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はじめに

当記事は、2025年3月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2025年3月4日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2025年3月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(6210)東洋機械金属

株価 643円(3/4終値)
年間配当金額(予) 35円
配当利回り(予) 5.44%

第15位は、証券コード6210、東洋機械金属です。

東洋機械金属株式会社は、精密機械メーカーとして、射出成形機、光ディスク成形機、ダイカストマシンの開発・提供を行っています。これらの製品は、自動車、家電、情報通信など多岐にわたる産業分野で使用されています。

業績は苦戦気味。国内は射出成形機が上向いて、ダイカストマシンが堅調。ただし、海外は中国の自動車関連や米欧の生活関連が想定超に需要低迷。数量減で操業度悪化し一転、営業赤字拡大となっています。

第14位(8137)サンワテクノス

株価 2,162円(3/4終値)
年間配当金額(予) 120円
配当利回り(予) 5.55%

第14位は、証券コード8137、サンワテクノスです。

サンワテクノス株式会社は、産業用エレクトロニクス・メカトロニクス関連の装置・機器・部品の販売を行う技術商社です。産業機器や電子部品、FAシステムなど、多岐にわたる商品を取り扱い、国内外の製造業を支援しています。

業績は足元やや苦戦気味で全体的に低迷気味。今後の切り返しを期待。

第13位(5445)東京鐵鋼

株価 6,030円(3/4終値)
年間配当金額(予) 335円
配当利回り(予) 5.55%

第13位は、証券コード5445、東京鐵鋼です。

東京鐵鋼は、建設用棒鋼を主力とする国内中堅の電炉メーカーです。特に、表面がネジ状に加工された「ネジテツコン」は、専用の継手を使用することで鉄筋接合時のガス圧縮が不要となり、建設現場の省力化や工期短縮を実現しています。この製品は超高層建築を手掛けるゼネコンからの需要が強く、国内首位のシェアを誇ります。

足元の業績は好調。棒鋼が大型案件貢献し拡大、販価は高水準維持。つれて継ぎ手など関連部品が想定超の好調となっています。

第12位(5451)淀川製鋼所

株価 5,980円(3/4終値)
年間配当金額(予) 333円
配当利回り(予) 5.56%

第12位は、証券コード5451、淀川製鋼所です。

淀川製鋼所は、鉄鋼製品の製造・販売を行う企業で、特に表面処理鋼板や建材製品に強みを持っています。高い技術力と品質で評価され、国内外の建設業界や家電メーカーと取引があります。近年は、環境対応製品の開発や海外展開を積極的に進めています。

業績は横ばい。海外は台湾好調も中国は競争激化で低調となっています。

第11位(167A)リョーサン菱洋ホールディングス

株価 2,500円(3/4終値)
年間配当金額(予) 140円
配当利回り(予) 5.60%

第11位は、証券コード167A、リョーサン菱洋ホールディングスです。

リョーサン菱洋ホールディングスは独立系半導体商社の大手です。24年リョーサンと菱洋エレクトロが統合。マイコンやCPU・GPUに強みがあります。

足元の業績はやや軟調で、デバイスは車載用途で想定より苦戦気味。ソリューションは蓄電関連貢献も好採算案件が減少。のれん償却もあり営業益下振れとなっています。

第10位(5949)ユニプレス

株価 1,066円(3/4終値)
年間配当金額(予) 60円
配当利回り(予) 5.62%

第10位は、証券コード5949、ユニプレスです。

ユニプレス株式会社は、自動車部品のプレス加工を専門とするメーカーです。軽量化技術に強みを持ち、車体部品やトランスミッション部品などを製造しています。近年は、電動車両向けの部品開発にも注力しています。

円安追い風で北米続伸。合理化進み欧州黒字化となっていますが、日産車不振で中国や国内の苦戦が想定超。業績苦戦しています。

第9位(9101)日本郵船

株価 5,341円(3/4終値)
年間配当金額(予) 310円
配当利回り(予) 5.80%

第9位は、証券コード9101、日本郵船です。

日本郵船は、総合物流企業として海運業を中心に事業を展開しています。コンテナ船、ばら積み船、タンカーなど多様な船舶を運航し、国際物流を支えています。また、航空運送や物流倉庫事業なども手掛けています。

近年は、環境負荷低減のための技術開発やデジタル化推進に注力しています。

業績は上向き。自動車船の輸送需要が強く、円安押し上げて営業益反発となっています。

第8位(7343)ブロードマインド

株価 1,365円(3/4終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 5.86%

第8位は、証券コード7343、ブロードマインドです。

ブロードマインドは、金融商品の仲介やコンサルティングサービスを提供する企業です。保険や証券、住宅ローンなど多岐にわたる商品ラインナップを持ち、顧客のライフプランに合わせた提案を行っています。

近年は、オンライン相談サービスの拡充やデジタルマーケティングの強化に取り組んでいます。

業績は良好。資産運用ニーズの高まりで、外貨建ての一時払い終身保険や変額保険の販売が伸びています。営業人員の増加やオフィス移転に伴う販管費の増加と特損をこなして、営業益、純益ともに増益。

