概要
当社は、本日開催の取締役会において、当社の特定子会社である豊栄建設株式会社(以下、「豊栄建設」といいます。)の全株式をエンデバー・ユナイテッド株式会社(以下、「エンデバー・ユナイテッド」といいます。)を無限責任組合員とするエンデバー・ユナイテッド2号投資事業有限責任組合に譲渡することについて決議し、株式譲渡契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1. 株式譲渡の理由
豊栄建設株式会社は、「チャレンジ999 シリーズ」に代表されるオリジナリティの高い戸建て注文住宅事業を展開し、札幌のトップ企業としての実績と認知度を誇っております。
2017 年 1 月の子会社化以来、豊栄建設の戸建て事業を、北海道から東北、そして広く首都圏まで展開するべく拡大に取り組んでまいりましたが、一方で地域性が強い事業でもあることから、戦略の実現のためには競合を圧倒的に凌駕するヒト・モノ・カネの投下が肝要となります。このような状況の中で、まず北海道で名実ともにトップ企業となるべく、ともに歩むことのできるパートナーの下で事業成長を目指すべきとの結論にいたりました。
新たなパートナーとなるエンデバー・ユナイテッドは、我が国のプライベート・エクイティ・ファンドの草分けであり、同社グループがこれまでに組成したファンドは11 本に上り、累計投資金額は約2,600億円に達しております。同社グループの特筆すべき点は、住宅・建築業界への投資実績であり、昨年 6 月には帯広に本社をおく株式会社ロゴスホーム(以下、「ロゴスホーム」といいます。)への投資を行っております。このロゴスホームと協働することで、帯広と札幌の地域補完のみならず、ロゴスホームがフィリピンに持つオフショア設計拠点の共同利用や新商品の共同開発、相互の拠点の共同利用等無数のシナジーが生まれ、豊栄建設のさらなる成長に資すると考えたことが売却先の選定理由となります。