概要
2.差異の説明
売上高は、計画に比べて宿泊部門が客室単価上昇や販売室数増加により目標値を上回りましたが、宴会部門の宴会婚礼やレストラン部門のレストラン婚礼は、少子化による婚礼市場の縮小や近隣みなとみらい地区の婚礼施設との競争激化により、計画に比べて件数が下回ったため、目標値を 235 百万円下回る結果となりました。
販売費及び一般管理費は、計画に比べて修繕費等が減少したことにより目標値を 43 百万円下回りましたが、売上高の減少を補うまでには至らず、営業利益は目標値を61百万円下回る11百万円の営業損失となりました。インバウンド比率はラグビーW杯日本大会開催などによる訪日外国人の増加に伴い、前事業年度実績の 22%に対し 1pt 上回りましたが、目標値の 25%については 2pt 下回る結果となりました。
以上のことから2021年度を最終年度とする当社3カ年経営計画、新中期経営計画2019の初年度の実績につきましては、当初の計画に対して大幅な未達となり、利益進捗に大きな乖離が発生しました。急激に変化する経営環境の中で、景気動向に左右されやすいホテル業種では中長期的な将来像を描くことは困難であり、慎重な検討を重ねた結果、未達成に終わる挑戦目標ではなく、実現性の高い単年度事業計画により、まずは現状の足固めによる積み上げをしっかりと実行することが重要と判断し、新中期経営計画2019の2020年11月期及び2021年11月期の数値目標を取り下げることといたしました。
なお、基本方針及び基本戦略につきましては、今後も継続して同戦略に基づく施策を進めてまいります。2020年度の数値目標につきましては、以下に再設定いたしました。