9251)AB&Company
  • 第7位(9824)泉州電業
  • 第8位(9678)カナモト
  • 第9位(2910)ロック・フィールド
  • 第10位(7831)ウイルコホールディングス
  • 第11位(2375)ギグワークス
  • 第12位(8079)正栄食品工業
  • 第13位(7604)梅の花
  • 第14位(9279)ギフトホールディングス
  • 第15位(3121)マーチャント・バンカーズ

以上が、【高配当銘柄】2024年10月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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