概要
三井海洋開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:香西勇治)は、北欧最大のエネルギー企業である Equinor ASA(以下「エクイノール社」、本社:ノルウェー・スタヴァンゲル)より、ブラジル沖合 Bacalhau(バカリャウ、旧 Carcará(カラカラ))鉱区向け FPSO (Floating Production, Storage & Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)を受注しました。
本 FPSO は、エクイノール社(40%)がオペレーターを務め、ExxonMobil 社(40%)、Petrogal Brasil 社(20%)と共同保有する、BM-S-8 ブロック内に位置するバカリャウ鉱区の開発プロジェクトに用いられます。Santos(サントス)海盆内のバカリャウ鉱区は、海底下約 5,000m のプレソルト層(岩塩層直下の層)にある海底油田の一部です。
バカリャウ鉱区向け FPSO については、2018 年 12 月から当社を含む 2 社が Pre-FEED(Pre-Front EndEngineering Design:概念設計)業務を遂行しました。最終的には当社の設計の技術的優位性及び経済性が評価され、この度、当社とエクイノール社の間で実基に係る売買契約が締結される結果となりました。