概要
2020 年1月 20 日に前田道路株式会社(以下「前田道路」といいます。)が「前田建設工業株式会社が保有する当社株式の取得及び資本関係解消提案に関するお知らせ」にて公表しましたとおり、当社は、当社が保有する前田道路の普通株式 20,460,000 株の全てについて、前田道路が自己株式として取得する旨の提案を受けました。これを受け、当社として真摯に検討及び議論を重ねてまいりました。その結果、当社は、前田道路の提案のように前田道路と当社との間の資本関係を解消するのではなく、むしろ当社及び当社の完全子会社である前田総合インフラ株式会社(以下、当社と併せて「当社ら」といいます。)が 2020 年1月 20 日に公表した「前田道路株式会社株式(証券コード:1883)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」(同プレスリリース記載に係る公開買付けを「本公開買付け」といいます。)に記載のとおり、当社らが前田道路の株式の過半を取得することによりグループとしての一体感を高め、これまで前田道路及び当社が培ってきた高い技術力、強い購買力、蓄積されてきた顧客資産などの経営資源を共有し、有効かつ効率的に活用することで、道路、空港、上下水道、MICE 施設といった様々なインフラに関わる上流から下流までのすべての領域に事業領域を拡大し、幅広く、着実に高収益を上げ続ける「総合インフラサービス企業グループ」へ昇華することが前田道路及び当社の企業価値の向上にとって望ましいと、あらためて考えるに至りました。
よって本日、前田道路に対し上記の回答を行っておりますので、お知らせいたします。
前田道路におかれましては、本公開買付けの実施にご理解いただき、是非とも本公開買付けにご賛同いただきたいと考えております。つきましては、本公開買付けの目的、意義等についてご理解いただけるよう、継続的に前田道路との協議の機会を設けていく所存です。