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はじめに

当記事は、2024年11月に権利が確定する高配当銘柄の配当利回りランキングです。

一般的に、配当利回りは4%以上=高配当銘柄とされている節がありますが、該当しない場合は基準を下げての選出となっています。

各銘柄それぞれ、株価、年間配当金額、配当利回りと、簡単に事業・業績など一言会社紹介を添えています。

なお、当ランキング作成にあたり、株価は2024年11月1日終値での算出となっており、1株あたりの配当金(年間配当金額)・および配当利回りは予想ベースとなっています。

では早速、2024年11月権利確定の配当利回りランキングを紹介していきます。

高配当銘柄探しにお役立て頂ければ幸いです。

第15位(7965)象印マホービン

株価 1,579円(11/1終値)
年間配当金額(予) 34円
配当利回り(予) 2.15%

第15位は、証券コード7965、象印マホービンです。

象印マホービンは調理用家電・リビング用品の専業大手です。海外生産比率が5割超。台湾などアジアと北米に強い会社です。

業績は良好で増益が続いています。海外向けは中国や米州で苦戦。ただ国内は柱の調理家電が炊飯器を中心に伸びており、水筒も大容量品が牽引して小幅営業増益となっています。

第14位(6076)アメイズ

株価 1,143円(11/1終値)
年間配当金額(予) 25円
配当利回り(予) 2.18%

第14位は、証券コード6076、アメイズです。

アメイズは九州地盤に郊外・ロードサイド型のビジネスホテル『HOTEL AZ』を運営している会社です。ほかレストランも展開しています。

柱の工事関係者の宿泊が堅調。夏に九州開催の高校総体で特需もあったり、年間通じて週末はイベントなどで稼働率上がるなど事業は好調でした。ただ人件費や清掃費用の負担が重たく小幅な減益と停滞気味です。25年11月期は新店が貢献して営業益反発する見通しです。

第13位(4825)ウェザーニューズ

株価 6,020円(11/1終値)
年間配当金額(予) 140円
配当利回り(予) 2.32%

第13位は、証券コード4825、ウェザーニューズです。

ウェザーニューズは民間気象情報で世界最大手です。交通気象に強みがあり、携帯電話などで配信を行っています。

業績は好調です。個人向け気象情報提供は広告宣伝費増で有料会員数拡大、つれてモバイルサイト広告収入も伸びています。連続最高益を更新中ということで右肩上がりの推移です。

第12位(7501)ティムコ

株価 739円(11/1終値)
年間配当金額(予) 17.5円
配当利回り(予) 2.36%

第12位は、証券コード7501、ティムコです。

ティムコはフィッシング用品の販売卸です。ルアー・フライ中心で、ほかアウトドア用衣料も展開しています。自社開発品比率大きめとなっています。

業績はやや足元苦戦気味です。釣り卸は在庫調整が続いており、アウトドア防寒着は暖冬が打撃。自社EC初期費用に加え、期央までの円安や原材料高で仕入れ値膨らみ一転減益となっています。

第11位(4465)ニイタカ

株価 1,917円(11/1終値)
年間配当金額(予) 52円
配当利回り(予) 2.71%

第11位は、証券コード4465、ニイタカです。

ニイタカは業務用洗剤、洗浄剤、固形燃料の製造、販売の会社です。旅館や外食向けの固形燃料は国内シェア6割以上。

業績は良好となっています。旅館宿泊者が伸び悩み固形燃料横ばい。柱の洗浄剤は外食向け中心に伸長、除菌用製剤底堅いです。乳酸菌発酵の健康サプリも堅調。人件費や物流費、販促費の増加こなして営業増益です。

第10位(3139)ラクト・ジャパン

株価 2,762円(11/1終値)
年間配当金額(予) 76円
配当利回り(予) 2.75%

第10位は、証券コード3139、ラクト・ジャパンです。

ラクト・ジャパンは乳原料でスタートした独立系の食品専門商社です。北米、欧州、豪に拠点があります。東南アジアに自社工場も持ちます。

業績は絶好調で上ぶれ。国内は訪日客増で業務用需要が強く、輸入乳原料の回復やチーズの販売が想定超です。アジア向けチーズ製造販売も外食向け軸に堅調。機能性食品原料も伸びておりしっかり営業増益で最高純益となっています。

第9位(4197)アスマーク

株価 2,596円(11/1終値)
年間配当金額(予) 72円
配当利回り(予) 2.77%

第9位は、証券コード4197、アスマークです。

アスマークは市場調査やマーケティング・リサーチサービスを手掛ける会社です。インタビューによる定性調査に強みがあります。また人事関連向けサービスも展開しています。

業績は堅調。事業は好調で単価も上昇。人事関連も成長しており外注費が削減。営業益を伸ばして初配当を出したりと上向きです。

第8位(9872)北恵

株価 920円(11/1終値)
年間配当金額(予) 28円
配当利回り(予) 3.04%

第8位は、証券コード9872、北恵です。

北恵は関西圏地盤の住宅資材卸の会社です。直販比率が上昇しており、好採算の施工付き販売を拡大しています。

業績はまずまず。住宅向けは外壁・住設など施工付き販売が拡大。商業施設など非住宅向けの需要も掘り起こしています。ただ、人件費や物流費増で営業益横ばい圏。今後は新規取引先開拓して拡販を見込みます。

