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目次
- 1 はじめに
- 2 第15位(7427)エコートレーディング
- 3 第14位(5018)MORESCO
- 4 第13位(5271)トーヨーアサノ
- 5 第12位(3045)カワサキ
- 6 第11位(2927)AFC-HDアムスライフサイエンス
- 7 第10位(2292)S Foods
- 8 第9位(7811)中本パックス
- 9 第8位(8125)ワキタ
- 10 第7位(9275)ナルミヤ・インターナショナル
- 11 第6位(8016)オンワードホールディングス
- 12 第5位(2379)ディップ
- 13 第4位(8011)三陽商会
- 14 第3位(8008)4℃ホールディングス
- 15 第2位(3548)バロックジャパンリミテッド
- 16 第1位(3608)TSIホールディングス
- 17 まとめ
はじめに
当記事は、2025年2月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。
一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。
各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。
なお、当ランキング作成にあたり、株価は2025年2月4日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。
では早速、2025年2月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。
高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。
第15位(7427)エコートレーディング
株価 | 849円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 30円 |
配当利回り(予) | 3.53% |
第15位は、証券コード7427、エコートレーディングです。
エコートレーディングはペット用品やペットフードの卸大手の会社です。ペットビジネスの専門学校も持ちます。
業績は足元やや苦戦気味でしょうか。ペットフード、用品は猫向け主体に増勢鈍化。競争激化で販価が下落しており、後半に販価是正を進めましたが及ばず。一転営業減益に減額となりました。
2026年2月期は新商品投入で需要喚起して反発の見通しです。
第14位(5018)MORESCO
株価 | 1,272円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 45円 |
配当利回り(予) | 3.53% |
第14位は、証券コード5018、MORESCOです。
MORESCOは独立系の化学品メーカーです。自動車向けなど特殊潤滑油、合成潤滑油、素材、ホットメルトの4本柱となります。
足元の業績は好調。ホットメルトが足踏みながら、米中で少量塗布型離型剤が順調増。切削油剤も伸びています。不振続いたHD表面潤滑剤は主要客の需要回復。原材料費増吸収して営業益好伸となっています。
2026年2月期は自動車用途中心に堅調推移で増益基調の想定です。
第13位(5271)トーヨーアサノ
株価 | 2,361円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 85円 |
配当利回り(予) | 3.60% |
第13位は、証券コード5271、トーヨーアサノです。
トーヨーアサノはコンクリ2次製品の中堅の会社です。主力は中低層ビル用高支持力パイル。2023年にセグメント子会社譲渡しました。
足元の業績は苦戦気味。パイル販売は後半にかけ持ち直しますが、想定以上に案件の後ずれが発生。原材料費上昇などによる採算低下や人件費増で営業減益となっています。
2026年2月期は需要が横ばいでも、新工法の寄与見込むということで切り返しに期待です。
第12位(3045)カワサキ
株価 | 1,385円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 50円 |
配当利回り(予) | 3.61% |
第12位は、証券コード3045、カワサキです。
カワサキは独製シェニール織物の高級ハンカチ等を輸入販売している会社です。太陽光発電含む賃貸・倉庫事業が利益柱となります。
業績はやや上向きです。主力の賃貸倉庫は稼働率好調ながら新規物件一段落で上積み小さめ。服飾も百貨店や専門店の販売が依然厳しく、通販等で補うが縮小基調ではあります。しかしホテルは大規模改修終了で営業正常化。単価改善や万博需要で採算改善しています。
小幅営業増益ということで悪くないでしょう。
第11位(2927)AFC-HDアムスライフサイエンス
株価 | 869円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 32円 |
配当利回り(予) | 3.68% |
第11位は、証券コード2927、AFC-HDアムスライフサイエンスです。
AFC-HDアムスライフサイエンスは健康食品の受託製造が主の会社です。後発品薬、漢方等も手掛けます。自社製品を店舗等で販売。百貨店さいか屋を買収して話題にもなりました。
足元の業績はトータル順調そうです。OEMは機能性表示食品の需要減速が懸念。また海外は前年好調の美容商材が反動減となっています。ただし、医薬品は漢方好調に加えて、薬価上昇が通期寄与。
百貨店堅調、飲食も黒字化して、不動産や観光も改善進み営業益続伸となっています。
第10位(2292)S Foods
株価 | 2,388円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 89円 |
配当利回り(予) | 3.72% |
第10位は、証券コード2292、S Foodsです。
S Foodsは牛肉、内臓肉輸入の先駆け的な会社です。加工品は『こてっちゃん』が主力で、食肉小売り・外食も手掛けています。米国に自社工場を持ちます。
そんな同社ですが、足元の業績は苦戦気味です。食肉製造・卸は国産牛肉・豚肉が増勢。ただし輸入牛肉の原価高が想定超に。外食事業も採算悪化して、減益幅拡大となりました。
2026年2月期は外食や小売り向け増で輸入牛肉上向く見通し。
第9位(7811)中本パックス
株価 | 1,715円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 66円 |
配当利回り(予) | 3.84% |
第9位は、証券コード7811、中本パックスです。
中本パックスはグラビア印刷を軸にラミネート、コーティング事業を展開している会社です。食品包装、IT・工業材、医療に強みがあります。
こちらも業績は良好です。期初に子会社化のMICS化学が利益貢献。電子部品向け材料が需要の先食いもありますが、上期に想定超えの伸びを見せました。流石に下期減速を見込んでも会社営業益を上回るということで好調。
