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はじめに

当記事は、2025年4月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2025年3月31日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2025年4月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(5971)共和工業所

株価 6,000円(3/31終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 1.33%

第15位は、証券コード5971、共和工業所です。

共和工業所は、プレス・板金などの金属加工を手がける中堅メーカー。特に車載部品や電機製品向けの精密部品で高い技術力を持ちます。

建機業界の生産量低下で、主力の高強度六角ボルトが数量減。賃上げで人件費増加となり、足元の業績では苦戦しています。

2026年4月期も建機向けボルトの軟調続く見通しで切り返しのタイミングを待ちます。

第14位(2593)伊藤園

株価 3,197円(3/31終値)
年間配当金額(予) 44円
配当利回り(予) 1.37%

第14位は、証券コード2593、伊藤園です。

伊藤園は、緑茶飲料「お~いお茶」で知られる飲料大手。茶葉事業にも注力しており、海外市場でも日本茶の普及を推進。健康志向の高まりで安定成長を見せています。

足元の業績は停滞気味です。タリーズは客数・客単価伸長。海外も米国軸に緑茶の数量拡大。ただ国内飲料は値上げ浸透が想定より遅れ原料高や販促費が重く営業益減額に。

2026年4月期は国内の価格転嫁進んで海外続伸となる見通し。

第13位(2910)ロック・フィールド

株価 1,586円(3/31終値)
年間配当金額(予) 23円
配当利回り(予) 1.45%

第13位は、証券コード2910、ロック・フィールドです。

ロック・フィールドは、「RF1(アールエフワン)」ブランドなどで惣菜店を運営。百貨店・駅ビルなどに出店し、健康志向・品質重視のサラダやデリが人気です。

業績は苦戦気味。店舗数は増える計画が逆に減っています。既存店はサラダや神戸コロッケ店堅調だが主力RF1など想定以下。賃上げも重なり一転営業減益となっています。

2026年4月期は店舗数横ばいながらも、前期実施のリニューアル効果で客数・単価増で底打ちとなる見通しです。

第12位(8079)正栄食品工業

株価 4,130円(3/31終値)
年間配当金額(予) 60円
配当利回り(予) 1.45%

第12位は、証券コード8079、正栄食品工業です。

正栄食品工業は、製菓・製パン用のナッツやドライフルーツを輸入・販売する食品専門商社。自社ブランド商品も展開し、健康志向の高まりで注目されています。

健康志向で国内の乾果実、ナッツ需要増勢。販促強化で中国国内での販売も伸びています。乳製品、油脂も値上げ浸透。ただし農産物相場や為替相場変動で仕入れ価格上昇。生産効率化でも営業益反落となっています。

ただ株主還元はしっかりで増配は行っています。

第11位(2438)アスカネット

株価 465円(3/31終値)
年間配当金額(予) 7円
配当利回り(予) 1.51%

第11位は、証券コード2438、アスカネットです。

アスカネットは、遺影写真加工サービスや空中ディスプレイなど、画像加工技術を活かした事業を展開。独自の空中映像技術「ASKA3D」に注目が集まっています。

足元の業績は苦戦気味。遺影写真は葬儀社との新規契約増、動画やサイネージも上乗せ。ですが、フォトブックがウェディング中心に想定未満、稼働率低下と原価高も痛く、利益が下振れています。

2026年4月期はディスプレー改善が押し上げる想定です。

第10位(9627)アインホールディングス

株価 5,039円(3/31終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 1.58%

第10位は、証券コード9627、アインホールディングスです。

アインホールディングスは、調剤薬局「アイン薬局」を全国展開。M&Aを活用した店舗拡大を続け、ドラッグストアとの競争力を強化しています。

足元の業績はやや苦戦。フランフラン買収で小売り規模拡大。ですが、柱の薬局が調剤報酬改定と労務費増響き上期大幅減益となりました。DX化や後発薬の調達改善などで下期巻き返すも及ばず。

2026年4月期は薬局の運営効率化で採算良化する見通しです。

第9位(3134)Hamee

株価 1,254円(3/31終値)
年間配当金額(予) 22.5円
配当利回り(予) 1.79%

第9位は、証券コード3134、Hameeです

Hameeは、スマホアクセサリーのEC販売を主力とし、自社ブランド「iFace」が人気。近年はアプリ開発などソフトウェア領域にも注力しています。

業績は絶好調。コマースはiPhone関連順調、コスメ、モニター大幅増。EC支援もEC需要回帰などで単価想定超過となっています

2026年4月期はコスメ、モニター続伸で引き続き好調続く見通しです。

第8位(3843)フリービット

株価 1,552円(3/31終値)
年間配当金額(予) 30円
配当利回り(予) 1.93%

第8位は、証券コード3843、フリービットです。

フリービットは、MVNOやIoTソリューションを提供する通信テック企業。仮想移動体通信基盤を活用したネットインフラサービスに強みがあります。

足元の業績はややイマイチで一服気味。利益柱の集合住宅向けネット接続が拡大。アフィリエイト広告も伸長。ただデータセンター移設など成長投資で営業減益となっています。

2026年4月期は非支配株主への利益流出約10億円がなくなり純益大幅増となり見通しです。

第7位(3031)ラクーンホールディングス

株価 958円(3/31終値)
年間配当金額(予) 22円
配当利回り(予) 2.29%

第7位は、証券コード3031、ラクーンホールディングスです。

ラクーンホールディングスは、中小企業向けのBtoB卸売ECサイト「スーパーデリバリー」を運営。掛け売り決済や与信管理サービスも展開し、流通の効率化を支援しています。

