概要
株式会社シノプス(本社:大阪府大阪市、代表取締役:南谷洋志、以下「当社」)とeBASE(イーベース)株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:常包浩司、以下「eBASE社」)は、小売業の食品ロス削減・店舗作業の効率化を目的として、業務提携することをお知らせいたします。
<業務提携に至る背景>
現在、小売業は深刻な人手不足に悩まされており、多くの企業がセルフレジやAIの導入を検討しております。さらに2019年10月に施行された食品ロス削減推進法に加えて、食品表示法の経過措置期間が2020年3月末に迫っており、非常に厳しい経営環境となっております。
当社では、需要予測型自動発注システム「sinops-R」を導入していただいたお客様の「発注に関する業務」を最大で10分の1にすることで、人手不足の解消に貢献しております。また、賞味期限が短い日配食品から高価格かつ低回転率(月に数個しか売れない)商品といった幅広い範囲で高精度な需要予測を提供することで、値引ロス・廃棄ロスを9.4%削減するなど、食品ロス削減にも効果を上げてまいりました。
一方、eBASE社は、様々な業界向け(食品・日雑・医薬・家電・住宅・工具等)の「商品情報交換データベースパッケージソフトウェア事業」を展開しています。また、2018年からは、新しい事業領域として「商品情報のコンテンツプロバイダー(データ販売・流通)事業」であるクラウドデータプールサービス「商材えびす」の積極活用にも取り組んでいます。
今回の業務提携により、eBASE社が持つ正確な商品情報を「sinops-R」と連携させることで需要予測の精度をさらに向上させ、小売業の食品ロス削減効果の向上・小売業の業務効率化を目指します。