AGC|中期経営計画の進捗状況と更なる成長に向けた取り組みについて

概要

AGC株式会社(本社:東京、社長:島村琢哉)は、2018 年 2 月に策定した中期経営計画 AGCplus-2020 の進捗状況および更なる成長に向けた取り組みについて、以下の通りお知らせいたします。

1.中期経営計画 AGC plus-2020 の進捗状況
当社は「2025 年のありたい姿」とその実現のための長期経営戦略を以下の通り定めています

2018 年~2020 年までの 3 か年を「2025 年のありたい姿 実現のための礎を築く期間」と位置付け、2018 年 2 月に AGC plus-2020 を策定し、主要課題を以下の通り定めました。

AGC plus-2020 の主要課題
 市況変動に強い高付加価値事業を伸ばす
 戦略事業の成長戦略を推進する
 成長地域・勝てる地域へ経営資源を集中する
 戦略的なM&Aにより持続的成長を図る

中期経営計画 AGC plus-2020 の 2 年目にあたる 2019 年は、世界的な景気減速の影響を受けたものの、各部門で主要課題に則した事業運営を行った結果、売上高は 1 兆 5,180 億円と前年度1 兆 5,229 億円に対してほぼ横ばいとなりました。営業利益は製品市況の悪化や生産トラブルの影響などにより、1,016 億円と前年度 1,206 億円に対して減益となりましたが、戦略事業は順調に拡大しています。一方、北米自動車用ガラス事業における減損損失計上などに伴い、その他収支が悪化したことにより、親会社の所有者に帰属する当期純利益は 444 億円と前年度 896 億円に対して減益となり、ROE は 3.9%と前年度 7.7%から悪化しました。

また将来の成長に向け、自動車用ガラスアンテナ開発拠点の新設(欧州)や大型・複雑形状の車載用カバーガラス製造拠点の新設(中国)、EUV 露光用フォトマスクブランクス供給体制の増強(日本)、バイオ医薬品生産能力の増強(米国、欧州)等の投資および、米国 Taconic 社の Advanced Dielectric 部門グローバルオペレーションの買収を決定・実施しました。

中期経営計画 AGC plus-2020 の最終年度となる 2020 年は、世界的な景気減速の影響などにより、営業利益および ROE は当初目標に対して未達となりますが、D/E 比率 0.5 以下を維持しながら積極的な投資を実施したことにより、戦略事業は引き続き成長する見込みです。またこれまでに実施した投資の効果発現などにより増益基調に戻すともに、引き続き将来の成長実現のため
の投資を積極的に行います。

AGC【5201】の情報

IR情報

5201-20200205
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