第7位(7388)FPパートナー

株価 2,930円(11/1終値)
年間配当金額(予) 92円
配当利回り(予) 3.13%

第7位は、証券コード7388、FPパートナーです。

FPパートナーは、生保軸の訪問型乗り合い代理店を展開している会社です。来店型店舗も展開しはじめています。会社が集客、営業社員は募集と分業体制で行います。

成長著しい会社ですが、直近は少し伸び悩んでいます。営業人員の拡充と貯蓄性保険などの販売拡大で手数料収入は伸びています。保険代理店からの契約譲受案件も好調推移。ただ、営業強化に伴う人件費や広告宣伝費などの販管費がかさんでいます。営業益拡大は一服。5年11月期は人件費負担が重く、営業益伸び悩み中です。

第6位(8923)トーセイ

株価 2,378円(11/1終値)
年間配当金額(予) 77円
配当利回り(予) 3.23%

第6位は、証券コード8923、トーセイです。

トーセイは、首都圏のオフィスビルや賃貸住宅の不動産再生が柱の会社です。ファンド運用や不動産開発、ホテルなども手掛けます。

業績は絶好調。牽引役の不動産開発は期初の物流施設売却などが利益を押し上げ。ホテルも想定超で、柱の不動産再生も投資家需要旺盛で底堅い。連続最高純益を更新中です。

第5位(7725)インターアクション

株価 1,050円(11/1終値)
年間配当金額(予) 35円
配当利回り(予) 3.33%

第5位は、証券コード7725、インターアクションです。

インターアクションは、撮像素子CMOSセンサー、CCD検査用光源装置の大手です。環境関連、除振装置、歯車試験機等も手掛けています。

業績は苦戦気味です。主力の光源装置は海外向けが依然不透明。国内向けも受注残多いが新規受注に一服感あります。好採算の瞳モジュール低調。環境関連では排ガス処理装置が反動減で、研究開発費など先行費用も重いです。営業益急落しています。

第4位(8095)アステナホールディングス

株価 513円(11/1終値)
年間配当金額(予) 18円
配当利回り(予) 3.5%

第4位は、証券コード8095、アステナホールディングスです。

アステナホールディングスは医薬品関連の事業を手広くやっている会社です。医薬品等卸から後発薬や表面処理薬の製造など、医薬品開発製造受託等に事業多角化しています。M&Aを積極的に行っている印象。

業績はばっちり。医薬品の開発製造受託は利益伸び小さめながらも医薬事業が好調。化粧品卸等の不採算事業を撤退。化学品も市況好転の効果が出ています。しっかり業績伸ばしており堅調です。

第3位(2734)サーラコーポレーション

株価 824円(11/1終値)
年間配当金額(予) 30円
配当利回り(予) 3.64%

第3位は、証券コード2734、サーラコーポレーションです。

サーラコーポレーションは都市ガス、LPガス、住宅販売、建設工事が柱の会社です。愛知や静岡が地盤です。

足元の業績はそれなり。分譲住宅と輸入車の上期販売数が減速気味。柱のガスはバイオマス発電事業の原価高騰が痛そうです。土木や設備工事は堅調で、ほかもそれなり悪くなさそうで伸びてはいますが増益幅縮小となっています。

第2位(9765)オオバ

株価 1,005円(11/1終値)
年間配当金額(予) 40円
配当利回り(予) 3.98%

第2位は、証券コード9765、オオバです。

オオバは建設コンサル会社です。調査測量や計画設計、区画整理、地理情報システム等が柱となります。民需比率が高く好財務です。

そんな同社は業績良好。自衛隊施設の最適化設計や宮城県の区画整理事業などが貢献。外資進出に伴う産業用地の設計開発も寄与。能登地震の復興本格化。技術者単価上昇して、賃上げ負担などを吸収。営業増益が続いています。

第1位(3454)ファーストブラザーズ

株価 1,120円(11/1終値)
年間配当金額(予) 67円
配当利回り(予) 5.98%

第1位は、証券コード3454、ファーストブラザーズです。

ファーストブラザーズは不動産の自己勘定投資と私募ファンド運用が柱の会社です。商業施設やオフィスビルに加えてホテルを拡充。

業績は足元やや苦戦気味。自己勘定投資は賃貸物件の積み上げで賃収は着実増。ただし売却件数が減ったのと、採算平常化で利益は大きく反落。ホテル運営は内外の観光需要回復効いて改善はしていますが、最終的には営業減益となっています。

まとめ

  • 第1位 (3454)ファーストブラザーズ
  • 第2位 (9765)オオバ
  • 第3位 (8095)アステナホールディングス
  • 第4位 (2734)サーラコーポレーション
  • 第5位 (7388)FPパートナー
  • 第6位 (8923)トーセイ
  • 第7位 (7725)インターアクション
  • 第8位 (9872)北恵
  • 第9位 (4197)アスマーク
  • 第10位 (3139)ラクト・ジャパン
  • 第11位 (4465)ニイタカ
  • 第12位 (4825)ウェザーニューズ
  • 第13位 (7501)ティムコ
  • 第14位 (6076)アメイズ
  • 第15位 (7965)象印マホービン

以上が、【高配当銘柄】2024年11月権利確定の配当利回りランキングになります。

なお、当記事で提供する情報は特定の銘柄を推奨したり、投資勧誘を目的としたものではありません。

投資をする際の最終決定は、必ずご自身の判断で行うようお願いいたします。

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