2026年3月期は貯蓄性保険の販売を伸ばして営業益拡大の見通し。

第7位(8219)青山商事

株価 2,156円(3/4終値)
年間配当金額(予) 127円
配当利回り(予) 5.89%

第7位は、証券コード8219、青山商事です。

青山商事は、紳士服の専門店「洋服の青山」を全国展開する企業です。ビジネスウェアからカジュアルウェアまで幅広い商品を取り扱い、品質と価格のバランスで支持を得ています。

近年は、オンライン販売の強化や女性向け商品の拡充にも注力しています。

業績は良好。既存店は下期軸にオーダースーツを伸ばしており、値上げと原価低減で粗利率も回復しています。人件費増をこなして営業増益幅拡大です。

第6位(2497)ユナイテッド

株価 806円(3/4終値)
年間配当金額(予) 48円
配当利回り(予) 5.95%

第6位は、証券コード2497、ユナイテッドです。

ユナイテッドは、投資事業が収益柱の会社となっています。保有していたメルカリ株の売却益を毎期計上。プログラミング教育、ネット広告等も手掛けています。

業績は苦戦気味ですが、その中で減益幅は縮小傾向にあったりと上向いてはきています。人材仲介は先行負担が続いており、投資事業は期初集中で収益柱のメルカリ株売却益が急減。

ただし出資先のdelyが上場したことに伴う売却で営業減益幅は縮小となっています。

第5位(9104)商船三井

株価 5,595円(3/4終値)
年間配当金額(予) 340円
配当利回り(予) 6.07%

第5位は、証券コード9104、商船三井です。

商船三井は、日本を代表する海運会社の一つで、コンテナ船やタンカーなど多様な船舶を運航しています。グローバルな物流ネットワークを構築し、国際貿易を支えています。

近年は、環境対応型船舶の導入やデジタル技術の活用に取り組んでいます。

業績は上向き。ばら積み船は市況悪化に運航費用増で厳しいですが、自動車船、油送船は堅調。円安の後押しもあり、経常益は膨らんでいます。

第4位(6419)マースグループホールディングス

株価 3,180円(3/4終値)
年間配当金額(予) 195円
配当利回り(予) 6.13%

第4位は、証券コード6419、マースグループホールディングスです。

マースグループホールディングスは、アミューズメント機器の製造・販売を手掛ける企業です。パチンコ・パチスロ関連機器の開発で高いシェアを持ち、業界内での存在感があります。

近年は、海外市場への展開や新たなエンターテインメント分野への参入を模索しています。

業績は良好。ホテル・飲食は単価増が効いて黒字化。柱のカード・紙幣搬送システムは改刷対応で上期に特需もありました。人件費増でも増益保っておりしっかりとなっています。

第3位(7296)エフ・シー・シー

株価 3,180円(3/4終値)
年間配当金額(予) 202円
配当利回り(予) 6.35%

第3位は、証券コード7296、エフ・シー・シーです。

エフ・シー・シーは、自動車用クラッチの専門メーカーとして知られています。独自の技術力で高性能な製品を提供し、国内外の自動車メーカーと取引があります。

近年は、電動車両向けの新製品開発にも注力しています。

業績は絶好調で、価格転嫁や円安の効果が出ています。過去最高益となっており、上場20年の記念配を出したりもしています。

第2位(3205)ダイドーリミテッド

株価 1,196円(3/4終値)
年間配当金額(予) 100円
配当利回り(予) 8.36%

第2位は、証券コード3205、ダイドーリミテッドです。

ダイドーリミテッドは、繊維製品の製造・販売を行う企業で、特にアパレル向けの生地供給に強みを持っています。高品質な素材とデザイン性で評価されており、国内外のブランドと取引があります。

近年は、環境に配慮したエコ素材の開発にも取り組んでいます。

不動産賃貸が好調。アパレルは訪日客需要増でこちらも悪くないですが、海外の子会社苦戦で一転営業赤字となっています。

第1位(4310)ドリームインキュベータ

株価 3,980円(3/4終値)
年間配当金額(予) 423円
配当利回り(予) 10.62%

第1位は、証券コード4310、ドリームインキュベータです。

ドリームインキュベータは、戦略コンサルティングとベンチャーキャピタル事業を展開する企業です。新興企業への投資や育成を通じて、イノベーションの創出を支援しています。

近年は、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連のプロジェクトにも注力しています。

足元の業績は苦戦気味。投資事業は株売却発生で一転黒字化。ただし大型案件終了で事業開発等コンサルが想定以下となり下ぶれています。

まとめ

  • 第1位 (4310)ドリームインキュベータ
  • 第2位 (3205)ダイドーリミテッド
  • 第3位 (7296)エフ・シー・シー
  • 第4位 (6419)マースグループホールディングス
  • 第5位 (9104)商船三井
  • 第6位 (2497)ユナイテッド
  • 第7位 (8219)青山商事
  • 第8位 (7343)ブロードマインド
  • 第9位 (9101)日本郵船
  • 第10位 (5949)ユニプレス
  • 第11位 (167A)リョーサン菱洋ホールディングス
  • 第12位 (5451)淀川製鋼所
  • 第13位 (5445)東京鐵鋼
  • 第14位 (8137)サンワテクノス
  • 第15位 (6210)東洋機械金属

以上が、【高配当銘柄】2025年3月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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