業績は良化しており急改善です。ECは新プラン効果で顧客数増勢、単価安定。売掛債権保証残高高水準。前期集中投入の宣伝費等3割減で営業益急反発となっています。

2026年4月期はEC国内、海外顧客数が増加となる見通しです。

第6位(1766)東建コーポレーション

株価 12,900円(3/31終値)
年間配当金額(予) 330円
配当利回り(予) 2.55%

第6位は、証券コード1766、東建コーポレーションです。

東建コーポレーションは、土地活用を提案する建設・不動産企業。賃貸マンション「ホームメイト」ブランドで管理事業も手がけ、全国で土地オーナー向け提案を実施しています。

足元の業績は良さそうです。建築請負の受注残豊富、完成工事高が伸びています。価格改定奏功し粗利率上昇も想定超。不動産サブリースも管理戸数増に伴い家賃・管理料収入積み上がっています。

2026年4月期も受注残が多く、建築請負が続伸する見通しです。

第5位(2294)柿安本店

株価 3,060円(3/31終値)
年間配当金額(予) 85円
配当利回り(予) 2.77%

第5位は、証券コード2294、柿安本店です。

柿安本店は、高級食材を使った精肉・惣菜・レストラン事業を展開。デパ地下の惣菜ブランドで知名度が高く、和食・洋食レストランも全国展開しています。

足元の業績はやや苦戦気味。総菜、和菓子は新商品や限定商品投入が奏功し堅調だが、精肉の回復が想定より遅め。退店・改装費用が増え営業益横ばいから一転、減益になっています。

2026年4月期は総菜、和菓子既存店は堅調だが、光熱費など負担続く見通しです。

第4位(3361)トーエル

株価 819円(3/31終値)
年間配当金額(予) 23円
配当利回り(予) 2.80%

第4位は、証券コード3361、トーエルです

トーエルは、LPガスの販売と宅配水「アルピナウォーター」を手がける企業。インフラとしての安定供給に強みを持ち、首都圏を中心に展開中。

業績は堅調で、主力のLPガスは需要底堅く販価も上昇し増収。飲料水も宅配需要拡大。システム償却費増を配送効率化でこなし営業増益となっています。

2026年4月期もLPガス、飲料水の需要増勢。物流精度磨き増益維持の見通しです。

第3位(1873)日本ハウスホールディングス

株価 348円(3/31終値)
年間配当金額(予) 11円
配当利回り(予) 3.16%

第3位は、証券コード1873、日本ハウスホールディングスです

日本ハウスホールディングスは、木造注文住宅を主力とする住宅メーカー。国産木材を使用した高品質な住まいづくりにこだわり、省エネ・環境配慮型住宅の普及に取り組んでいます。

主力の注文住宅は高価格帯の苦戦続くが、ローコスト型が健闘。OTA活用が奏功しホテル伸長。工程管理徹底に販管費圧縮も効く。営業益戻り歩調で上向きです。

2026年4月期は注文住宅に復調の兆し。リフォーム続伸。レンタル収納なども着実増の想定となっています。

第2位(9444)トーシンホールディングス

株価 630円(3/31終値)
年間配当金額(予) 20円
配当利回り(予) 3.17%

第2位は、証券コード9444、トーシンホールディングスです

トーシンホールディングスは、携帯ショップの運営を主力とし、auやSoftBankの代理店として展開。ゴルフ場やホテル運営など、多角経営にも注力しています。

業績面はちょい苦戦気味。マンション入居率向上で不動産増勢。運営の省人効率化でゴルフ場堅調ですが、主力の携帯販売は販促費増え軟化で営業微減益となっています。

2026年4月期は賃貸物件増の不動産牽引し反発の見通しです。

第1位(8917)ファースト住建

株価 1,095円(3/31終値)
年間配当金額(予) 43円
配当利回り(予) 3.92%

第1位は、証券コード8917、ファースト住建です。

ファースト住建は、関西圏を中心に戸建住宅の建設・販売を行う住宅メーカー。低価格帯の分譲住宅に強みがあり、企画から施工・販売まで自社一貫体制を構築しています。

建売住宅は滞留在庫減少も宅地低水準。ただ注文住宅は大きく躍進して営業益反発。業績は反発して上向いています。

まとめ

  • 第1位 (8917)ファースト住建
  • 第2位 (9444)トーシンホールディングス
  • 第3位 (1873)日本ハウスホールディングス
  • 第4位 (3361)トーエル
  • 第5位 (2294)柿安本店
  • 第6位 (1766)東建コーポレーション
  • 第7位 (3031)ラクーンホールディングス
  • 第8位 (3843)フリービット
  • 第9位 (3134)Hamee
  • 第10位 (9627)アインホールディングス
  • 第11位 (2438)アスカネット
  • 第12位 (8079)正栄食品工業
  • 第13位 (2910)ロック・フィールド
  • 第14位 (2593)伊藤園
  • 第15位 (5971)共和工業所

以上が、【高配当銘柄】2025年4月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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