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はじめに

当記事は、2025年5月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2025年4月28日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2025年5月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(6150)タケダ機械

株価 3,340円(4/28終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 2.39%

第15位は、証券コード6150、タケダ機械です。

タケダ機械は、鉄骨加工機械や建設用機械を製造・販売する機械メーカー。建設・インフラ需要を背景に、耐久性・高効率な製品開発を進めています。

業績は足元やや苦戦気味。建設市場の資材高騰、人手不足で工期延伸傾向。形鋼加工の出荷が伸び悩んでいます。25年度ものづくり補助金で中小向けは回復基調ですが、材料価格は高止まりしており、これらが響いて営業減益となっています。

2026年5月期は国土強靭化などで形鋼加工が伸長する見通しです。

第14位(3160)大光

株価 584円(4/28終値)
年間配当金額(予) 14円
配当利回り(予) 2.39%

第14位は、証券コード3160、大光です。

大光は、業務用食品を外食産業向けに卸す食品商社。中部・関東圏を中心に、業務用スーパー「アミカ」も展開し、外食市場への幅広い対応力を持っています。

足元の業績は苦戦しています。外商の業務用食品は好伸。ただアミカは既存店が販売停滞、人件費や光熱費高補えず低迷が想定超となっています。営業減益幅が拡大。

2026年5月期は外商堅調、アミカも回復軌道に乗る見通しで復活を期待です。

第13位(2678)アスクル

株価 1,521円(4/28終値)
年間配当金額(予) 38円
配当利回り(予) 2.49%

第13位は、証券コード2678、アスクルです。

アスクルは、オフィス用品通販の大手企業。「LOHACO」ブランドで個人向けECにも進出しており、配送スピードの速さに定評があります。

足元の業績はまずまず。好採算のPB商品を積極投下。ただ中小企業の需要が想定以下だったり、ユーザー数減退で前半アスクル下振れ。円安で原価想定超もあったり、賃料増重め。結果として営業益は横ばい止まりとなりました。

2026年5月期は広告宣伝と価格改定奏功し法人向け復調を目指すとのことです。

第12位(3201)日本毛織

株価 1,477円(4/28終値)
年間配当金額(予) 42円
配当利回り(予) 2.84%

第12位は、証券コード3201、日本毛織です。

日本毛織は、羊毛・繊維製品の老舗メーカー。衣料品・産業資材向けに加え、近年は不動産開発事業にも注力し、事業多角化を進めています。

業績は堅調そのもの。衣料繊維は制服が鉄道、官庁用の需要が増加。航空用ひざ掛けや災害用毛布も好調で、課題としていた携帯端末店を縮小して採算改善。しっかり営業増益となっています。

第11位(3297)東武住販

株価 1,249円(4/28終値)
年間配当金額(予) 39円
配当利回り(予) 3.12%

第11位は、証券コード3297、東武住販です。

東武住販は、山口県を地盤に、中古住宅の再生販売を手掛ける不動産会社。リフォーム・リノベーション後に再販売するビジネスモデルに強みがあります。

業績は良好。柱の中古住宅再生販売は改装済み在庫潤沢で、前半想定超。つれて火災保険の新規契約数積み上がっています。不動産仲介は情報収集強化に手数料上限規制緩和を追い風に上振れ。営業増益となっています。

2026年5月期は中古住宅再生販売が伸長続く見通しです。

第10位(3501)SUMINOE

株価 1,252円(4/28終値)
年間配当金額(予) 40円
配当利回り(予) 3.19%

第10位は、証券コード3501、SUMINOEです。

SUMINOEは、インテリア用のカーペット、カーテン、床材などを製造・販売する老舗メーカー。自動車向けの内装材も手掛け、海外展開も進めています。

足元の業績はまずまず。利益柱の自動車内装事業が国内外とも日系車向けの数量減る。輸送費負担も増大。ただ、円安効果に加え、インテリアも含めて価格転嫁の進展で下期に採算改善。通期営業益は横ばい圏です。

2026年5月期は自動車内装で北中米拠点の収益拡大となる見通しです。

第9位(2792)ハニーズホールディングス

株価 1,638円(4/28終値)
年間配当金額(予) 55円
配当利回り(予) 3.35%

第9位は、証券コード2792、ハニーズホールディングスです。

ハニーズホールディングスは、レディースアパレルブランド「Honeys」を中心に、低価格・高品質なカジュアル衣料を展開。全国のショッピングモールを中心に多店舗展開しています。

足元の業績は良好。店舗純増しっかりと拡大傾向で、既存店は客数減でも値上げで客単価上昇。パンツなど販売着実。為替予約で原価上昇に対抗できています。人件費増かわして、営業益は反転増に。