来季は冷凍食品好調が持続して、環境対応材料上乗せ等で伸びる想定です。
第8位(8125)ワキタ
株価 | 1,791円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 70円 |
配当利回り(予) | 3.90% |
第8位は、証券コード8125、ワキタです。
ワキタは大阪本拠の機械商社です。土木建設機械の販売・レンタルが主力。小型機の製造も。不動産事業も併営しています。
足元の業績は好調。柱の建機はレンタル増。単価改善やICT関連拡大で新規出店費を補います。商事も介護機器レンタルが伸びており、不動産は前期の物件売却剥落ながら保有物件の稼働率が高水準。営業増益で増配となっています。
2026年2月期は買収会社が通期化、建機需要も拡大続きます。
第7位(9275)ナルミヤ・インターナショナル
株価 | 1,293円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 53円 |
配当利回り(予) | 4.09% |
第7位は、証券コード9275、ナルミヤ・インターナショナルです。
ナルミヤ・インターナショナルは子供服の企画販売SPAになります。SC向け『プティマイン』などを展開。2022年にアパレルのワールドが子会社化しました。
こちらも足元の業績は絶好調です。KP社連結化で純増70店と店舗数もハイペースに伸ばしています。既存店は中価格帯SCブランド『プティマイン』を軸に客数が増加。値引き抑制して粗利率も改善。人件費増吸収して、営業益続伸となっています。
2026年2月期はSCブランドの集客が牽引。増配となる見通しです。
第6位(8016)オンワードホールディングス
株価 | 608円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 26円 |
配当利回り(予) | 4.27% |
第6位は、証券コード8016、オンワードホールディングスです。
オンワードホールディングスはアパレルメーカーの大手です。『23区』『自由区』など、中高価格帯ブランドが軸となります。百貨店向け中心に展開しています。
足元の業績は好調。ウィゴーの下期売上が100億円上乗せ。国内既存店は商品取り寄せ・試着サービス効果で堅調となっています。またECも着実増で進んでおり、店舗経費効率化も進んでいます。
26年2月期はアパレル堅調、コスメも順調となる見通しです。
第5位(2379)ディップ
株価 | 2,216円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 95円 |
配当利回り(予) | 4.28% |
第5位は、証券コード2379、ディップです。
ディップはアルバイトの『バイトル』等、ネット特化で求人情報の提供をしている会社です。AI・RPAなどDX事業を育成中となります。『バイトル』など人材サービスがなお需要拡大で、同分野でのシェアを広げています。
足元の業績は良好。DX事業は契約社数増。人件費抑制も効いて、連続営業増益となっています。
26年2月期は人材サービスが続伸、アプリ新投入でDXも上積める想定です。
第4位(8011)三陽商会
株価 | 2,978円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 129円 |
配当利回り(予) | 4.33% |
第4位は、証券コード8011、三陽商会です。
三陽商会はアパレル大手企業です。百貨店が主戦場。『マッキントッシュロンドン』などのブランドを持ちます。
足元の業績は良好で増勢。自社ECは微増程度ですが、実店舗は冬商戦で主力のコート等が商品改良が効いて伸びています。旧品在庫減少で正価販売進み粗利率が上昇。人件費増こなして営業増益となりました。
26年2月期は百貨店軸に好調続く見通しです。
第3位(8008)4℃ホールディングス
株価 | 1,877円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 83円 |
配当利回り(予) | 4.42% |
第3位は、証券コード8008、4℃ホールディングスです。
4℃ホールディングスはジュエリーブランド「4℃」を展開している会社です。ほか実用・カジュアル衣料製造や小売り、中古高級腕時計販売も行っています。
そんな同社の業績はまずまずでしょうか。アパレルは全体的に堅調。ジュエリーは需要期の下期軸に既存店が持ち直し、原材料高は販価で対応。不採算店退店も寄与しています。
26年2月期は買収した腕時計販売が上乗せ。アパレル、ジュエリーは着実増の見通しです。
第2位(3548)バロックジャパンリミテッド
株価 | 786円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 38円 |
配当利回り(予) | 4.83% |
第2位は、証券コード3548、バロックジャパンリミテッドです。
バロックジャパンリミテッドは『MOUSSY』など若年女性向け衣料のSPAです。店員の接客に強みがあり、中国や米国ほか海外にも展開しています。
業績はやや下向き。国内店舗数は減少傾向にあり、既存店は柱のSCブランドの集客減で後退。在庫評価損が重たく粗利率が悪化。営業減益幅が広がっています。
26年2月期は店舗数横ばい前提で、客数の回復は鈍めを想定です。
第1位(3608)TSIホールディングス
株価 | 1,279円(2/4終値) |
年間配当金額(予) | 65円 |
配当利回り(予) | 5.08% |
第1位は、証券コード3608、TSIホールディングスです。
TSIホールディングスはアパレル大手の会社です。東京スタイルとサンエーが経営統合。ゴルフウェアや『ナノ・ユニバース』が主力となります。
そんな同社は業績はやや上向き。少し前はゴルフウェア等のセールで粗利が低下。しかし下期は在庫適正化で正価販売が増えて採算が改善。販促費減もあり、営業益は上向いています。
26年2月期は仕入れ先集約で原価低減、販促費圧縮も続く見通しです。
まとめ
- 第1位(3608)TSIホールディングス
- 第2位(3548)バロックジャパンリミテッド
- 第3位(8008)4℃ホールディングス
- 第4位(8011)三陽商会
- 第5位(2379)ディップ
- 第6位(8016)オンワードホールディングス
- 第7位(9275)ナルミヤ・インターナショナル
- 第8位(8125)ワキタ
- 第9位(7811)中本パックス
- 第10位(2292)S Foods
- 第11位(2927)AFC-HDアムスライフサイエンス
- 第12位(3045)カワサキ
- 第13位(5271)トーヨーアサノ
- 第14位(5018)MORESCO
- 第15位(7427)エコートレーディング
以上が、【高配当銘柄】2025年2月権利確定の配当利回りランキングになります。
なお、当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。
投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。