概要
株式会社 電通グループ(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746 億981 万円、以下「当社」)は、連結子会社で海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」※を通じて、米国の B2B 領域マーケティングオートメーション・コンサルティングサービス会社「DigitalPi, Inc.」(本社:ダラス市、CEO: Ryan Vong、以下「デジタル Pi 社」)の株式 100%を取得しました。
2013 年に設立されたデジタル Pi 社は、米国における B2B 領域のデジタルマーケティングエージェンシーとして成長を遂げてきました。現在では 50 名の従業員を抱え、中規模から大規模まで数多くの顧客企業に対して、有力なマーケティングオートメーション・プラットフォームである Adobe MarketoEngage の実装、コンサルティングからデマンドジェネレーション(見込み案件の発掘・創出)、そのキャンペーン運営に至るまで、顧客体験とエンゲージメントの向上に資する B2B 領域の専門サービスを提供しています。
本件買収の目的は、当社のグローバルネットワーク・ブランドの 1 つで、テクノロジーを活用したデータ分析に強みを持つデータマーケティング会社「Merkle」(マークル社、本拠地:米国メリーランド州)の B2B 領域における事業規模の拡大とサービス機能の強化にあります。今後当社は、デジタル Pi社のブランド呼称を「Digital Pi, a Merkle Company」(デジタル Pi・ア・マークル・カンパニー)へと改称し、マークル社が戦略的に重視するマーケティングオートメーションやデマンドジェネレーションのケイパビリティーを拡張することで、より競争力の高いデータマーケティングや CRM サービスを提供していきます。
なお、本件が当社の 2020 年 12 月期の連結業績に与える影響は軽微です。
※電通グループの海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(本社:英国ロンドン市)は、10 のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10 のブランドとは、Carat、Dentsu (Dentsu Brand
Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeum を指します。