2026年5月期は既存店で定番商品の販売が牽引し、それなり堅調に進む見通しです。

第8位(2168)パソナグループ

株価 2,196円(4/28終値)
年間配当金額(予) 75円
配当利回り(予) 3.41%

第8位は、証券コード2168、パソナグループです。

パソナグループは、人材派遣・人材紹介を主力とする大手総合人材サービス会社。地方創生プロジェクトやBPO事業にも積極展開しています。

そのBPOが新規獲得に遅れ、大型案件縮小を補えず。人材派遣など堅調でも、営業減益幅拡大と足元の業績は癖気味です。

ただ2026年5月期はBPO上向きで利益底打つ見通しとなっています。

第7位(4465)ニイタカ

株価 2,162円(4/28終値)
年間配当金額(予) 80円
配当利回り(予) 3.70%

第7位は、証券コード4465、ニイタカです。

ニイタカは、業務用洗剤や消毒剤、固形燃料などを製造・販売する化学メーカー。飲食業界や医療機関向けに幅広い製品を提供しています。

業績はまずまず。除菌用製剤が底堅く、柱の洗浄剤も飲食や食品スーパー向け伸長。工程見直しも効いて営業益続伸と伸びています。

2026年5月期は洗浄剤が新規開拓で順調増の見通しです。

第6位(7388)FPパートナー

株価 2,458円(4/28終値)
年間配当金額(予) 94円
配当利回り(予) 3.82%

第6位は、証券コード7388、FPパートナーです。

FPパートナーは、来店型保険ショップ「保険のビュッフェ」を展開する独立系保険代理店。FP(ファイナンシャルプランナー)によるコンサルティング営業を強みとしています。

足元の業績はやや苦戦気味でしょうか。外貨建て保険は円安相場を背景に追い風ですが、利益率が高い平準払い商品では販売が鈍化して、手数料収入が伸び悩んでいます。営業体制の見直しに加えて、営業人員の増加や報酬率の引き上げなどで販管費が増加。小幅ながら営業減益となっています。

第5位(2462)ライク

株価 1,493円(4/28終値)
年間配当金額(予) 58円
配当利回り(予) 3.88%

第5位は、証券コード2462、ライクです。

ライクは、人材派遣・人材紹介を主力とする総合人材サービス企業。保育事業や介護事業も展開し、ライフサポート分野にも強みを持っています。

足元の業績はやや苦戦。稼働率は向上傾向ですが、介護の新規開設費が重ため。人材派遣は物流向け等で稼働人員が想定以下。営業益は減益となっています。

2026年5月期は保育は堅調。人材底打ちで上向く想定です。

第4位(9765)オオバ

株価 1,073円(4/28終値)
年間配当金額(予) 42円
配当利回り(予) 3.91%

第4位は、証券コード9765、オオバです。

オオバは、建設コンサルタント会社。土地開発や都市計画、公共事業のコンサルティングを行い、測量や地質調査にも強みを持ちます。

足元の業績は良好。防衛土木や外資参入に伴う産業用地開発、東北の区画整理など目白押し。技術者単価上昇、処遇改善費も吸収して14期連続営業増益。連続増配となっています。

2026年5月期は業務代行収入剥落あるも、防衛土木など増勢続く見通しです。

第3位(8908)毎日コムネット

株価 784円(4/28終値)
年間配当金額(予) 31円
配当利回り(予) 3.95%

第3位は、証券コード8908、毎日コムネットです。

毎日コムネットは、学生向けマンションの開発・運営を中心に、不動産賃貸や管理サービスを提供。学生支援サービスにも注力しています。

業績は絶好調。学生専用マンション・寮の管理戸数は順調に数を増やしており、賃料引き上げも効いています。学生課外活動支援も復調。賃上げや資機材高こなし連続営業増益となっています。

2026年5月期も管理戸数が順調増の見通しで、連続増配も期待ができそうです。

第2位(9216)ビーウィズ

株価 1,675円(4/28終値)
年間配当金額(予) 77円
配当利回り(予) 4.59%

第2位は、証券コード9216、ビーウィズです。

ビーウィズは、コールセンター業務やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを展開。AI・DX領域のソリューション開発にも力を入れています。

同社も足元の業績は苦戦気味です。柱のコールセンター・BPOは企業の契約意思決定遅れ製造業向け受注想定以下。システム外販の契約数伸ばしても補えず、一転営業減益となっています

2026年5月期はコールセンター・BPOが地方電力深耕で挽回予定です。

第1位(1419)タマホーム

株価 4,000円(4/28終値)
年間配当金額(予) 195円
配当利回り(予) 4.87%

第1位は、証券コード1419、タマホームです。

タマホームは、戸建住宅の建設・販売を手掛ける住宅メーカー。低価格で品質の高い住宅を提供することを強みとし、土地取得から施工、販売まで自社で一貫管理しています。

足元の業績はやや苦戦気味。建築費等が高騰。柱の注文住宅は価格転嫁による受注減もあり販売棟数減が想定超、工期長期化も響いて、営業益は減益となっています。

2026年5月期は注文住宅の販売棟数上向くが、まだまだ回復途上といった具合です。

まとめ

  • 第1位 (1419)タマホーム
  • 第2位 (9216)ビーウィズ
  • 第3位 (8908)毎日コムネット
  • 第4位 (9765)オオバ
  • 第5位 (2462)ライク
  • 第6位 (7388)FPパートナー
  • 第7位 (4465)ニイタカ
  • 第8位 (2168)パソナグループ
  • 第9位 (2792)ハニーズホールディングス
  • 第10位 (3501)SUMINOE
  • 第11位 (3297)東武住販
  • 第12位 (3201)日本毛織
  • 第13位 (2678)アスクル
  • 第14位 (3160)大光
  • 第15位 (6150)タケダ機械

以上が、【高配当銘柄】2025年5月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、当チャンネル(ZAi探の解説動画チャンネル)で提供する情報は、特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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